ぶらぶら人生

心の呟き

お餅つき

2013-12-16 | 身辺雑記
 私のお餅好きは、類がないほどだ。
 そのことを知っている山口の友達は、10年来、年末になると、お餅をついてくださる。

 友達や私の都合がうまくかみ合わないときは、自宅でついて、宅配便で送ってくださる。
 今年は今日、友達は遊びがてら、はるばる来宅し、たくさんのお餅(3升分)をついてくださった。
 もちろん私も手伝って。
 出来上がると、直ちにフードサーバーで真空パックし、冷凍庫に保存した。

 この秋買い換えられた餅つき機でつくられたお餅は、今までのものよりさらに、肌理細やかな出来上がりとなった。

             
            つきあがったばかりの艶やかなお餅

 友達のご主人が育てられた新米も、たくさんいただいた。
 心、ポカポカ。

 ただ、非日常の一日は、疲れも残した。
 
 
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それぞれのクリスマス飾り

2013-12-15 | 身辺雑記
 髪の手入れに出かけた。
 その後、駅前のM商店で買い物をし、レストランで食事もした。

 美容院にもレストランにも、師走らしい眺めがあった。
 クリスマス飾りである。
 <今年も残り少なくなったなあ>
 と思いつつ、それぞれの飾りを眺めた。
 来年も、この風景が眺められる保証はない。

 美容室で、<週刊女性>をめくっていたら、帯津良一さん記事に出会った。
 数年前に読んだ、『達者でポックリ』(東洋経済新聞社刊・2008年)の作者である。
 大きな活字の本で、老いの目にはとても読みやすかったことを思い出す。

 (追記 この稿を閉じた後、五木さんとの対談集も読んだはず、と書棚に行ってみた。
     記憶に間違いはなかった。
     帯津良一・五木寛之著『生きる勇気 死ぬ元気』(平凡社刊・2009年)
     さらに帯津良一著『死を生きる』(朝日新聞出版社・2009年)も読んだことを思い出した。)

 週刊誌の記事の見出しには、
「”今日が最期の日”と思いながら生きるようになって、もう7、8年たちます」
 と、ある。
 帯津良一さんは、私より3歳いお若いお医者さま、医学博士である。
 
 私も、ここ数年(兄の死後は特に)、同じ思いで生きている。


                 

     
                          (美容院)

     
                         (Mレストラン)

 レストランには、2種の花も。

     
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二つの届

2013-12-12 | 身辺雑記
 ずいぶん間抜けた話である。

 今日、街へ出かけるついでに、銀行にも行き、今月分の生活費を下してこようと考えた。
 そして、通帳探しが始まったのだった。

 今日に限らず、もの探しは日常的で、認知症の入り口に立っているのではあるまいかと、不安を感じるほどだ。

 ただ、貯金通帳ということになると、またかと、のんびり構えるわけにはゆかない。
 慌てて、銀行に電話した。
 
 「すぐ手を打ちましょうね」
 と、私の心理状態とは異なる、落着いた返事が返った。
 その声の主は、私のよく知る人であった。

 さらに、
 「紛失届を提出していただきますので、印鑑を持参して…」
 とのことであった。

 
 厄介なことになったと思いながら、バッグの中を繰り返し探した。
 毎月、生活費を下さねばならないのだからと、ここ数か月はバッグに入れていたのだが…。
 いくら探しても、やはりバッグの中にはない。
 そのあと、まさか、本来の通帳置き場所に戻したのではあるまいな、と思いつつ、引き出しを開けた。

 驚いたことに、そこに、通帳があったのだ。
 これにはびっくり。
 11月分の生活費を下した後、私は全く無意識に、以前の定位置に戻したらしい。

 呆れてしまった。
 取り急ぎ、通帳が出てきたことを銀行に伝えた。
 「よかったですね」
 と、喜んでもらえた。

 それで万事終わるのかと思ったら、いずれにしても印鑑を持参のうえ、銀行に立ち寄ってくれとのこと。
 がっかりしたが、私のそそっかしさが生んだ失敗だから、仕方ない。

 街に出ると、まっ先に銀行へ行った。
 すると、<紛失届>だけでなく、<発見届>なるものも書かされた。

 呆れながら、呵々大笑!
 老いの日々は、ただ笑い飛ばすしかない、愚かしいことに満ちている。

 帰りのタクシーで、運転手と雑談しているうちに、老境が話題となった。
 私は、失敗の処理をしてきたばかりなので、老いの愚かしさを話した。
 すると、運転手は、私の主張を否定し、老いには、素晴らしい面もある、と力説された。
 何が素晴らしいのか尋ねると、
 「知恵です」
 と、答えられた。

