そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

他力本願の政権運営で心もとない

2021-06-13 | 石破茂

イギリスで開催しているG7の現場で、日本の菅義偉総理の存在が、誰の目にも浮いた存在としていかにも哀れである。英語が喋れないのは仕方ないが、なんとも名状しがたいお付きの者以下の存在に見える。ショボイ。
オリンピック開催を巡っては、「私は主催者じゃない」と言ってみたり、維新の「東都知事に批判が行かないのはおかしい」と、すり寄る発言にニコニコしながら、「私もそう思います」と良い爺様だ。町内会の隠居爺さんがお似合いである。
それにしても、本人はなりくない、目指してはいないと言っていた総理の座に据える人物ではない。ショボイ。
語彙が少なく、即応力がなく、説得する力がなく、スピーチ力がない。これまでの総理がそうであったが、スガに極めりといった感である。

G7ではオリンピックと新型コロナの各国首脳から支持をいただきたいのであろうが、利用されていいように扱われて帰国につくのがオチだろう。
菅は新型コロナウイルスの広がりに対し、「人類の努力と英知で難局を乗り越えられることを日本から発信したい」と無色透明の言葉を再読する。
オリンピックに対しては、「強力な選手団を派遣してほしい」と要請した。首脳の一人が「全員の賛意を代表して、東京大会の成功を確信している」と歓迎したという。主催者でもないのにお願いしている。
他力本願の政権運営が順調にいくことはないだろう。何よりも政局にあっては、除去法で得た政権の菅のような立場のトップほど危ういものはない。政権運営に本来であれば、コロナにあってもオリンピックにについても決断し有利に働くはずであるが、ワクチンとG7にお願いするしかない他力本願ではどうも。

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