冬は冬らしいのが好きである。
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夕べの半月(17時半)
しかし、なかなか冬らしさがやってこない。
暮らしの上では、楽かもしれないけれど、冬だからこそ雪景色も見たいし、薄ら氷(うすらひ)の張る朝の、吐く息の白くなるような朝も迎えてみたい。
たまには、ほんものの冬に会いたい、と思う。
冬が好きなのは、大寒の寒い日に生まれたせいであろうか。
四季の変化を楽しんで生きてきた者にとっては、やたらに夏の長い、このところの異常気象が気にくわない。
それに、冬の寒さや雪の量が、その後の季節にもたらす影響は相当大きいだろう。
私はタクシーをよく利用するので、その都度、個性の違う運転手さんといろいろな話をする。
このたび、施設に来るとき乗った運転手さんの話によると、(雪の少ない冬の、水不足が稲作に影響するのではと、私は心配していたのだが、)むしろ畑での野菜作りへの影響が大きいのだと教えてくださった。
田圃には用水路からの水を張ることができるが、畑はそういうわけにはいかない。野菜を育てるのに必要な水を畑に与えることは、不可能に近いのだそうだ。そこで、結果的に瑞々しい野菜が育たない。その上、暖かい冬は、害虫が死なないので、被害は拡大することになるらしい。
私のように、情緒的に冬を好むのとはわけが違って、深刻である。
しかし、まだ寒に入ったばかりであるから、暖冬を憂えるのは早いのかもしれない。そのうち冬らしい日がやってくることを期待しよう。
施設の暮らしでは、戸外の寒暖を予想し難い。
が、日差しがあふれているので、午後、散歩に出かけてみた。
元旦以来ずっと、暖かい日が続いている。
海辺(大塚海岸)に出て、まず、今日の日本海を眺めた。
魚待灯台も高島の灯台も、白さを際立たせていた。
海は、それほど荒れ模様でもなく、大人しすぎることもなく、いかにも日本海らしい力強い光景であった。
下の写真は、散歩の帰りに見た、河口からの眺め。
以前にも書いたが、大塚には、栴檀の樹が多い。
実をたくさんつけ、冬の栴檀の姿を楽しませてくれる。
児童公園(?)に置かれたSLの遊具。
日曜日なのに、今日も遊ぶ子供のいないのが寂しい。
(道辺の春草については、facebookに書いたので省略する。)
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自室の窓辺より
山の端の景(7時半)
山の端の景(7時半)
夕べの半月(17時半)