 そうだろうか?
 私自身をふり返ると、どう甘く自己評価しても、知恵が深まったとは言えない。

 ただ、年を重ねなくては見えれない風景のあることだけは確かである。
 それを楽しみながら、老いの日々を重ねるしかない。
 思いもかけぬ自分に、日ごと出会いながら。
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12月の庭 (ヴァグリエのバッグ展)

2013-12-08 | 草花舎の四季
 昨日、今日と、草花舎へ出かけた。
 昨日は、コーヒーをいただき、今、開催中の<ヴァグリエ展>を見た。

 草花舎で開かれる、幾度目の展示会だろう?
 今回は、特にたくさんのバッグやお財布が並んでいる。
 ヴァグリエの特徴は、機能性(使いやすさ)と、どこか垢抜けた美しさである。
 展示会ごとに、バッグや財布を求めてきた。
 その都度、目を奪われる<いいもの>がある。

 以下は、展示されている品々(バッグや財布)の一部。

    

    

    


 私に使われたそうにしている、二つのバッグがあった。
 旅は無理かもしれぬと思う一方、外出や旅を促すバッグたち。
 それは、黒色のトートバッグとシルバーベージュのエコバッグ。(下の写真 左)

 写真右の、可愛い花柄のケースは、デジカメ入れ。
 Yさんからいただいたお土産である。

 いずれも、私の命ある間は、外出や旅の友をし、私を楽しませてくれるだろう。

          


 昨日の花たち(庭や室内の)。 

           

   

   

          

   


 昨日に続いて、今日も草花舎へ。
 ポプラで送金の仕事や買い物をする用もあったので。

 久しぶりにカレーライスをいただく。
 サラダが特に美味しかった。また、デザート(ヨーグルト)の上に乗せられた柚子のジャムも美味。
 後者は、Tちゃんが作られたもの。ジャムを作る過程で、日本酒を加えられている由。味がまろやかである。

     

                 

 コーヒーをいただきながら、Yさんから、<東京造形大の彫刻展>の様子を聞く。
 その折の写真や、舟越桂の作品集を見せてもらった。
 舟越桂さんの彫刻展は、見に行ったことがあるし、本の表紙を飾っているのを眺めたこともある。

 また、色鉛筆画家の吉村芳生さんが亡くなられたという話も聞いた。
 私も、その昔、草花舎で一枚の、花の絵を求めた。
 恩師の長い入院中、殺風景な病室の壁にかけていた。
 その後、あの絵はどうなったのか、記憶が蘇らない。
 間質性肺炎による死だと聞いた。
 享年63歳。若い死である。

 実は、草花舎へ出かける前、シャットダウンしたPCが、完全に消えず、固まった状態になった。
 開けようにも開かず、使用不可になってしまったのだ。
 明日、ソコロシステムズに電話し、見てもらうしかない。
  
 そのことをYさんに伝えた。
 帰ってからも、PCが使えないのだと。
 

 私の落胆ぶりをみて、Yさんは、PCに詳しい、弟のSさんに頼んでみてくださった。
 Sさんは快諾し、夕方、見に来てくださった。
 その道の人の手にかかると、難なく、使えるようになった。
 そそっかしい私が、また何かPCを怒らせたのだろう。

 とにかく、無事使えるようになったおかげで、今晩、このブログの投稿も可能となった。
 ありがたい!

 下の添付写真は、今日の花。山茶花・オキザリス・八つ手の蕾。

     

                 
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墓参の旅 4 (新国立美術館)

2013-12-07 | 旅日記
 29日は、新国立美術館へ。

          
   (今年は美術館の外に出なかったので、内部構造をカメラに収めた)
               

 今開催中の<日展>を見る気は、全くなかった。
 選考のあり方が問題視されたことだけでなく、かつての体験から、作品の多さに辟易の思いが強かった。

 「ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」<印象派を超えて 点描の画家たち>展を見た。
 知らない画家の絵も多かった。

 展示会場を回っているうちに、次第に落ち着かなくなった。
 足の疲れが、我慢ならなくなったのだ。
 右足裏の指の付け根が痛い。
 それをかばっていると、左足まで不調となった。

