そろそろ夕食膳が運ばれるころ、と思いつつ、窓辺に目をやると、山の端から十五夜のお月さまが昇るところだった。
今夕は落日が見られないほど、海上に厚い雲の層があったので、お月さまも全く期待していなかった。
立ち上がって窓辺に寄る。
もっとゆっくりゆっくり! と呼びかけてみるが、お月さまはたちまち山上に現れ、静かな輝きで、私の心を和ませてくれた。
17時45分
17時47分
薄雲と戯れながら、お月さまは、今(9時)、高空で輝いている。
17時45分
17時47分
薄雲と戯れながら、お月さまは、今(9時)、高空で輝いている。
幾度も窓辺に立って、今日の月を眺めた。
力作『世阿弥の最後の花』(藤沢周 著)を昼前に読み終えたのだが、感想を記すところまでゆかなかった。今晩は月に見とれて。