目まぐるしく、空模様の変化する一日であった。
ひととき雪が舞った。
その<ひととき>が、 一日に幾度もあった。
終日、蟄居。
折々、立ち上がっては、ガラス窓から、変幻極まりない空模様を眺める。
晴れ間もあった。しかし、また雪に変わるという気まぐれな天気であった。
落日も夕月も諦めていた。
ところ、カーテンを閉めようとして、たまたま見上げた空に、雲隠れしたり、また現れたりするお月さまがあった。
午後、またも、たわいなく傾眠状態に陥りかけたとき、電話の呼び出し音が鳴り、脳がやっと冴えた。
そして、生きた会話を楽しんだ。
ブログを通して、私の日常を察してもらえる友達なので、話題はいろいろ。
会って、コーヒーを飲みつつ話ができれば嬉しいのだが、コロナの感染者数はなかなか減少しない。長い憂鬱なトンネルの中に居続けているような気分である。
夜は頭が冴えてくる。が、昼間、もう少し生き生きと生活できるように、夜更かしはしないことにしている。
眠剤の力を借りれば、何の苦悩もない人間のように、ぐっすり眠れるのはありがたい。