そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

亜星氏の慌てない急がないという感性を惜しむ

2021-06-16 | 文化

小林亜星氏が、先月30日に亡くなられていたことがわかった。小林亜星氏のコマーシャルソングで真っ先に耳に入っていたのは、「テニスコートの春がくりゃ♪ ♬ワンサカワンサカ 」というレナウンのコマソンが耳から離れない。耳から離れないと言えば日立の、「この~木なんの木、気になる気になる~」も耳の奥のどこかに残っている。
解り易いメロディーは、彼の人格からくるものであろう。作曲も思いつくまで取り組まない、急がない焦らないが反映されたものといえる。
官僚の父と女優の母を親に持つ優秀な少年は、親の勧めに従い慶応大学の医学部という難関を突破した。しかし、音楽が好きな亜星氏は経済学部に移り音楽を続けた。
突き出た腹で演じた寺内貫太郎一家は、向田邦子が亜星氏を意識して企画したが、彼は断り続けて一年ほど待たされたものである。下手くそな演技など見られたものではなかったが、ドラマの中では見事な存在感を示していた。
向田邦子のドラマでは、幾つかの作品で音楽を担当し静かな音楽を流している。
気取ったところがないが、自身の作品が盗作されたと服部克久を訴え勝利している。最高裁まで争ったが、毅然たる亜星氏の姿勢の前に、服部の親の七光りの敗北に終わっている。
小林亜星氏の死を悼み、彼の楽曲をいつまでも記憶し、彼の死を悼む。
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二階の「解散するぞ」の言葉はコケ脅しに過ぎなかった

2021-06-15 | 菅義偉

二階俊博はしぼんでしまった。
自公与党は内閣不信任を否決し、会期延長をも拒否した。二階が吐き捨てるように言い放っていた、解散は出来もしなかった。二階の「解散するぞ、するぞ」言葉は、野党へのコケ脅しに過ぎなかった。まるでヤクザの世界である。
それでいて、土地規制法案を強行採決したのである。
「特別注視区域」は特定されていないし、これまでやってきたように恣意的な運用になるのは明白である。秘密保護法もそのためにある。
二階はしぼんでしまったのではない。
この日二階は「自由で開かれたインド太平洋」構想を推進する議員連盟を設立した。派閥横断的に議員を集めた。安倍晋三を最高顧問に据えた。甘利麻生安倍のいわゆる3Aに対抗する形である。
ボケてる割にはお元気である。こうして政局を前面に迎えて、国会なんぞ開いてられないのである。
 自民党幹部にとってみれば、政策を論じるよりよほど面白いのであろう。国民のことなど目にない。コロナも五輪も。
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瓢箪から駒で総選挙になるやも

2021-06-14 | 菅義偉

政界は古くから一寸先は闇だという言葉がある。野党が協議して明日国会に、内閣不信任が提出される。少々ボケが始まっている、二階俊博幹事長は、「提出されると解散と総理に提案する」と述べている。
二階の記者会見には必ず後ろに立ち、途中から口を出してくる林幹雄であるが、幹事長代理という肩書が良く判らない。野田聖子氏が幹事長代行であるが、林代理は代行より口うるさく口を出してくる。
河井杏里の1.5億円については、「根掘り葉掘り、党の内情を聞くな。」と、記者たちを一括したあの男である。公党とは思えない、税金をいただく政権与党の役員の言葉ではない。
ところが今回は、二階に喋らせるだけであった。二階は不信任案が出たら解散すると言ったが、訂正して、「総理に進言する。私が解散できるのではない」と訂正した。林はボケ爺さんに悪役を任せたかったのであろうが、今回は黙したままで後ろに突っ立ているだけだった。
瓢箪から駒で、表立った決断らしきものをしてこなかった菅は良く判らないまま解散してしまうかもしれない。
本気でオリンピックはやる気のようであるが、東京都議選もある。コロナ対策はおざなりのままなので変わりはないとは言うものの、いくらなんでもこんな時期に総選挙などやっている場合か。
国会を開催して、コロナ対策に取り組むべきである。本気なら多くの問題がなおざりになったオリンピックも、議員さんたちは国会閉じてほっこりしている場合ではない。
野党四党も本気で解散などはないと思っての、不信任案提出ならやるべきではない。ひょんなことから総選挙などすべきではない。
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他力本願の政権運営で心もとない

