安倍政権は、トルコに何度も出かけてエルドアン首相と親密になり、日本の原発を輸出することを決めた。そのトルコでは、反核運動が盛んで日本の国会議員あてに「原子力協定を批准しないで」とメールを送って
いたと、田中龍作ジャーナルが伝えている。
要約すると、トルコには原発を取り巻くインフラが整備されていない、エルドアン政権下では情報も公開されないと言った、至極当然の内容である。何より、チェルノブイリでも被曝している。
そのエルドアン首相であるが、政府の討議内容をYOU-TUBEで暴露されて、国家安全保障にかかわることと激怒し、閉鎖を命じた。政権に必要な情報は、保護されるべきだというのである。権力は分散されてはならないとも言っている。まさしく安倍政権が先ごろごり押しで通した、特定秘密保護法のことである。道理で、お二人仲良くなるはずである。
その、トルコとの原子力協定の批准は4月4日に国会を通ったが、日本の民主党は党として賛成を表明した。ところが、急にお腹が痛くなったり急用ができたりして欠席する国会議員が続出した。与党内も何人か退席したようであるが、原発ゼロの党の方針に反するとして、欠席した菅元首相の発言は当然である。民主党は処分すると言っているが、本当にできるのか?
何とも理念すらかなぐり捨てた民主党である。かといって右翼理念で固まった、国粋主義者の安倍晋三も困ったものである。
羅臼港
春誓い羅臼港