そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

法の下の平等は空文でしかなく、誰もが嘘と知っている虚言の世界

2024-02-21 | 安倍晋三

何年も前のことであるが、40キロ制限の所でスピード違反で捕捉されたことがあった。多くの車がひと固まりではしていたが、その先頭だった自分だけが捕捉された。
60キロ程度では走っていたが、18キロオーバー多少の気配りも感じてはいたが、40キロ以下で走っている車など一台もない。他の車に迷惑がかかる。何で俺だけ捕まえると食って掛かったが、答えはシンプルであった。
「全員を捕捉することなどできない。外にも速度違反者はあっても、彼方が違反した事実は消えない。」ということであった。
現実問題として解らなくはないが、何故自分だけだとか、法の下で平等性を欠くとは思うが抑止にはなるだろう。
規模は異なるが、それが国家規模であるとか、我々の代表であるとか、公僕であるとか、法的に存在しない金、裏金のその金額が多分判明しているだけでも巨額であることを考えると、私のスピード違反の論理の適用は許されると思わない。検察は私を捕捉した警察官の論理の適用をしたのである。
裏金が(判明しただけであるが)3000万円以下はお咎めなしには、少々驚かされる。100人も一斉に起訴できないというのであろう、3000万円以上を悪事のボーダーラインにする意味は、5人衆の萩生田を森喜朗の意向を汲んで、放免する意思かと思える。
恐らく安倍派の中では、「赤信号皆で渡れば怖くない」風潮にあったのであろう。事実、安倍晋三は悪行を重ねても、周辺を固めることで乗り切ってきた。周辺を警察官僚で固めることで、安倍の服従者ばかりを侍らせたのである。今回の裏金問題は、安倍の寵愛を受けた連中の無知が起こし、発覚した一部のことである。
彼らは自らの非を認めることより、どうして自分だけなのかとか、なぜばれてしまったのかと思っているに違いない。あるいは安倍晋三が生きてさえいれば、こんな騒ぎは起きなかっただろうと思っているに違いない。
スピード違反とは異なる。裏金を作った議員は漏れなく検挙すべきである。刑罰の軽重は司法に任せ、全員から公民権を一定程度剥奪するべきである。

今回の裏金事件でためらいもなく非を認め、心境を吐露して辞任したのが谷川弥一である。彼には到底国政を担う資質があるとは思えないし、自らも限界も知っていた。地方の鍛え上げの事業者であるが、裏金の指示は党からあったのかと問われ、「言いません!」を声高に繰り返し、間接的に認めている。
裏金の5000万円は手を付けないでいると、金庫内の写真を検察に見せたとのことである。予算委員会で質問時間を与えられたが、時間を余し般若心経を唱えたことは、笑い話とされている。議員辞職し公民権を奪われたが、恐らく谷川に悔いはないだろう。
予算審議に入りたいと岸田は裏金議員たちを説得したのであろう。野党の言い分を聞いたわけではない。単あるアリバイ工作に、政倫審への出席を5名ほど出している。これで終わりにしたいのであろう。使途不明で埋め尽くされた、自民党のアンケート用紙と併せて、免罪をされたとするのだろうし、選挙で再び票を集めた議員は、禊は終わったとばかりに、ザル法をまたぞろ作って甘い汁を求めるのであろう。盛山文科大臣に見るように、誰もが知っている虚言でも非を認めない、安倍晋三が作り上げた虚言と虚偽の世界である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は多喜二に命日、未だに... | トップ | 支援国の疲れそれにトランプ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安倍晋三」カテゴリの最新記事