2021-06-13 | 菅義偉

イギリスで開催しているG7の現場で、日本の菅義偉総理の存在が、誰の目にも浮いた存在としていかにも哀れである。英語が喋れないのは仕方ないが、なんとも名状しがたいお付きの者以下の存在に見える。ショボイ。
オリンピック開催を巡っては、「私は主催者じゃない」と言ってみたり、維新の「東都知事に批判が行かないのはおかしい」と、すり寄る発言にニコニコしながら、「私もそう思います」と良い爺様だ。町内会の隠居爺さんがお似合いである。
それにしても、本人はなりくない、目指してはいないと言っていた総理の座に据える人物ではない。ショボイ。
語彙が少なく、即応力がなく、説得する力がなく、スピーチ力がない。これまでの総理がそうであったが、スガに極めりといった感である。

G7ではオリンピックと新型コロナの各国首脳から支持をいただきたいのであろうが、利用されていいように扱われて帰国につくのがオチだろう。
菅は新型コロナウイルスの広がりに対し、「人類の努力と英知で難局を乗り越えられることを日本から発信したい」と無色透明の言葉を再読する。
オリンピックに対しては、「強力な選手団を派遣してほしい」と要請した。首脳の一人が「全員の賛意を代表して、東京大会の成功を確信している」と歓迎したという。主催者でもないのにお願いしている。
他力本願の政権運営が順調にいくことはないだろう。何よりも政局にあっては、除去法で得た政権の菅のような立場のトップほど危ういものはない。政権運営に本来であれば、コロナにあってもオリンピックにについても決断し有利に働くはずであるが、ワクチンとG7にお願いするしかない他力本願ではどうも。

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五輪貴族は傲慢そのもので日本を食い潰す

2021-06-11 | オリンピック

昨日BS-TBSの”報道1930”を見て、IOC貴族のたかりの構造というか、驕った体質を知り、やっぱりとは思ったがそれをはるかに超えるものであった。
上の図は2022年冬季オリンピックを巡り、誘致に向けて活動をしていた、スウェーデンのオスロがIOCから突き付けられた条件である。オスロはこれを受けて立候補を断念した。
最高級のホテルを用意することを前提にして、IOC職員に最高級の食事を用意し専用の英語が話せる職員をつけ、新品の携帯電話を持たせることに加えて、部屋や食事テーブルなどあらゆる職員の接する所や物や家具にまでオリンピックマークを付けることを義務としている。
驚かされたのは、IOCには国内でかかる消費税を免除すること、大会前には国王と食事をすることとしている。
オスロはこれを受けて立候補を断念した。オリンピックを開催したい側はこうした条件を吞んだ上で、その後はお互いに黙していたのであるが、今回オスロが初めてその内実を明かしたのである。
東京については関係者はこうしたことを公開はしていないが、いくつか解っている事もある。都内の五つ星ホテル5棟を組織委員会は借り切っていて、内装をオリンピック仕様にしている。一泊54万円のスウィートルームが用意させられていて、IOC職員の触れるものすべてにオリンピックステッカーを貼らされている。専用の車をそれぞれに用意しているが、すでに500台が内装まで含めオリンピック仕様となっている。
因みに、新型コロナ対策についての要件は何もつけていない。
IOCが「五輪貴族」と言われる所以である。道理で、「緊急事態下でもやる」「菅首相が断念してもやる」と平然と口にするのである。なんと傲慢な貴族組織であるか。IOCは「お・も・て・な・し」を期待しているのである。
組織委員会も開催が大前提であるから、あらゆる条件を丸呑みしているのでる。パソナが日給35万円でも驚くことはないのだろう。感覚が尋常でなくなっている。
ファイザー社ワクチンを認可していない国が100カ国以上あり、パフォーマンス低下を理由に、接種拒否を表明する選手もいたりと、ワクチンだけでも一筋縄でない。未だ一国も参加表明をしていないが、42日となった開催日は訪れるのであろうか。

