ぶらぶら人生

心の呟き

墓参の旅 4 (新国立美術館)

2013-12-07 | 旅日記
 29日は、新国立美術館へ。

          
   (今年は美術館の外に出なかったので、内部構造をカメラに収めた)
               

 今開催中の<日展>を見る気は、全くなかった。
 選考のあり方が問題視されたことだけでなく、かつての体験から、作品の多さに辟易の思いが強かった。

 「ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」<印象派を超えて 点描の画家たち>展を見た。
 知らない画家の絵も多かった。

 展示会場を回っているうちに、次第に落ち着かなくなった。
 足の疲れが、我慢ならなくなったのだ。
 右足裏の指の付け根が痛い。
 それをかばっていると、左足まで不調となった。

 とにかく、靴を履き替えたくなった。
 買い求めるしかない。
 
 東京駅に引き返し、大丸の靴売り場に行った。
 店員の説明によると、靴の幅が広すぎるらしい。
 私の履いていたのは、<4E>。
 店員の勧めは、<3E>であった。
 
 それに履き替えて、生き返る思いだった。
 今まで、靴を求めるとき、長さだけに気を使ってきた。
 が、この年になって、幅も考えて靴選びをすることの大切さを知った。

 その後は、痛みを忘れて歩くことができるようになった。
 しかし、体全体に老いを感じる旅であったことは確かである。

 さて、来年はどうなることやら?
 自信と、自信のなさは、半々。
 明日のことは、何一つ分からないのが、人の世である。
 なるようにしかならないと思い定めて、一日一日を歩むしかない。
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墓参の旅 3 (東京スカイツリーと浅草)

2013-12-07 | 旅日記
 27日には、旅の第一目的である、師のお墓参りをした。
 谷中の墓地から、日暮里に引き返すことをせず、上野公園に向かって歩いた。
 その程度の散歩なら、今までは難なくこなせたのに、今年はやや疲れた。
 毎回のならいで、昼食は、国立西洋美術館の<すいれん>でとった。
 適量の洋食がおいしく、ひととき足を休めることもでき、安らぐことができた。

 翌28日は、予定通り、東京スカイツリーへ出かけた。(入場券は、乗車券と一緒に、JTBで予約。)
 滞在中、最も日差しの乏しい日となったのは、残念であった。
 くっきりとした富士山を眺めることはできなかった。
 ただ薄い影を認めることはできた。(写真の左寄りに)

                    

           
           <とうぶばし>から         浅草の浅草寺近くから        

   
                        入口の暖簾・前菜・親子丼

 昼食は、東京スカイツリータウン・ソラマチ7階の「たまひで・いちの」(軍鶏料理の老舗)で、親子丼を食した。(上の写真)
 親子丼という食文化を誕生させた、伝統のあるお店だという。
 客が多く、しばらく椅子に掛けて、順番を待った。

 
 

 その後、浅草へ。
 観光客の多さは、いつもと同じだ。
 日本人より、外国人の方が多いのではと思えるほどだった。
 いろいろな言葉が飛び交って。

 再びスカイツリーを訪れることはないだろう。
 が、浅草には、幾度、足を運んでもよい。
 立錐の余地もないほどの人波が、私は好きな方である。

 ただ、出かけられるかどうかは、私の健康状態による。

   

                  
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墓参の旅 2 (ホテルより)

2013-12-07 | 旅日記
 かつての旅では、ひたすら歩き回ることを楽しんできた。
 今は、ホテルでくつろぎ、生活環境を変えて、ゆったりと過ごす時間も、楽しみとなった。
 家にいれば、当然のことだが、衣食住にかかわるすべてを自分でこなさなくてはならない。
 そうしたものからの解放は、旅の醍醐味でもある。
 ホテルの部屋から、眼下の、はるかにひらける大都の風景を眺める喜びに浸りながら。

 ただ、今回の旅には、特別な思いに駆られる場所と時間があった。
 それは、17階の食堂である。
 座り場所によっては、国会議事堂が真正面に見える。
 形だけの討論で、怖い法律が、決められようとしている不気味さ!
 自由にものを言える、平穏な社会が損なわれることのないようにと、念じるばかりだ。
 昭和8年生まれの私は、子供のとき、戦中の不幸な時代を体験している。
 そんな不安が、再び招来されてはならない。
 そのような心配が、頭をよぎる旅でもあった。

 ●忌まわしい「特定秘密保護法」、成立。

   

           
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墓参の旅 1 (車窓の風景)

2013-12-07 | 旅日記
 旅の楽しみの一つは、日常の外に出ることである。
 風景も当然、日ごろ見慣れたものとは異なる。

 思いもかけぬ虹に遭遇したり、車窓に名峰富士が現れたり。
 往復ともに、晴れの天気に恵まれ、夕富士と昼間の富士をカメラに収めることができた。

 伊吹山(1377m)の頂も、雪を着ていた。
 今の季節は、雪のあるなしで、何山でるかを見定めることができる。


     
                        11月26日

     
                        11月30日
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