そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

残業代ゼロ?

2014-04-23 | マスコミ報道

ニュースステーションで、残業代ゼロの怖れ という報道があった。6分ほどの報道であるから参考にしていただきたい。
労使が合意すればという条件などは、ないに等し良いものである。労働者は個人では弱いものである。企業側におもねることになる。
第一労働組合の存在自体が怪しい。強く組織されているような強い組合なら問題はないであろうが、今や稀な存在である。ほとんどが御用組合に堕している。
現在でも、サービス残業を容認する組合がほとんどである。そもそも、労働組合加入率が、20%あるかなしかである。そんな現実を逆手に取った、反労働組合の安倍政権の思惑である。
労働を質で評価しようとするのは聞こえはいいが、恣意的な評価に必ずなってしまう。労働成果などは即刻評価できるとは限らないばかりか、意図的な操作さえも法的に容認されることになる。
原発廃炉作業に取り組んでいる仕事など、試行錯誤の連続である。失敗こそ成果につながることも珍しくはない。
こんな法案が通ってしまえば、日本中がブラック企業化する。企業の意向ばかりが優先されて、競争ばかりを労働者に促すことになる。
労働時間は、働く人の基準としては合理的な方法である。ブラック企業が増えることが、成長戦略になるとはとても思えない。アベノミックスの何本目かの矢にするつもりのようであるが、1%の人たちのものであって99%の労働者には、極めてか過酷なものになうであろう。

コメント (3)
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