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「茶番劇」でしかない党首討論

2021-06-10 | 菅義偉

何とも自信なげに挙手しているようないないような
久しぶりの党首討論が昨日行われた。最も長い立憲民主党でも30分の持ち時間であるが、他の政党は僅か5分程度である。菅のモゾモゾはぐらかした時間もこれに含まれる。
立憲民主は内閣不信任を提出するかを探って、維新は政権党におべっかを並べてすり寄り、国民民主党は経済支援のスケジュールを巡って、共産は五輪中止の決断を促すといった具合で、そもそも討論になんかなっていない。
驚いたのは、官僚メモの棒読みしかできない菅義偉首相が、資料に目いっぱい付箋をつけて、討論会場に持ち込んでいたことである。さぞかし自分の言葉で語るかと思ったら、大間違いであった。1969年の東京オリンピックの感動話を延々と述べた。述べたといっても超スローの喋りで6分間もあったそうだ。因みにメモは見てはいなかったが、これは野党各党の持ち時間に等しい。
菅の周辺では、自分の言葉を持たない総理が党首討論に応じたことの驚いていた。そもそもイギリスの党首討論を真似たものであるが、毎月何度も行う、感情むき出しで口角泡飛ばす二大政党の討論とは全く異なる。
それでもほとんど内容のあることを口にしない菅義偉であるが、11月には希望者のワクチン接種を終わらせたいと言ったのである。これは、ワクチンでコロナの清浄化が起きて、鼻高々に選挙に打って出るということである。つまり10月21日の任期を全うして選挙に出るということを意味する。これは本音だろう。党首討論で得られた唯一の収穫である。
昨日の党首討論は、与野党とも茶番である。時間がない野党、質問には答えない菅首相。終了後野党の質問に丁寧に答え、ご理解が得られたと嘯いた。全く意味なく虚構とはぐらかしの政権与党、矛盾をつけない野党のによる意味のない党首討論である。
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立法事実がなく実質基地拡大法案といえる「土地利用規制法案」

2021-06-09 | 平和

自民党の法案提出には、過去から学んだことを生かし極めて狡猾である。よく言われるのが、小さくんで大きく育てるということである。土地利用規制法案がどうやらそうなりそうである。
自衛隊の基地や原発など安全保障上重要な施設周辺の土地利用を規制する法案、いわゆる「土地利用規制法案」(重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律案 )が、可決されようとしている。衆議院を通過し参議院で審議中である。
各自治体や地方から、中国など外資の土地利用や買収が問題になっているが、ほとんどが水源の売買など、自然環境に類するものなのである。
自衛隊基地や重要施設周辺の土地利用の規制に関しては、そもそも問題は起きてはいない。小此木国家公安委員長も「それについてはありません」と明言している。「自治体からの相談事などはないです」とまで発言している。
つまり、この法案は原発や自衛隊や米軍基地等の周辺の土地を外国資本が取得してその機能を阻害すること等の防止を目的とするとされているが、これまで、そのような土地取得等により重要施設の機能が阻害された事実がないことは政府も認めており、そもそも立法事実の存在について疑問がある法案である。
足で車のハンドルを操作する人間がいるからと、法律で禁じるようなものである。確かに危険ではあるがそのような事例はこれまだない。あったとしても既存の法律で十分対応できる。足で操作する可能性があるからと特定の人物を、政権の意向で判断して逮捕するというものである。いつの間にか法案が大きく育つのである。
目的は危険運転などではなく、軍事基地を自由に拡大して反対運動を抑え込むためのものといえる。立法事実がないまま突っ走るのは、鹿児島南方から沖縄を含む石垣島までの西南諸島に建設しているミサイル基地や、米軍基地の拡充のためとみられても仕方があるまい。
このコロナ禍の中、オリンピック開催強行の騒ぎの中、一見
小此木国家公安委員長は、「安全保障の確保のため規制が必要だ」と述べ「土地の所有者や関係者への調査は最小限度とし、国民の権利や自由が不当に侵害されることはないと」説明しました。法案が生まれて間もなく、小さい間は委員長の言う通りにするであろうが、豹変するのは目に見えている。
この法案は自衛隊の基地や原子力発電所といった重要施設の周辺などを「注視区域」や「特別注視区域」に指定して、利用を規制するもので「特別注視区域」では、土地や建物の売買の際に事前に氏名や国籍の届け出などを義務づけている。主に沖縄周辺の西南基地の拡大をして中国を刺激する法案といえる。
私の住む北海道東の果てに日本最大の矢臼別基地があるが、基地のど真ん中にかつて農業を営んでいた人たちの土地があるが、この法案が通過すると簡単に収容することができるようになる。現地の矢臼別平和委員会は大きな危機感を抱いている。土地収用に限定した、現代版治安維持法といえる。

