昨日はウォーキングはお休みしました。
昨日聴いたのはアルバン・ベルクの歌劇「ヴォツェック」。
20世紀オペラの傑作の一つといっていい。
初めてこの音楽を聴いたのはレコードで、
ブーレーズ盤は当時高かったのだが、悩んだ末に買った。
とはいえ、一度聴いただけでこの歌劇を気に入った。
作品としての完成度がとても高い作品だと思う。
あらすじは、連隊付の大尉の部下ヴォツェックが、
自分の妻の浮気に嫉妬し、殺害してしまう話である。
作品の原作はビュヒナーの戯曲「ヴォイツェック」。
その主人公は実際の犯罪人をモデルにしているようである。
床屋のヴォイツェックが犯した犯罪は、
ある医師の妻を残忍な手口で殺害したもので、
当時の人々を震撼させた事件だったようだ。
原作は主人公の名前がヴォイツェック(Woyzeck)なのだが、
ベルクの作品ではヴォツェック(Wozzeck)に変わっている。
第一幕は主題の提示となっており、
第二幕に出てくる主題は、それを展開したもの。
そしてこれら主題は第三幕の音楽を
形作る要素であったことが第三幕のところで明らかにされる。
第三幕のところは、この歌劇の中で一番優れた箇所で、
演奏会用組曲として演奏されることもある。
ヴォツェックが自分の妻を殺害するまでのところが、
心理的な部分の描写も含め、見事に描かれている。
今回聴いたのはアバドが指揮するCDなのだが、
残念なことにこの第三幕の演奏は物足りない。
あっさりすぎてしまい、もっとどろどろとしたものを
描き出すことはできないという感じがする。
それを考えるとやはり演奏はブーレーズの方がいい。
昨日聴いたのはアルバン・ベルクの歌劇「ヴォツェック」。
20世紀オペラの傑作の一つといっていい。
初めてこの音楽を聴いたのはレコードで、
ブーレーズ盤は当時高かったのだが、悩んだ末に買った。
とはいえ、一度聴いただけでこの歌劇を気に入った。
作品としての完成度がとても高い作品だと思う。
あらすじは、連隊付の大尉の部下ヴォツェックが、
自分の妻の浮気に嫉妬し、殺害してしまう話である。
作品の原作はビュヒナーの戯曲「ヴォイツェック」。
その主人公は実際の犯罪人をモデルにしているようである。
床屋のヴォイツェックが犯した犯罪は、
ある医師の妻を残忍な手口で殺害したもので、
当時の人々を震撼させた事件だったようだ。
原作は主人公の名前がヴォイツェック(Woyzeck)なのだが、
ベルクの作品ではヴォツェック(Wozzeck)に変わっている。
第一幕は主題の提示となっており、
第二幕に出てくる主題は、それを展開したもの。
そしてこれら主題は第三幕の音楽を
形作る要素であったことが第三幕のところで明らかにされる。
第三幕のところは、この歌劇の中で一番優れた箇所で、
演奏会用組曲として演奏されることもある。
ヴォツェックが自分の妻を殺害するまでのところが、
心理的な部分の描写も含め、見事に描かれている。
今回聴いたのはアバドが指揮するCDなのだが、
残念なことにこの第三幕の演奏は物足りない。
あっさりすぎてしまい、もっとどろどろとしたものを
描き出すことはできないという感じがする。
それを考えるとやはり演奏はブーレーズの方がいい。