 とにかく、靴を履き替えたくなった。
 買い求めるしかない。
 
 東京駅に引き返し、大丸の靴売り場に行った。
 店員の説明によると、靴の幅が広すぎるらしい。
 私の履いていたのは、<4E>。
 店員の勧めは、<3E>であった。
 
 それに履き替えて、生き返る思いだった。
 今まで、靴を求めるとき、長さだけに気を使ってきた。
 が、この年になって、幅も考えて靴選びをすることの大切さを知った。

 その後は、痛みを忘れて歩くことができるようになった。
 しかし、体全体に老いを感じる旅であったことは確かである。

 さて、来年はどうなることやら?
 自信と、自信のなさは、半々。
 明日のことは、何一つ分からないのが、人の世である。
 なるようにしかならないと思い定めて、一日一日を歩むしかない。
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墓参の旅 3 (東京スカイツリーと浅草)

2013-12-07 | 旅日記
 27日には、旅の第一目的である、師のお墓参りをした。
 谷中の墓地から、日暮里に引き返すことをせず、上野公園に向かって歩いた。
 その程度の散歩なら、今までは難なくこなせたのに、今年はやや疲れた。
 毎回のならいで、昼食は、国立西洋美術館の<すいれん>でとった。
 適量の洋食がおいしく、ひととき足を休めることもでき、安らぐことができた。

 翌28日は、予定通り、東京スカイツリーへ出かけた。(入場券は、乗車券と一緒に、JTBで予約。)
 滞在中、最も日差しの乏しい日となったのは、残念であった。
 くっきりとした富士山を眺めることはできなかった。
 ただ薄い影を認めることはできた。(写真の左寄りに)

                    

           
           <とうぶばし>から         浅草の浅草寺近くから        

   
                        入口の暖簾・前菜・親子丼

 昼食は、東京スカイツリータウン・ソラマチ7階の「たまひで・いちの」(軍鶏料理の老舗)で、親子丼を食した。(上の写真)
 親子丼という食文化を誕生させた、伝統のあるお店だという。
 客が多く、しばらく椅子に掛けて、順番を待った。

 
 

 その後、浅草へ。
 観光客の多さは、いつもと同じだ。
 日本人より、外国人の方が多いのではと思えるほどだった。
 いろいろな言葉が飛び交って。

 再びスカイツリーを訪れることはないだろう。
 が、浅草には、幾度、足を運んでもよい。
 立錐の余地もないほどの人波が、私は好きな方である。

 ただ、出かけられるかどうかは、私の健康状態による。

   

                  
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墓参の旅 2 (ホテルより)

2013-12-07 | 旅日記
 かつての旅では、ひたすら歩き回ることを楽しんできた。
 今は、ホテルでくつろぎ、生活環境を変えて、ゆったりと過ごす時間も、楽しみとなった。
 家にいれば、当然のことだが、衣食住にかかわるすべてを自分でこなさなくてはならない。
 そうしたものからの解放は、旅の醍醐味でもある。
 ホテルの部屋から、眼下の、はるかにひらける大都の風景を眺める喜びに浸りながら。

 ただ、今回の旅には、特別な思いに駆られる場所と時間があった。
 それは、17階の食堂である。
 座り場所によっては、国会議事堂が真正面に見える。
 形だけの討論で、怖い法律が、決められようとしている不気味さ!
 自由にものを言える、平穏な社会が損なわれることのないようにと、念じるばかりだ。
 昭和8年生まれの私は、子供のとき、戦中の不幸な時代を体験している。
 そんな不安が、再び招来されてはならない。
 そのような心配が、頭をよぎる旅でもあった。

 ●忌まわしい「特定秘密保護法」、成立。

   

           
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墓参の旅 1 (車窓の風景)

2013-12-07 | 旅日記
 旅の楽しみの一つは、日常の外に出ることである。
 風景も当然、日ごろ見慣れたものとは異なる。

 思いもかけぬ虹に遭遇したり、車窓に名峰富士が現れたり。
 往復ともに、晴れの天気に恵まれ、夕富士と昼間の富士をカメラに収めることができた。

 伊吹山(1377m)の頂も、雪を着ていた。
 今の季節は、雪のあるなしで、何山でるかを見定めることができる。


     
                        11月26日

     
                        11月30日
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郵便局へ

2013-12-06 | 身辺雑記
 昨日は、PCに向かって、いろいろな試みをした。
 師の命日に、真剣な取り組みを促されたかのごとく。

 まず、年賀状の宛名書きを完成。
 選択した住所を、連続して印刷できるはずなのに、いろいろ試みたが、うまくゆかなかった。
 <筆王>の使い方の説明書も開けてみたが、よくわからない。
 のんびりと、一枚一枚印刷した。
 123枚。
 寂しいことだが、年々、挨拶をかわす人が減ってゆく…。