例えば宜野湾市のど真ん中にある普天間基地に、同法が適用になれば市街地ほぼ全域が対象となる。

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自民党の腐った議員たち有権者への説明責任もできない

2021-06-08 | 政治と金

菅原一秀前経済産業大臣が予想通りに略式であるが起訴された。東京地検特捜部は衆議院議員を辞職した菅原一秀氏を公職選挙法違反の罪で略式起訴した。
菅原は起訴内容を認めているということである。罰金刑が確定した場合、菅原氏は原則として5年間公民権が停止されるが、菅原は犯罪を認め辞職しているので、減免されることになる。次はないがその次の選書に出るための行動である。
決して反省しているわけでもなく、心から犯罪行為を認めているのもない。
そもそもが、記者会見して有権者に説明する、と言ってはいたが反古にしたままである。
記者会見すればいいと言ものでもないのが秋元司である。
誰がどう考えても真っ黒な人物である。状況証拠だけでなく実証された事実が数多くある。
カジノ法汚職事件の実行犯で昨日保釈された衆議院議員秋元司が今日記者会見を開き、「起訴された全てのことについて無罪であります。このことははっきりと申し上げます」と述べた。会見場は白けたままである。次期選挙にも出馬するというのである。
選挙民への説明責任があると言って憚らなかったのが、河井案里である。当選が無効なのであるから、議員に一日もつくことがなかったという司法の判断であるにもかかわらず、歳費(給与)は5000万年も受け取ったままである。
法律がないとのことであるが、一般社会の常識にも真っ向から反する。法的に認められてもいない職務、地位に税金型多額に給付されたままである。
夫婦そろって国民への説明責任を果たしていない。金で買ったとはいえ、とうひょしてくれた人たちに詫びもないのか・
吉川貴盛は病院に入ったままである。全く責任を感じていないのか。世間が忘れてくれるのを待つつもりなのであろう。
この5人の腐った議員たちの多くは、二階や菅が推薦して入閣した連中である。案里は安倍晋三が私怨で、二階や菅を飛び越えて推した人物である。
自民党は頭から腐り汚物の5人を切り捨てた
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竹中平蔵はこの国を壊す根源を作った張本人、妄信した小泉、安倍そして弟子の菅義偉

2021-06-07 | 菅義偉

小泉純一郎が入閣に招へいして、良いようにこの国の労働者、一般国民から富を奪い、特権者に富を集めさせたのが、誰あろう竹中平蔵である。
入閣ポストを外されると、さっさと国会議員を辞めて、今度は金儲けに猛進するのである。
彼が設立した派遣会社のパソナグループは営業を10倍に伸ばしいる。自分が作った国の制度を最大限利用し、中抜き中抜きを繰り返すことで、多額の利益をはじき出している。ほとんどが我々の税金である。
「お主も悪よのう」と言われる代官様どころではない。今年5月期の通期連結業績予想を上方修正。純利益は62億円と、前年の5億9400万円から942.3%アップする。約10倍増となる。
日給35万円(実態は80万円になるとのことであるが)のオリンピック会場などを請け負っていれば、パソナGはそりゃ儲かるだろう。

