安倍政権は、成長戦略だの現実的対応だのと主張して、日本の原発の再稼働に向けて動き出しています。廃炉にするにしても、40年はかかるといわれている、福島原発の廃炉への工程すら明確でないのに、す
でに再稼働に動き出している。
ベース電源などと言う、猫騙しのような造語で国民をごまかして、要するの基本電源にしようというのである。世界最大の原発事故を引き起こし、その処理はもちろん現状も原因も把握されていない、事故原発を抱えながら、再稼働へ向けて動き出している。
この図は、泊原発で福島同程度の事故が起きた時の、放射性物質拡散シュミレーションである。(クリックすると大きくなる)
地球の自転の関係で、日本では主に西風が吹く。あるいは季節によっては、北海道では北風が吹くとした場合の、シュミレーションである。
特に西風が吹いた場合は、道都札幌に大量の放射性物質が降り注ぐことになる。札幌に機能集中する北海道は全滅に近い状態になる。北海道の上空は主に西風が吹いている。
北海道は、日本有数の火山地帯である。温泉が豊富であるが、活断
層がそこかしこにある。泊地区も例外ではない。
なぜかしら、福島原発以降の再調査では、依然なかった活断層の存在が泊原発の辺りでも、存在していることが判明している。
それでも、某大学の調査とはかなり異なり、北海道電力の発表では活断層は分断されている。
何とか再稼働したい北海道電力は、電力料金の値上げを人質にして、原発の必要性を主張している。
原発の事故処理もできない。放射性廃棄物の処分場もない。利権に守られた巨大な虚構の建造物、原子力発電場は即刻廃炉にすべきである。
今全国の止まっている、原発の周辺には以前の魚が大量に戻ってきていると、各地で確認されている。こんなにも不自然な発電所は不要である。