「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20141004

2014-10-04 | 矮小布団圧縮袋

○土曜だが午前中は会社で指示と待機と入力作業をし、午後から抜ける。
 台風18号は太平洋側を通るのか?明日以降の天候の変化に備えて野菜など買物をしておく。それから夕方、電器屋に寄ってから

 本日のBGM的に
 映画「記憶探偵と鍵のかかった少女」(2013、米)
 音楽:Lucas Vidal 監督:Jorge Dorado
 福岡だとほぼ単館上映的扱い(そこしかやってない)なのでキャナルシティまで来ないといけなかった。
 いや、最近twitterなんかで「スキンヘッドが素敵つよし様」「おっきなつよしさん」などという文言が出てくるので、なんなんだと思ったらマーク・ストロングさんのことだよ(爆)最近すっかり日本のファンに「つよし」よばわりされているのだw。だが素敵なのは全く事実だ。正しい。認める。で、ジャガーのCM以来再びマークストロング血中濃度を高めに行く。
 「ビトレイヤー」の時はくりからもんもん武闘派「ヒーローつよし様」だったのだが、今回の映画ではもう一方の、フラジャイルな魅力の「本当はこっちがヒロインなんじゃね?」なつよし様に出会えますことよ。「裏切りのサーカス」もだったが、今回もちょっと、かわいそうなところがある。あんなに六尺あるくらいおっきくて、知らん人が見たらきっと全体の感じ怖そうな見た目だったりするのに、一瞬のあの「目」にやられちまうんだな、なんか。それでこの役なんだな、と理解。絶対ファンの人がマーク・ストロングをひたすら愛でる映画だと思う。ほれてまうやろ!な感じですよw。(YouTubeでインタビューとか見てても、多分、普通にいい人だと思いますw。)
 話は1時間40分くらいのあまり長くないミステリードラマ的で、でもかなり伏線あって、見る人は途中まで誰が本当で嘘で、そのうち誰が味方だろう?と思うのではないか。でも、ネタバレにならないように言うと、あえてつっこむなら「そこ、名前んとこ、ちゃんと調べようよ。」かな(爆)(※わりと他の人もつっこんでそうな気がする)
 ところどころ残酷なところや、ホラーサスペンス的なシーンもあったし、つながりがちょっと?かな、なところもあったが、細かいシーンの味なんかは感じた。「海辺の家」の家族の暗喩とか、現実のシーンなのか探偵の過去なのか、と思わせるような重ね方とか。アメリカ映画なのに監督とスタッフがスペインで、英国俳優が出てくるので、ネタとテクノロジーは近未来的なのに、映像と雰囲気が20世紀の欧州風でクラシカルな美しさなのがフェティッシュな佇まいの感じでもある。孤独な探偵の男やもめチックな、調査資料とか何かのうず高く積もった部屋も、雰囲気あるし。雑然とした散らかり方でも、映画だとまだ「絵」になってるでしょ。実際散らかってる現実の部屋は美しくないけど。ああ、うちも片づけなきゃ、っていつも思う、映画みてから家帰ると毎度(爆)
 それと、色の赤すぎる薔薇の花が怖くなったので、しばらくは飾らないかもw ※(注)


 キャナルシティを通った時に出会ったロボットAn9®-PR(アンナイン・ピーアール)の「そら」くんでした。
 キイロイトリ「コンバンハ。オツカレ サマデス」
 人が来るとひとりでに動いて反応し話しかけてきちゃったりするのがなんかかわいいのだが、油断は禁物。ちゃんとパトロールのお仕事中なのだ。目があっちゃったということは、防犯カメラにキイロイトリも小生も映っているのではなかろうかw 
 こういうのが夜中静かにお仕事で働いていたりするのを見ると、21世紀なんだな、と思う。(20141004)


※(注)ややネタバレにかかるかな?とも思うので、後ろに書く(映画未見の人は以下は映画見た後でどうぞ。)
 今は劇場公開中ですから(PC用画面だけ)反転しときましょうか:

==================================================================================
 見終わって家に帰ってから、後で思い出した映画が、タルコフスキーの「惑星ソラリス」とヴィム・ヴェンダースの「夢の涯てまでも」(古い所ですんませんな)。もちろん、あくまでも探偵側の物語として解釈して見た場合ですが(マークつよしストロングさんに感情移入しすぎかい><)。やっぱSFやな。
 映画の中に出てくる「ある人」が、ふと誰かに感じが似てるような気がして、しばらく考えていて、それでソルヴェイグ・ドマルタンを思い出したのでした。しかしこの「ベルリン・天使の詩」の女優さんて、近年若くして亡くなってたんですね。偶然かもしれませんが、もしかしたら一種のオマージュだったりしませんかね。
コメント