その竹中平蔵がは尾身分科会会長の発言について「分科会がオリンピックのことを決めるわけじゃないのに、明らかに越権」と言い、「本当にエビデンスがないと私も思いますけど、人流を止めればいいんだとか、なってるでしょ。しかし、人流を止めてロックダウンした国でも抑えられなかったんですよ」などと、それこそ人流と感染拡大の関連性まで否定したのである。そんなもの発生者数の推移を見れば誰でもわかることである。
「なんでやるか、やらないか議論するか、私はわからない。オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界に『やめます』というのは、あってはいけない。世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任がある」と続けたのである。
この発言に、オリンピックを食い物にしている平蔵の本音が伺える。はっきりと「中止されると濡れ手に粟の儲け話ががなくなるので開催すべき」と本音で言えばよい。論議などされては困るのである。
世論はほぼ8割が開催反対である。これに対しては、世論が間違っていると、バッサリ切り捨てている。
こんな男が国政の中心いたのである。国民のことなど全く考えることがなく、245年前の富国論を掲げ、商品や労働の価格や量や質を市場が決める。市場には神の手があるという、新自由主義思想で日本経済を滅茶苦茶にしたのが、竹中平蔵である。
総務大臣時代には副大臣として菅義偉が下にいた。菅は総理就任真っ先に官邸に呼んだのが竹中平蔵である。口が上手く小泉純一郎も安倍晋三も、竹中の言うがままである。日本を破壊した、平蔵を許さない。
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「尾身くん、それ言っちゃーおしまいよ」とばかり、自民のくずどもが大慌て

2021-06-05 | 菅義偉

「尾身くん、それ言っちゃーお仕舞よ」とばかり、自民党の忖度議員たちが一斉に、裏攻撃を始めた。菅義偉首相は、大声で取り巻きに激怒したとのことである。
尾身茂政府の新型コロナウイルス感染症対策会長は、「状況で普通やるべきではない。やるのであれば余程の覚悟をもって、感染対策が求められる」と述べたのである。ほとんどの国民にとって何の違和感もなく、至極当然の発言であるが、むしろ遅きに失した感がある。
政府高官は、「この発言は政府の開始を推進する立場にない」と述べている。多くの菅の周辺の忖度議員たちも同類の発言をしている。オリ・パラを何があっても開催に向けて、動き出している議員たちは姑息である。
しかし、取り巻きたしに言葉をよく見てみると、政権に障害になるような意見を言ってはならないと述べているのである。菅義偉は野党に突っ込まれると、「専門家の意見を聞いて判断する」と明らかに、時間稼ぎをしてきた。
尾身もこれに応えて、例えば、「PCR検査は新型コロナの蓋然性はない」とまで述べている。日本が世界的にも、PCR検査が圧倒的に少なかったのは、菅の言う”センモンカ(従順な専門家)”の指示によるものである。
オリンピック開催2カ月を切って、いよいよセンモンは考えたのであろう。多少の倫理観は残っていたのであろうが、言っちまったのである。分科会は我慢できなかったのであろう。分科会以外の専門家たちの声を聞いたのかもしれない。医療ひっ迫の現場を抱えた医療関係者からの発言に配慮したのかもしれない。
あるいは8割が開催反対か延長の国民の意向を受けたのかもしれない。これは尾身の姑息な男の延命作戦であろうが、残念ながら今後の高官への道は閉ざされたであろう。
とはいえ、菅は国民の感覚を逆なでするような国家的、国際的行事を止めるタイミングを失った。元々なかったかもしれないが、それはよほど決断力も洞察力も欠いた人間と言うしかない。

