昨日は和田町駅から横浜まで歩きました。
途中聴いたのはラヴェルの「マダガスカル島民の3つの歌」。
そして「ステファヌ・マラルメの詩の3つの詩」。
最初の「マダガスカル島民の3つの歌」は1926年に作曲され、
「ナアンドーヴ」、「アウア!」、「休息」の3曲からなり、
フルートとチェロとピアノの室内楽の伴奏による歌曲である。
当時フランス植民地下にあったマダガスカルの
原住民の歌をフランス語訳にしたものをテクストとし、
ピアノやフルートの伴奏がエキゾティックな雰囲気を醸し出し、
原始的で、官能的な世界を作り出している。
もう一つ「ステファヌ・マラルメの詩の3つの詩」は、
小編成のアンサンブルを伴奏とした歌曲で、
1913年に作曲され、「ため息」、「空しい願い」、
「脆いガラスの器」の3曲からなっている。
最初の2つの詩の「ため息」、「空しい願い」は、
ドビュッシーも同じ歌詞で1913年に作曲をしている。
室内楽的な伴奏はさらに音楽の表現力を広げている。
シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」と
ストラヴィンスキーの「3つの日本の歌」から刺激を受け、
同じような楽器編成で作曲したという話は有名である。
1曲目の「ため息」は冒頭の伴奏からして印象的だ。
朗唱で歌われるその歌の空虚な感じと弦の伴奏のはかなさがいい。
2曲目の「空しい願い」は、冒頭の部分の室内楽の響きが、
「月に憑かれたピエロ」の影響を感じさせたりする。
3曲目の「脆いガラスの器」の無調的な響きは現代的だ。
ラヴェルの別の音楽の一面を見る感じがする。
かといってラヴェルらしさはあり、なかなかである。
途中聴いたのはラヴェルの「マダガスカル島民の3つの歌」。
そして「ステファヌ・マラルメの詩の3つの詩」。
最初の「マダガスカル島民の3つの歌」は1926年に作曲され、
「ナアンドーヴ」、「アウア!」、「休息」の3曲からなり、
フルートとチェロとピアノの室内楽の伴奏による歌曲である。
当時フランス植民地下にあったマダガスカルの
原住民の歌をフランス語訳にしたものをテクストとし、
ピアノやフルートの伴奏がエキゾティックな雰囲気を醸し出し、
原始的で、官能的な世界を作り出している。
もう一つ「ステファヌ・マラルメの詩の3つの詩」は、
小編成のアンサンブルを伴奏とした歌曲で、
1913年に作曲され、「ため息」、「空しい願い」、
「脆いガラスの器」の3曲からなっている。
最初の2つの詩の「ため息」、「空しい願い」は、
ドビュッシーも同じ歌詞で1913年に作曲をしている。
室内楽的な伴奏はさらに音楽の表現力を広げている。
シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」と
ストラヴィンスキーの「3つの日本の歌」から刺激を受け、
同じような楽器編成で作曲したという話は有名である。
1曲目の「ため息」は冒頭の伴奏からして印象的だ。
朗唱で歌われるその歌の空虚な感じと弦の伴奏のはかなさがいい。
2曲目の「空しい願い」は、冒頭の部分の室内楽の響きが、
「月に憑かれたピエロ」の影響を感じさせたりする。
3曲目の「脆いガラスの器」の無調的な響きは現代的だ。
ラヴェルの別の音楽の一面を見る感じがする。
かといってラヴェルらしさはあり、なかなかである。