そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

辺野古の海の埋め立てに戦没者のいこと土砂を使うな

2021-06-23 | 辺野古

本土決戦を遅らせるための、沖縄決戦は際限なく住民を巻き込んだ。今日は沖縄慰霊の日である。
員だどこからでも見つかる戦没者の遺骨。特にガマで遺骨は残されたものが数知れない。多くの一般人が逃げ込んだ沖縄の自然の洞窟、ガマで遺骨を収集する人を、畏敬を込めて「ガマフヤー」と呼ばれる。
具志堅隆松さんもそうしたガマフーの代表者である。時には上の絵のように不発だった爆弾を抱えた爆弾兵の遺骨に会う事もあるという。
具志堅さんが遺骨を収集するガマの丘を削り、ズリとして県民の8割が反対を表明する辺野古基地の埋め立てに使うというのである。無念のまま亡くなった戦争犠牲者たちの骨の入った土砂で、戦争基地となる辺野古の埋め立てに使うというのである。これほど非人道的なことがあるだろうか。
具志堅さんは糸満市の平和祈念公園で県庁前で、遺骨で辺野古基地埋め立てることに抗議のハンガーストライキを行った。
今日沖縄慰霊の日、沖縄全戦没者追悼式に参列した玉城デニー知事は終了後、名護市辺野古の新基地建設に関する設計変更申請の不承認を求め、ハンガーストライキを続けるガマフヤーの具志堅さんを訪ねた。
玉城知事は「できることを一生懸命頑張りたい」と答えた。
具志堅さんは「(知事が)不承認にする理由の一つとして、戦没者遺骨の尊厳を守るため、人道的に認められないと盛り込んでほしい。多くの人が戦没者遺骨を守ってほしいということに賛同している」と玉城知事に求めた。
知事と面談後、具志堅さんは「来てくれたことは評価したいが、もう少し踏み込んだ言葉がほしかった。今は知事の背中を押したい」と不満を述べている。
辺野古新基地の人柱のように戦没者は扱われることを、故人はどのように思っているのか、考えたくもない。
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