今年も、今日を含めて、残り二日となった。
いい年を迎えられますようにと、注連飾だけは今日のうちに飾り終えたが、年末最後の掃除などは明日することにし、午後は本(童門冬二著『50歳からの勉強法』)の一部を読んだ。
作者は、私より6歳も年上なのに、その生き方、志の立派なこと!
毎朝、30分くらい、他家の庭の花々を眺めたりしながら、散歩するとある。
単純な私は、その言葉に促され、読書を中断して外に出た。
団地を一回り。
20軒足らずの家々の周辺を巡った。
注連飾の飾られた家はなく、年の瀬の雰囲気もない。
不思議なほどひっそりとしていて、人の気配が感じられない。
寒さのせいか、子どもの声さえしないのだ。
家の中にいても、出かけてみても、この地点に存在するのは、私だけのような気さえする。
住人は、今、何をしておられるのやら?
童門さんに倣い、私も他家の庭を眺めつつ歩いたが、この季節、花は乏しい。
出会ったのは赤い実のみ。
そして、怪しげな、山陰の冬の空と。
年末は、いつものことだが、画面に引き寄せられるようなテレビ番組が少ない。
しかし、今晩、NHKのEテレで放映された<日曜美術館・特別編!>『アートの旅』(夜9時から10時30分)は、旅する芸術家らの、優れた眼識と表現力に感動しながら、様々なアートを楽しめた。
こんな貴重な番組もあるのだ。
特に、 『朝倉彫塑館』や「直島」など、かつて訪れた美術館や作品には、格別の懐かしさもあった。
また、11時から始まった<ETV特集選>の 《「ひとりだ・でもさびしくはない」詩人加島祥造90歳》 にも、魅せられた。
私はかつて、上京中、偶然、書店で見つけて買い求めた詩集『求めない』に感動し、引き続き、『受いれる』 『LIFE』を読んだ。
その3冊を通してしか、作者を知らなかった。
今晩、テレビで、加島祥造氏の人生に出会った。
特に晩年の…。
その生き方の、自由さ、奔放さ!
家庭を捨てた詩人が、喫茶店を営む次男の前では、神妙な90歳であった。
姜尚中氏との対話や姜さんへの手紙に記されたAM(アム)さんというドイツ人女性のこと、その女性の死による孤独と悲しみなど、知らなかった世界にも直面し、最後(12時)まで、テレビを消すことができなかった。
(いい番組もあるのだ!)
また、加島祥造氏の最近作を読んでみたくなった。
その絵にも、ふれてみたい。
いい年を迎えられますようにと、注連飾だけは今日のうちに飾り終えたが、年末最後の掃除などは明日することにし、午後は本(童門冬二著『50歳からの勉強法』)の一部を読んだ。
作者は、私より6歳も年上なのに、その生き方、志の立派なこと!
毎朝、30分くらい、他家の庭の花々を眺めたりしながら、散歩するとある。
単純な私は、その言葉に促され、読書を中断して外に出た。
団地を一回り。
20軒足らずの家々の周辺を巡った。
注連飾の飾られた家はなく、年の瀬の雰囲気もない。
不思議なほどひっそりとしていて、人の気配が感じられない。
寒さのせいか、子どもの声さえしないのだ。
家の中にいても、出かけてみても、この地点に存在するのは、私だけのような気さえする。
住人は、今、何をしておられるのやら?
童門さんに倣い、私も他家の庭を眺めつつ歩いたが、この季節、花は乏しい。
出会ったのは赤い実のみ。
そして、怪しげな、山陰の冬の空と。
年末は、いつものことだが、画面に引き寄せられるようなテレビ番組が少ない。
しかし、今晩、NHKのEテレで放映された<日曜美術館・特別編!>『アートの旅』(夜9時から10時30分)は、旅する芸術家らの、優れた眼識と表現力に感動しながら、様々なアートを楽しめた。
こんな貴重な番組もあるのだ。
特に、 『朝倉彫塑館』や「直島」など、かつて訪れた美術館や作品には、格別の懐かしさもあった。
また、11時から始まった<ETV特集選>の 《「ひとりだ・でもさびしくはない」詩人加島祥造90歳》 にも、魅せられた。
私はかつて、上京中、偶然、書店で見つけて買い求めた詩集『求めない』に感動し、引き続き、『受いれる』 『LIFE』を読んだ。
その3冊を通してしか、作者を知らなかった。
今晩、テレビで、加島祥造氏の人生に出会った。
特に晩年の…。
その生き方の、自由さ、奔放さ!
家庭を捨てた詩人が、喫茶店を営む次男の前では、神妙な90歳であった。
姜尚中氏との対話や姜さんへの手紙に記されたAM(アム)さんというドイツ人女性のこと、その女性の死による孤独と悲しみなど、知らなかった世界にも直面し、最後(12時)まで、テレビを消すことができなかった。
(いい番組もあるのだ!)
また、加島祥造氏の最近作を読んでみたくなった。
その絵にも、ふれてみたい。