ぶらぶら人生

心の呟き

久しぶりの起立性低血圧

2021-10-07 | 身辺雑記
 12時前に昼食膳が運ばれる。
 同時に、テレビのスイッチを入れ、NHKのニュースを見る。
 これは、いつものしきたりである。

 今日も、いつもどおりに、食事を始めた。ところが、小皿の食材に箸をつけたところで、記憶が途切れている。ご飯も一口お箸をつけたような気がするだけで………。

 気づいたとき、テレビは、全国ニュースも地方ニュースも終わり、<サラメシ>を放映していた。

 眠ったのかしら? 
 以前に比べて、本や新聞を読んでいるとき、睡魔に襲われることが多くなった。一度の経験ではあるが、数独を解いている最中に、眠気を覚えたことさえある。その都度、情けなくなりながら、老いのせいだろうな、と思いつつ諦めてきた。
 が、食事中に眠くなったという経験は、今までにはないことである。
 それなのに、今日は爆睡状態であった。

 眠たくなくても、いつのまにか眠ってしまうという奇跡があるものだろうか?
 老いの日々は、みな新体験である。
 幼児は日々新たに、体験を重ねながら成長する。それ対し老人は、日を重ねつつ、幼児に戻ってゆくようなものだろうか? などと考えたりした。

 しかし、仮眠状態だとすれば、20分はあまりに長すぎるし、爆睡状態であったことも異常である。

 改めて、お膳を覗き込むと、ほぼ蓋を取ったときのままである。
 どうしても、意識を失っていた状態に思える。
 起立性低血圧の症状に似ている。

 もう6年も前のことであろうか? 
 家で、掃除中に意識を失ったことがある。津田医院の先生に相談し、日赤で精密袈裟を受けた結果、起立性低血圧という診断が下された。しかし、その後も、繁く異常が起こるわけではない。
 施設の自室で、朝の洗顔を済ませた後、45分間、床に倒れ込んでいたことが一度だけある。倒れる瞬間、全く予感のないことが不思議である。

 今日のように座ったままというのは、危険性もない。
 近所のSさんが、最初の異常はトイレに座った状態だったが、救急車が到着した時には、意識が戻っていたと話されたのを思い出し、今日の状態は、それに似ているように思えてきた。間違いなく低血圧が原因であったろうと、次第に思えるようになった。しかし、予兆なしにやってくるのが不気味である。

 夕方、施設の人が巡回されたとき、昼間の異常は伝えておいた。



 ※    10月に入って、7日が過ぎようとしている。
   なんとなく疲れ気味である。
   そのせいもあって、1日〜6日までのブログは、写真だけ入れて、
   文章が添えられないままになっている。
   新聞や読書は怠りなく(能率は悪いけれど)、日々続けている。
   手間のかかることが、どうしても怠りがちになる。

   今晩はこれから、日を遡りつつ簡単至極な文を添え、投稿しておくことにする。





   


  この度、家から持参したペン立て(昔、由布院の町を歩いていて、衝動的に求めた記念品)。フリクションを立てて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする