夕焼けと夕月（十三夜）

　今日、消火訓練が行われた。　

　施設の入り口前の広場で。

　出火を想定して消火器を使い、出火場所（看板）に放水して消火する（看板を倒す）作業であった。

　実践力の養成というより、閉じこもりがちな老人に、頭を使い体を使って気分転換をする場を提供してくださったのかもしれない。

　家にも消火器は置いているけれど、私自身は、その使用法を知らなかった。

　今日は、その扱い方を覚えた。

　しかし、実際に火の手が上がれば、慌てふためいて、訓練のようにはいかないに決まっている。

　火を出さないこと！

　「エレベーターが混むから、階段を降りましょう」

　と、施設の方に誘っていただき、今日は、階段の昇降運動もした。

　　今日も、見事な夕焼け。

　　落日と雲とが織りなす美。


　　


　　

　　自室の窓辺には、十三夜のお月さま。

　　

もしかして

　今朝、「天声人語」の書き写しをしていたところ、植物のウイルス感染のことが出ていた。

　万葉集の古歌・孝謙天皇の歌が引用されて。

　この里は継ぎて霜や置く夏の野に

　吾が見し草はもみぢたりけり

　＜植物のウィルス病を詠んだ詩文としては世界最古＞という。

　＜ウィルスという概念すらなかった時代に詠んだ和歌が、１２００年もの時をへてウィルス研究者の関心を呼ぶとは夢にも思わなかったにちがいない。＞ 

　というのが、今日のコラムの結びである。

　孝謙天皇の歌に出る＜吾見し草＞というのは、ウイルスに感染した＜ヒヨドリバナ＞のことだという。

　ヒヨドリバナとは？　と、調べ、花の写真を見た。

　９月１日、久々帰宅した際､例年フジハカマの花が咲くあたりに、似て非なる花がたけだけしく咲いていた。（写真）

　先刻、ネットで調べたヒヨドリバナそっくりに見える。

　（違うでしょうか？）

　　　

反省

　　今朝の反省。

　老人は、概して自己中心的。
　老人は、とかくくどい。（簡にして要を得るよう、ものを言うこと！）

　空は常に美しい。

　　自室から眺めた空のうつろい。


　　

　　　５時５４分


　　

　　　６時２０分


　　

        ６時３５分


　　

　　　７時３７分