
駄々っ子のようなトランプであるが、誕生日の祝いが国のパレードとなると話は別である。アメリカの軍事パレードは、ほぼ戦勝パレードである。今どきするのは、しかもG7 サミット直前というタイミングである。
イスラエルのイラン空爆が始まったという時で、トランプはうれしくてコメントさえ出すことができない。軍事パレード反対のデモが全米で5千カ所も行われたようである。これに対しても、トランプは強権的に排除している。
パレードにカルフォルニアの州兵派遣を、カルフォルニア知事は知事の権限を奪ういほうこういと非難している。これに対してトランプは本来外国からの重大な侵略時に発せられる大統領権限で、これを剥奪し州兵の派遣を命じている。更にカルフォルニアに対して、補助金の交付の停止などを行っている。
トランプバースデイ軍事パレて、ニューナムカルフォルニア知事は、今日アメリカの民主主義が壊れたと述べている。アメリカに王様はいらないというわけである。
トランプのEU、NATO嫌いはハーバード大学の攻撃でもわかるように、リベラル派が嫌いなのである。リベラルパージともいえる攻撃は、民主党支持者に留まっていない。
時あたかも、G7がカナダで行われるタイミングである。2018年同じくカナダで行われたG7で、トランプは反自由貿易の主張を下ろさず孤立した会である。合意文書を廃棄を命じて、自分は北朝鮮の金正恩に逢いに行ったことでも知られている。
トランプは民主主義体制をカネで偽装し、専制体制を目指している、否もうすでに200もの訴訟を受けながら、専制体制を自在に操っているといえる。
