橋下問責決議

5月31日(金) 橋下問責決議否決

 昨日の大阪市議会で自民・民主・共産提案の「橋下市長問責決議案」が公明の賛成を得られずに否決

 案文は同一でタイトルを「猛省と責任の自覚を促す決議」とした公明提出の決議分も否決されました。

 腰が引けてしまった公明の態度もさることながら、自民・民主・共産も問責否決で次善の策として公明決議案に賛成に回れば議会としての意思を示せたと私は思うのですが、外からは計り知れない会派間の思惑もあったのでしょうね。

 と思いを巡らせていると、今日の毎日夕刊に社会学者・上野千鶴子さんの面白い読書評が載っていました。

 見出しタイトルは「『売春は必要=常識』の非常識」。

 沖縄米軍司令官に「風俗業活用をしてほしい」と発言し、相手が固まった状況に「日米の文化の違いに不認識だった」と弁明したことに触れ、それなら「兵士に売春は必要だ」ということを「日本の常識」として世界に示したことになると喝破。

 自己決定によるフリーランスのセックスワーカーも「教育からの排除、企業からの排除、家族からの排除、福祉からの排除、自分自身からの排除の結果、売春にたどり着いていると分析。

 貧困による排除と売春の連鎖に思いをはせることができない感性の貧困にこそ、政治家としての資質が問われている気がします。

 

 

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