「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

本日の効果音(48) 「Better Than Love」

2010-10-02 | 閑話休題・本日の効果音

○本日のBGMその2
・Better Than Love / Hurts (『Happiness』)
一度お昼に帰ってきて片付けて、また会社に戻る前に激しい降りになってきたので雨宿り中、地震速報が来てテレビのチャンネルを回していたら、ちょうどRKBの局でTBSの夜のドラマ(クローンベイビーとかなんとか。でもRKBでは放送しないのでは?)の宣伝番組らしいものを放送していた。よくある、新しく始まるドラマの番宣で、配役の若手俳優が紹介するようなやつだ。20歳前後の青年が主人公、といわれても、もう、子供番組(※もうすぐ4歳の甥もキャラ名を全部覚えていて、帰省時に遊ぶと毎回テレビ絵本の写真を指さしながら一人一人誰か解説してくれる。そういう平成ライダーシリーズとか戦隊物のようなやつ)のように思え、その若手の10代20代の配役を目的にテレビを見るということはなさそうに思ったのだった。が、その時、テレビから微かに流れて聴こえてくるBGMの、「電気音楽」と「この声」は…もしかして、この…
 で、これがそのCDです(写真・笑)。聴いてみましょう。PVもようつべあたりで見てください。わはははは(爆笑)。「趣味爆発全開^^」。喩えて言えば1984年頃のDepeche ModeやOMDやABCやTFFやみんながやってたような泣き節おいしいとこ取りの、どどPOPメソッド。Pet Shop Boysにせよ何にせよ、やっぱこういうのは、ただ25年前とかに一時的に流行した音楽の扱いではないのである。もう英国や欧州じゃクラシックと化してる、王道なんだろう、きっと(笑)。DMリスペクトのそっくりなデュオが90年代に出てきた時に聴いたのよりも、このハーツの方がビジュアルのスタイル含めアートワーク全体のなりきり方が全体的にマジなのと、Vocalがムードを裏切らない説得力はある。確かにみんなこういう歌い方してたよね当時(笑)。ミッジユーロ調からRobbie Williamsへんも含め色々この手の発声法ができてツボが心得られてて需要もあるし得だなあ、あっちの男の人は。前にも述べたThe Killersの逆腹式呼吸にも相当わろたのだが、こういう本格的にマニアックな「マジ○○(失礼)」ぶりが出てくる世代が20代?になってきたのは畏るべしですね(この曲構成の手堅さ、ほんとは鯖読んでない?とか)。でもやっぱりアルバムをよく聴くと、これまでのelectric popの名曲たちに対する不思議なリスペクトのようなものもふっとフレーズに連想され、80年代そのままではない、そこからきて21世紀な感じのところはありますが。POP MUSICであっても歴史認識がしっかりしてるところが文化の奥深さなのですよ。それにしても、いかんなTBSは。ドラマじゃなくてこの主題歌で視聴者層R35歳あたりとそれ以上を釣ろうとしてるだろ!魂胆が見え見えだぞ!(と、掟ポルシェ先生なら絶対言いそうな気がする^^;)というわけで、日本の場合このタイアップが良いのか悪いのかはよくわからんのですが、えり好みして音楽だけ先に聴く中年でした。(日本盤は11月、ボーナストラックつき予定らしいです。あたしゃCD屋じゃないので・爆)(20101002)

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20101002

2010-10-02 | 矮小布団圧縮袋

○あちこち片付けたり、書類作りをしたりと会社と自宅を(徒歩15~20分位圏内)数往復しながら、今日は仕事中なので失礼するが、2006年の秋には“台風を連れてきた男”光一先生、週末福岡上陸で若干曇り~雨男気味?な天気かな。

本日のBGM:“秋のスガカン祭り・同時上映二本立て” 現代劇でも時代劇でも菅貫太郎。お腹一杯。

・「眠狂四郎」第4話「円月、殉愛を斬る」(時代劇チャンネル、9/30 24:00~)
 田村正和版は昔見て相当やばいと思ったのだが、一応公共の電波で放送できるんだな(爆)もう出てきた瞬間から「キレてる殿様」十八番のザ・スガカン。有名なOPはさすが渡辺岳夫。虚無的でも真暗ではない、どこか薄明が残るプロコル・ハルムな名曲ですね。加賀まり子さんが妖艶である。この番組も毎回オールスターキャストすぎ、しかもばんばんグレイトなご最期を遂げちゃうので脱力(笑)。

・江戸川乱歩の美女シリーズ「氷柱の美女」(チャンネル銀河、10/1 26:00~)
 シリーズの最初なのでまだ定番のテーマソングも荒井注も出てこないが、効果音は出てくる。非常に「邦画」なタッチですよね。最初の天知茂の明智小五郎はなかなか、ちらちらっと女好きっぽいいやらしい視線を巡らしたりするのがいい(回の脚本によってそういう回とそうでもない回とがありすぎ^^)。小林青年が大和田獏さんだと神津恭介の助手みたいである。そして配役で、くらくら眩暈がする。考えてもみてほしい。右にスガカン(><)左に松橋登(爆)。この二人が同時に求婚して自分をめぐって恋敵で殺意の火花を散らしているなどと思ってみい。どう考えても怪しすぎてやばい。官能的にも程がある、もとい、恐怖すぎて堪えられない(笑)。自分は美女でなくてよかった(←考えすぎ)。原作だと岡田時彦とリチャード・バーセルメスが喩えだったはずなのに。菅貫太郎さんも松橋登さんも、普通にしてれば(?)非常に整った紳士な感じなんじゃないかと思うのに、出てきた瞬間まず「じゃあ、普通、って何?」(爆)みたいな、「アングラな狂乱麻呂」(それも、楽しそうな)のインパクトが残っているからだろう。両手に花、ならぬ両手に麻呂。美醜紙一重、見た目が綺麗な人ほど…(以下自粛)、ということを、こういう番組で子供の頃から学習していたのだ。そういう学習こそ、本当は人生において必要なことなんじゃないだろうか。(※ちょっと顔が可愛いくらいでイケメン、なんて軽々しく言ってると、とんでもないばちが当たるよ!)
 というわけで、横内正ファン必見「幽霊塔」、西田健ファン必見「鏡地獄」、に続き、松橋登ファン必見の巻「吸血鬼」でした。(関係ないがこないだの続きで、まさか稲垣吾郎は「十三人の刺客」以降、中年壮年期にこういう系を狙っているのか??と思ったり。まあ「殿リーマン」とかやってたし、いいんじゃない?)

…こんな感じでCSで濃ゆい番組が続くので油断ならん。忙しいからこんなの見てる場合じゃないんだよ!という辛い時期じゃなけりゃ、よかったんだが…そんな寝不足で、休日出勤作業中。
※それにしても最近、「天知茂 たれぱんだ」で検索して出てくるウェブサイト、ってなんなんだろう?と思い始めた。(20101002)


JAグループ宮崎 
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