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イッシュウーが今更辞任するわけ、検察は変わったか

2021-06-04 | 菅義偉

前経済産業相の菅原一秀衆院議員昨日(6月3日)議員辞職した。1日に自民党に離党届、大島理森衆院議長に辞職願を提出、離党届は2日に受理され、議員辞職願は3日に許可された。
菅原氏は2019年、選挙区有権者に香典などを提供、4月に地元夏祭りで御祝儀を提供していた。菅原氏は「当局から要請があれば誠実に対応する」とコメントしていたが、河井夫妻の問題が大きくなって、数々の疑惑を抱いたままこれ幸いと黙したままであった。
東京地検特捜は近く、公職選挙法違反(寄付行為の禁止)で略式起訴する方針を固めたようだが、東京都議選や秋になるだろう衆院選を避けての判断と思われる。
特捜部は公訴時効にかからない寄付行為の50万円ほどを立件する見通しのようである。それに、今月に入って国会議員であれば、夏のボーナスの350万円ほどが入ってくる。
叩けば誇りが出る、虚言癖の出鱈目セクハラ不倫浮気男の、菅原一秀である。叩かなくても異臭を放っている男である。
このところ、「政治とカネ」を巡る事件が相次いで立件されている。IR汚職事件の秋元司衆院議員、選挙違反事件の河井克行、案里、鶏卵生産者業界による贈収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛。
徹底抗戦の秋元、一旦は否定したがその後すんなりと罪を認めた河井夫妻、だんまりで病院に逃げ込んだ吉川と、それに起訴されそうだと風を見て金とっておさらばの菅原と、本当に自民党は多種多様で人材の豊富なことである。
秋元司は国土交通副大臣でカジノ担当、河井克行は法務大臣、吉川貴盛は農水大臣、菅原一秀は経済産業大臣であった。
彼らはもれなく安倍晋三の特別枠で入閣した人物たちである。特に吉川と菅原は菅義偉の強い推薦で、入閣している。
菅原はここまで辞任していなかったのは類似の、松島みどり衆院議員と小渕優子衆院議員が何となく不起訴で、お咎めがなかったからである。
それに、罪を認めここで辞任して反省の姿を見せておけば、罰金刑だけで終わり、次々回の選挙には出馬出来るからである。
それはともかくとして、安倍晋三が詐病とはいえ辞任してくれたおかげで、検察の動きも民意を反映させるようになったかに見える。森友学園の公文書改竄を強制された自死した赤木俊夫さんの、赤木ファイルの黒塗りの状態で判断出来るというものである。

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尾身会長がようやく語ったが、菅はどこ吹く風である

2021-06-03 | オリンピック

東京オリンピック・パラリンピック開催の、政府の分科会の尾身会長は「パンデミックの中での開催は普通でない」と述べさらに、「開催するのであれば、政府や関係者が強い覚悟で感染対策などに取り組む必要がある」という認識を強調した。
そして「そもそも五輪をこういう状況の中で何のためにやるのか、目的が明確ではない。政府は開催の理由や目的を説明すべき」と指摘し、開催に踏み切る場合は「できるだけ規模を小さくして、管理体制を強化するのが大会を主催する人の義務だ」と、大会組織員会に感染対策の徹底を求めた。
これを受けて、菅義偉首相は、「安全安心を徹底し、開催する」と判で押した答えを繰り返す。そして、「平和の祭典をすることでスポーツを通じて世界に発信する」とバカ発言をする。国会で問い詰められてのことなどではない。自らの言葉を持たないで、抽象的に安心安全を繰り返しても何の説得力も持たない。
これまでは大きく政府の方針を大きく外すような発言が少なかった、尾身会長であるが、開催2カ月を切ってやっと少し本音を出した。政府の方針に疑義を示したといえる。
さらに尾身氏は、直接IOCに現状を申し入れる方法だってあると述べている。
菅の政権側は、「専門家の意見を聞いてから」を繰り返すが、聞くだけでのアリバイ工作に利用しているに過ぎない。
尾身会長の出す条件は、8割もの国民が疑義を抱く五輪開催への思いを背景にしたものといえる。要するに当然のことを主張しているに過ぎない。
ボランティアは1万人が辞退している。日当ゼロを8万人もお願いしておきながら、パソナ職員には日当35万円を支払うという。
変異株に対する明快な説明が医療からは出されていない。インドやベトナムなどからの選手をどうするのか。
国民にはあらゆる会合を自粛させておきながら、アメリカが渡航禁止国と指定している日本に、どうして何万人にも招き入れるのか。国民感情は置いてきぼりである。
菅はワクチンの実施に望みをつないでいるようであるが、よほどうまくいったところで、半年は遅れている。五輪に間に合うこともない。真似合わせる政治力がなかったのである。
菅義偉からは開催に対する、明快な自らの言葉で語るメッセージがない。
それにしても、おもは老後の安定した恒久の社会的地位を投げ出したといえる。 
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政治と金についてはキレイになったと嘯く二階