 次いで、裏面の印刷も、試みた。
 <筆王>の持つサンプルと、私の創作部分をプラスして完成。
 XPのPCで行っていたように、いくつかの例を保存して、ゆっくり選択しようと考えていた。
 新PCの<筆王>では、恥ずかしい話だけれど、保存したものが、どこにあるのかよくわからない。
 そこで忽ち、私のいい加減さが頭をもたげ、すべてこれでゆこうと決断、130枚のすべてに、印刷を完了。
 賀状の下準備が終わった。

 まだ、一枚一枚に、一筆を加える仕事が残っている。
 それは、投函間近に、思いを込めて書くことにする。
 (したがって、肝心なことは、まだこれからである。)

 昨日はさらにPCで、3通の手紙を書いた。
 その中には、お悔やみの手紙もあり、薄墨色の文字で書いたり…。
 こちらは、ワード上での作業。

 添付写真の挿入方法も、やっと身についた。(XPの時のように、挿入場所の決定が、自在にはゆかないけれど)
 いただいた葉書の返信、2通も書いた。
 我ながら、根気強い一日だったと思う。

 今日は5通の郵便物の投函や、草刈り・草取りの代金の払い込み、その他の用もあって、郵便局に出かけたのだった。
 途中、休耕田に咲く水仙に気付いた。その数はまだまだ少ないけれど。

                  

 今日は、草花舎の定休日。
 途中休むことなく歩いた。
 やはりかなり疲れる。
 こんなことではいけないな、と思うが、体は確実に、容赦なく老化の一途をたどっている。
 しかし、自分を甘やかすのはよそうと、11月末(不在中)に、強風で汚された庭の茅を拾い集めたり、落ち葉を掃いたりした。
 隣家の人の話では、上の崖から刈り草が、<束になって>降ってきたとのこと。
 なるほどと納得の思いで、その一部を片付けた。
 
 その後、前庭に咲く山茶花を眺めたり、まだ咲き続けるノボタンの陰で、赤色の艶を増した万両の実を眺めたりした。

  
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恩師の祥月命日

2013-12-05 | 身辺雑記
 今日は、恩師の祥月命日である。
 平成16年以来、この日は東京にいて、谷中のお墓にお参りをしてきた。

 今年は寒い冬が早々にやってくるとの予報が出ていたので、時期を早めて上京したのだった。
 体調面も考慮して。

 したがって、今日は家にいて、亡き師を偲んでいる。

 墓参の日と同じような、明るい日差しのあふれる冬日和の今日である。
 永訣の、平成15年12月5日は、灰色に覆われた冬空の寒い日であったことを思い出す。
 丸10年を閲したことになる。
 私の現在と同じ80歳ごろの師は、なお中原中也論の執筆に余念がなく、私は可能な限りそのお手伝いをした。
 編集や校正など。

 久々に、師の多数の著作の並ぶ書棚の前に立った。
 最後の著作『中原中也「在りし日の歌」全釈』(鳥影社刊・1997年)を手に取り、ページを繰ってみた。
 晩年の、師の日々の様子が顕(た)ち現れ、様々な思いに駆られた。

 上記した本の前に出版されたのが、『留別抄』(鳥影社刊・1994年)であった。
 この本の、再校を終えた日が、私の父の最期の日と重なり、忘れがたい。
 1994年10月22日。
 上梓されたのは、同年の12月であった。

 私は、師の死後、鳥影社にお願いし、『続 留別抄』(2004年)を編集し、出版した。
 改めて、その本の<あとがき>を読み直し、当時の思いを新たにした。
 と同時に、自画自賛のようで烏滸がましいが、自分自身の文章でありながら、当時(9年前)の文章力に感心(?!)した。
 こうして、折々のプログを書きながら、体力ばかりでなく、能力(思考力・筆力など)も衰えていることを自覚せざるを得ない。
 
 本の前に立ち、さまざまな思いに浸る今日であった。
 

 先日、墓参の後、例年同様立ち寄った、上野公園の写真を添付しておこう。(11月27日)

      

            
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