そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

日本全体が右傾化、護憲が悪いことのように扱う風潮

2014-04-20 | 平和憲法

高知市の土佐電気鉄道が、5月3日の憲法記念日に合わせ走らせてきた、護憲をPRする路面電車の運行を今年から中止することになっ02_2た。 車体には市民団体の負担で「守ろう平和憲法」「憲法9条世界の宝」などのメッセージが描かれていたが、市民から「意見広告だ」と批判されたのが理由。
意見広告とは、安倍政権が憲法改正論議をやりだしたので、護憲派の意見広告だいうのが理由のようである。
しかし、これは市民がカンパによって集めたお金で、広告を憲法の日から数週間やろうというのである。それなら、憲法記念の日を設けることだっておかしなことになる。要するに、護憲の意見を封じ込めようとする 風潮が、このところ勢いを増しているのである。
01この護憲の垂れ幕は、2002年から行われている。2年前からは9条だ けではなく、25条も守ろうと訴えている。

平和運動センターの事務局長は「数年続けていることができないのはおかしい。社会が右傾化しているのだろうが、土佐電鉄は屈せずに走らせてほしい」と話している。
土佐と言えば、現憲法の草案ともなっている鈴木安蔵たちが参考にした、日本初めて主権在民、自由人権運動など大正デモクラシーの礎ともなる憲法草案を作った、植木枝盛の出身地である。先進的な思想が底辺に風土としてあるのかもしれない。
それにしても、徐々に恐ろしい時代に向かっているような気がしてならない。

コメント (2)
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