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「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20110612

2011-06-12 | 矮小布団圧縮袋

○少し以前からのことになるが、丸山健二氏の一日一言のようなtwitterを、時々読む。(※畏れ多いですからリンクなどはしません。言葉を探してください。)
 元々、他人のつぶやきまで聴きたい、という興味はほとんどない。自分は自分の「反射的に」考えたことや、脊椎反射で「つぶやいてしまうこと」などを、絶対自分以外の人間には聞かれたくない、と思う人間だからだ。日記だって、本当の「日記」は、絶対他の人には見せない。そしてこの「別室」に書こうとする=他人に聞かれてもいい=時には聞いてもらいたい気分のこともある=ことは、考えて「書いて」→自分が一度読者になって「読んで」から、エントリーしているからだ。(←※それでもってこんな稚拙な文章なのだから、社会に流していることが誠にもってさらにさらに申し訳ありません。)
 そんな自分は「あんまり、人のつぶやきとか、横から聞かない方がいいんじゃないかな…」と思ってしまう方である。だからtwitterのつぶやきがわざわざ「晒されている」場合、blogよりも量が短いだけの「多分、仮構された、ショートショートの虚構なんだろうなあ」と思っていて、本音かどうかなんて最初から信じていない。本音を漏らしているということであってもなくても、それは意図的であるはずだ。そして、それが素人の「つぶやき」で瞬発的なもので、はしたなく無防備なものだったりすると、意図的たろうがたるまいが拙く漏れ聞こえるのが、例えばたまに(聞かない方がよかった)他人の「舌打ち」が耳に入る時がある、ああいう時の感じで、正直感覚的には少し抵抗がなくはない。
 どちらかというと、一瞬のつぶやきよりも「書かれた、文脈に沿った思考をたどる」文章を読む方が、音楽を聴いているように「時間の流れを味わう」のに近くて、楽しいということもある。そんな中で、あえて氏のつぶやきを覗く時がある、というのは、明らかに「読まれることを意識した」表現者の表現、アフォリズムの一種だ、と思って、読めるからである。ただし、そうすることによってためになるとかすぐに効果がある、とかいうような功利主義的なものでもない。しいて言えば、何かを「思い出そうとする」時、のものだ。うちの会社のことであっても、結局のところ「これだけ大変な時なのに何故そこまで腐っているのか」と癒着や隠匿の伴う面倒臭がりと無責任と不正に対する「怒り」から、考え始めるからである。

本日のBGM:
 殺しのブルース(大和屋竺)
 映画「殺しの烙印」(鈴木清順、1967 日活) (映画チャンネルneco、※6/11 留守録)
 あ、ウルトラセブンのクラタ隊長の人だ(南廣)とか、シルバー仮面の博士だ(玉川伊佐男)とか、そういうことを言ってる場合じゃなく(笑)。
 主題歌からして不思議な歌で、映画もカルトな名作らしいというのを聞く。当時会社の経営側からだったか「意味がわからない」って言われて鈴木監督と揉めて公開延期になったとかいうが、初めて見るとそんなに難解でもなく、この「No.1になるかならないか」を「殺し屋の拳銃の腕」じゃなくて「GDP」とか「原子力科学技術」とか「宇宙開発技術」とか「自動車産業」とか、何でもいいからそういうのに置き換えて、米・日・中・露・韓・仏・英・独・中東…とかの話にして読みゃ、安部公房じゃないけどすべて寓話的にわかり易過ぎるくらいの話じゃないのかと。だってほんとに現実にそういうこと起こってるもんねえw。そうすると電気釜の前の飯の匂いフェチ・青臭い宍戸錠が日本か。ま、それは平成の今だから素人にもわかるのか、高度成長真っ最中の日本の昭和40年代じゃ(今でも)構造に気づかれるとまずいというか、ウケなかったというか何か都合が悪くて爽快感に欠けるようにとられただけなのかもしれないけど。
 カメラの「絵」や「光」の撮り方は非常に格好いい。なお、昔の毎週土曜日の「キイハンター」(TBS系)で、時々茶の間のテレビに姿を現すたびに「この人、いっつも、こわいねえ」って親たちが言うので、自分が小学校上がる前に最初に「恐怖の条件づけ」を(天本英世先生よりも早期に)されちゃった俳優が南原宏治先生。普通にしてれば普通?なのに、顔もだけど、声だけでも、なぜこんなに「突然怖い」んだろうかこの人は。※グラナダ版「シャーロック・ホームズの冒険」のエリック・ポーター(モリアーティ教授)の声をこの人に振ろうと考えた人は、正しい(><)。口の形というか、表情が似てる?(20110612)

(写真:たれぱんだとキイロイトリハニービーが狙う上生菓子「紫陽花・きんとん」基本的にはつぶ餡がベース。)




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