2021-06-02 | 民主主義

二階俊博自民党幹事長が、「政治と金については、随分キレイになってきた。」と述べ、「選挙に金使いたい人はいない。」と述べた。
小佐野や児玉など、戦前から暗部、裏社会を支配していた輩の感覚が、二階の頭の中に残っているのでないか。
現在の物価の100分の一ほどの頃に、億単位で闇社会が金と暴力で政治や社会を支配していた時代である。二階にはこうした時代が頭の隅にあるのでないか。それとも単あるおとぼけか。
政治家の金の問題は、金銭授受が巧みになって隠すなりの誤魔化しと隠匿が長けたに過ぎない。より悪質になったともいえる。
先日の吉川貴盛がいい例である。たまたま、河井案里の選挙違反捜索の過程で見つけたに過ぎない。ほんのたまたまである。選挙違反がなければ葬られていた事案である。金額も一回に200万円程度何回か渡したらしい。
しかも同時に発覚した、吉川に金銭授受の方法を伝授した西川公也については、何のお咎めもなしである。二階が思い描く時代には考えられない巧みさである。
それに今回の案里の1億5千万円は、過去にはなかった金の問題である。頂いた金をこんな形で選挙に金を使うことはこれまではなったし、不慣れの結果にとった行動がばら撒きである。100人ほどの中に、広島県下の自民党の大物が数人入っていない。秘匿が巧みになったのである。
安倍晋三に至っては、自らの懐を開くことなく、国家予算で支持者を接待する。腹心の友には獣医学科の開設を違法行為で承認させ、国費を与えて補助する。配偶者が関わる事業には国有地をほぼ無償て提供するなど、金の姿を懸命に隠しながら、権力者は逃げまくり公文書を隠すし書き換える。
二階俊博の場合はGo-To何とかで、献金をたんまりもらった旅行業界を利益還元を平然と行う。自民党が業者と癒着が前提の政党である以上、政治は金で覆われるのは必然のことである。
どこがきれいになったというのだ。
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日本国民より守らなければならない守らなければならないものがある

2021-06-01 | オリンピック

路上飲みを摘発して歩く東京都庁職員。お酒を出すお店の営業は止められ、一般の飲食店は8時までしか営業できない。
アメリカが行ってはならない国、渡航禁止に日本を指定した理由は、十分すぎるほどある。
しかしオリンピック選手村は別格のようである。お酒は持ち込みなら構わないということである。そして、コンドームは15万個無償提供されるとのことである。何ですか?コレ。通常の大会では平然と提供されているのであるか。
もうそろそろ池江璃花子の感動に酔いしれて、オリンピックに幻想を抱くことは止めた方がいいだろう。
オリンピックにとって、アスリートたちは客寄せパンダに過ぎない。営利目的のオリンピックは営業にご執心なのは当然のことである。
彼らが特別な存在であることは、ほんの少し前日本国民にできないと言っていた、PCR検査に見ることができる。
一年前不顕性感染者(無症状感染者)が運ぶことがわかっているウイルス感染なら、接触者にPCR検査を徹底すればかなり広範囲の感染拡大が防げるはずだった。ところが検査で陽性者が増えると、オリンピック開催に支障が出るとばかりに、検査をを抑え込んで”発病者”を減らしたのである。お役人の考えそうなことである。
あれほど渋ったPCR検査をオリンピック選手と関係者には、毎日するとのことである。東京都だけでも最大限4万人しかできなかった検査を毎日10万件するというのである。
おまけに観客には1週間以内のPCR検査の証明書を提出させるというのである。無観客を設定していないのである。
子どもたちに、学芸会も運動会も人生の思い出にもなる修学旅行さえも取り上げておきながら、渡航禁止の国に世界各国から人を呼び入れることをどう説明するのだろう。
昨日本ブログに書いたように、パソナや電通が損害を被らないようと言うより、大儲けする道を塞がないように開催するのである。パソナの社長の竹中平蔵が総務大臣時代の部下、副大臣だった菅義偉が懸命にカバーするのである。
菅義偉が何を聞かれても、「安心安全に開催する」の棒読みを繰り返す理由もこのあたりにある。
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羅臼港

春誓い羅臼港