そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

もうすでに抜け道、抜け駆けの五輪対応になっている

2021-06-21 | オリンピック



東京五輪・パラリンピックに向けた大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の5者協議が今日(21日)で開催され入場する観客人数を決めた。
観客数上限を定員の50%以内で、最大1万人とすることを正式に決めた。
大会期間中に緊急事態宣言が出た場合は、「無観客も辞さない」と菅総理は述べたが、これは最大対応しても”無観客”がせいぜいだと述べたのである。
ところがどっこい、上限1万人にはちゃーんと別枠が設けられている。IOC・スポンサーなど大会関係者や学校連携観戦も可能らしい。そして、開会式は1万人に制限するわけにもいかないともいわれている。観客席には座りませんというのが理由に掲げられているが、疫学にはそのような理由など存在しない。

昨日ウガンダの選手9人中1名の陽性が確認された。1名は隔離されたが、残りの8人はバスで移動している。濃厚接触者の飛行機内同乗者については、全く調査もされておらず情報もない。
テニスのオーストラリアオープンでは、入国時の飛行機内で1名の陽性が確認され、残りの同乗者全員が濃厚接触者として扱われている。
PCR検査陰性後14日間ホテルに完全隔離された。錦織圭は憤懣やり方ない。もうすでに日本の安全安心などオーストラリアオープンの対応の足元にも及ばない。尾身会長の指摘する、他の大会より厳しい対応がオリンピックには求められるとしているが、すでに反故にされている。
そして大会前に関係者がすでに入国している。その人数が2003名であるが、1105名(55%)が待機なしで入国、602名(30%)が3日間大気で入国、296名(15%)が7日間大気で入国している。待機なしの理由は多分昨日記載したように理由をコピペして提出したのであろう。
今日5者協議で決められた50%で1万人上限で試算すると、480万人になる。これには別枠も会場に入場できなかった人たちも入っていない。少なくともこの2倍から数倍の人流があるとみるべきであろう。
ここには、オリンピック・パラリンピック開催の不安で非安全な姿しかないことが見えている。
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