そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

政治と金についてはキレイになったと嘯く二階

2021-06-02 | 民主主義

二階俊博自民党幹事長が、「政治と金については、随分キレイになってきた。」と述べ、「選挙に金使いたい人はいない。」と述べた。
小佐野や児玉など、戦前から暗部、裏社会を支配していた輩の感覚が、二階の頭の中に残っているのでないか。
現在の物価の100分の一ほどの頃に、億単位で闇社会が金と暴力で政治や社会を支配していた時代である。二階にはこうした時代が頭の隅にあるのでないか。それとも単あるおとぼけか。
政治家の金の問題は、金銭授受が巧みになって隠すなりの誤魔化しと隠匿が長けたに過ぎない。より悪質になったともいえる。
先日の吉川貴盛がいい例である。たまたま、河井案里の選挙違反捜索の過程で見つけたに過ぎない。ほんのたまたまである。選挙違反がなければ葬られていた事案である。金額も一回に200万円程度何回か渡したらしい。
しかも同時に発覚した、吉川に金銭授受の方法を伝授した西川公也については、何のお咎めもなしである。二階が思い描く時代には考えられない巧みさである。
それに今回の案里の1億5千万円は、過去にはなかった金の問題である。頂いた金をこんな形で選挙に金を使うことはこれまではなったし、不慣れの結果にとった行動がばら撒きである。100人ほどの中に、広島県下の自民党の大物が数人入っていない。秘匿が巧みになったのである。
安倍晋三に至っては、自らの懐を開くことなく、国家予算で支持者を接待する。腹心の友には獣医学科の開設を違法行為で承認させ、国費を与えて補助する。配偶者が関わる事業には国有地をほぼ無償て提供するなど、金の姿を懸命に隠しながら、権力者は逃げまくり公文書を隠すし書き換える。
二階俊博の場合はGo-To何とかで、献金をたんまりもらった旅行業界を利益還元を平然と行う。自民党が業者と癒着が前提の政党である以上、政治は金で覆われるのは必然のことである。
どこがきれいになったというのだ。
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