○「オリコン1位の祝い方がこれほど意気消沈気味な」めざましTVを実況しているとつい失笑を禁じえない(ぷっ、くすくす)朝である。ズームインとの対比が面白い。ヲタは潜行しつつ逆にそういうところを見逃さず感得して笑う。まあ、そうなんだろうねえ、と思いながらすかさず笑う所である。自分なども、好きな歌手の歌だからというのもあるだろうが、買うとなると単純にCMで聞いた時、またはラジオでふと聴こえた時、「お、いいフレーズじゃん」的なきっかけで聴いてみようという程度のものにすぎない。もっと頑固一徹な愛好者になると「おら顔ヲタじゃねえ、シングルとアルバムでmix version違いでねえんならアルバムしか買わん」「チャートとか以前に俺は俺が好きだから一週立とうが給料日に誇りを持って買う」(爆)とか豪語する強者も居る。しかし最近では「オリコンチャート上位」は「紅白効果」みたいにある種、曲を広く知ってもらう広告のようなもので、ファンでない人も上位と聞いて買ってみようというような流れも多いのかもしれない(他人の評価に何の権威付けも必要なく、もっと自分の判断と興味嗜好に自信を持ちゃいいようなものではある)。広告主への手前、ビデオリサーチの視聴率同様チャートインが本目的化する今日の傾向もそんな中で仕方ないのかもしれないが。だが時々、広告料が高いからかどうか知らないが放送局がそこまで宣伝せんでもと思わぬ時もないでもない。ちなみにKinKiやENDLICHERIの場合は大企業的メディアに祝福されている方なのかそうでない方なのか、色々考えると興味深いところではある。そういう大人の思惑的なところを類推しつつ俯瞰すると、普通は応援する志を近うすべきファン同士が言い争うとかいう巷説はなんとも不思議な気がするが。
短くとも自然や人情に触れた夏休みがあったのに、またしばらくぶりに長時間の会議日になると、俗悪な政治経済の世界に触れて血中の毒素がまたもや増えるような今日(やれやれ)。そこで夜、帰ってきてQRのどんなもんやを聴きつつ、m-onの22時からエムエムを見ると、今週はフジロックの会場見聞記が流れている。ちゅーかmonoral、トーク出るなら歌ってるとこ出せよ(笑)みたいなもんだがそっちはWOWOW放送の番組著作権にひっかかるんかな?気にしていたthe Cureは8月24日の留守録最後に無事録れていてよかった(どーして歳とってるのに声全然変わらないというかむしろ濃くなっているのか?これはやはり生で見るべきである)ので、あとは苗場の雰囲気だけ(涙)これで見るか、というような。しかしGeorgeの言う「この野外フェスに来ると、ステージの上のもいいけど、集まる観客の顔がみんないい顔してる」「こんな場所に突然会場があって、ファンが何万人も集まってるの見ると、おー、好きだったの俺一人だけじゃなかったぜ!ってわかって励まされる」、みたいな内容の指摘は、かなり当たっていると思う。先日も書いたが、誰がすき好んでわざわざ、行くのも何時間も遠く満員の行列に揉まれて、不便でトイレもしにくくて事態によっちゃ野宿覚悟でこの暑い中、虫に食われながら山奥に集結するか、あほか、みたいな話だからだ(笑)行く方にも山登る体力要るし。其の分、さすがにアンチでわざわざ悪口言うだけのために来る馬鹿なんか来そうになく(見もせず悪口言うのは相手にならん)、奇特に来てても大体そんな奴らまで気にしている暇などなく、そんな暇があったら自分が生き延びて無事に楽しんで帰るまでサバイバルな究極の遠足が続く、というのも、精神的にはとてもすっきりする。わざわざ苦労して行く分鍛えられる変な快感のような。もう行かねえぞ、と思いつつ、近づくとまたそぞろ虫が疼きだすかも、なんて松尾芭蕉かおめーは、みたいな。あとはともかく「雨で中止になったりしないこと」だと思う。(20070904)

