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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

社会主義体制が崩壊しても自由の使い方を知ろうとしないロシアの人達

2022-05-05 | プーチン


プーチン支持者たちは、ロシアは勝利すると言い切っている。ウクライナは過去の民族絵図がロシア介入で再現されるというのである。ウクライナはこの戦争によっていくつかの州に分裂する。そしてその多くは、ウクライナ西部のポーランド系の人達が西へと追いやられることで、キーウィはじめとする多くの州は、ネオナチの圧力がなくなりロシア化する。分裂したウクライナは、結果としてロシアの従属国家になっていくというのである。
何とも自己中心的で楽観的な見方であると思われるものの、なるほどと思われる面もなくはない。中国を含めた旧社会主義体制の国家では、自由を受け入れる意識の容量が極めて薄いように見える。言い方を変えれば、支配されること、自らが権利を持たないことあるいはそれを表現することをしない、そうしたことに慣れっこのなっているのではないか
プーチンの支持率が、ロシア国内では依然と高く70%を切ることなど珍しいのは、国内的には政府の元にあるメディアが流す報道にだけ目を通すからである。戦前の日本が、大本営発表しか耳にしなかった社会を想起すれば簡単に、ロシアの現状を理解できる。
「戦争は女の顔をしていない」などで知られる、ロシアのノーベル平和賞受賞のドキュメンタリー作家、スベトラーナ・アレクセイビッチ女史は、ソビエトが崩壊しても「自由の使い方を知らないの」と、半ば自嘲気味に話す。
大国が小国を侵略する不条理があっても、自国が侵略する側でいれば国民世論は政府を批判しない。幅広い情報を得たとしても、自国に有利な情報を選択する。
そのためには、国民を此方の側に立たせれば良いのである。その手段は武力なのである。ウクライナでどのような非人道的なことが行われていようと、そのようは人権侵害が行われていようと、政治的に支配してしまえば、その地の彼れらは、ロシア化してくれる。クリミアのように。社会主義の本質はここにあるのかもしれない。
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オルガルヒでさえロシア国外へ逃亡するがこれは内部崩壊の始まりなら歓迎である

2022-05-02 | プーチン

ソビエト崩壊後のロシアを支えた、というより利権を自在に得たりばら撒いていた、人たちがいる。プーチンかそ国営企業などをそっくり頂いて、権力を背景に利権を得て、巨大化したのである。経済対策を裏で引き受け、ていた後にオルガルヒと言われた人物たちが、次々とロシアを脱出している。超富裕層と言われる彼らの国外資産は。アメリカなど西側国によって凍結されている。
プーチンの盟友の一人であるアナトリー・チュバイスが、国際機関担当の大統領特別代表を辞任し、国外(トルコらしいが)へ逃亡している。ウクライナ侵攻をめぐって辞任したロシア当局者の中では最も高位の人物である。チュバイスは、ウクライナでの戦争への反対を公言していた。
上図はNHKによる資産凍結を受けた10人であるが、オルガルヒと言われる人たちは250人ほどいるが、国外脱出が相次いでいる。プーチンは、「社会に必要な自浄作用だ」と述べ「この自然な、そして社会に必要な自浄作用は、私たち の国やその連帯、団結や、あらゆる困難に立ち向かう覚悟をますます強固なものにすると私は確信している」 
ロシアの反体制運動の指導者アレクセイ・ナワリヌイの広報担当者は、ツイッターへの投稿で、チュバイスが「ロシアを出たのは、自分の身と資産を守るためでしかない」と指摘している。
オルガルヒたちは国外で、巨大豪華ヨットや視差を押さえられていたりする。彼らに愛国心もプーチンへの忠誠もない。金の切れ目が縁の切れ目にもなるのは世の常である。
プーチン体制の崩壊が内から始まっているなら、ウクライナの人々にとって朗報になるであろうし、ロシアにとっても傷が少なくて済むことになる。
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ロシア人実業家相次いで5人も自殺、4人はロシア国営エネルギー大手ガスプロム関係者である

2022-05-01 | プーチン

CNNによると、ロシア人の著名実業家の自殺(?)が相次いでいる。少なくとも5人の自殺が報道され、そのうち3人は自らの命を絶つ前に家族を殺害した疑いがかけられている。5人とも銃による自殺とのことである。
自殺したとされる5人のうち4人はロシア国営エネルギー大手ガスプロムか、その子会社とつながりのある人物だった。CNNはガスプロムに問い合わせたが返答はないとのことである。

<CNNによる事件は以下のようです>
〇レニングラード近郊のでは今年1月30日、ガスプロムの男性幹部が自身のコテージで死亡していた。現場で遺書が見つかっている。その1カ月後には別の幹部が同じ村で、自宅のガレージで死亡しているのが見つかっている。自殺とされている。
〇2月28日には、ウクライナ生まれのロシア人富豪、ミハイル・ワトフォード氏がイギリスのサリーにある自宅で死亡していた。警察が調査中の人物とのことである。
〇3月下旬には医薬品会社メドストムの実業家のバシリー・メルニコフ氏がロシア中部ニジニ・ノブゴロドで家族とともに死亡しているのが発見された。捜査当局は外部からの侵入者がいなかったとのことである。
〇4月18日には、ガスプロムバンク元幹部のウラジスラフ・アバエフ氏がモスクワのアパートで妻と娘とともに死亡していた。捜査当局はアバエフ氏が娘と妻を殺害し、自殺したとしている。
最近ロシアを離れウクライナに移住したガスプロムバンクの元幹部はCNNに対し、アバエフ氏はプライベートバンキング業務を行い、VIPの顧客を抱えて多額の資金を扱っていたと言及している。そんな人物が自殺をしたとは思えず、何かを知っていて危険因子となっていたのではないかと語っている。
〇4月19日にはガスプロムが一部所有する天然ガス企業ノバテクの元幹部、セルゲイ・プロトセーニャ氏がスペイン・バルセロナの北郊で死亡していた。付近で見つかった妻と娘の遺体には暴力を受けた痕があり、当局は同氏が2人を殺害した後に自殺した家庭内暴力事件と処理されている。プロトセーニャ氏の息子は当局に判断に疑問を呈し、父親が殺害されたとの見方を示している。

プーチンは裏工作を積み重ねて権力差の座に就いた人物である。権力社の座に就いてからも、批判者を数限りなく葬ってきた。プーチンに恐怖を感じたのが、2004年のベスラン小学校占拠事件である。プーチンはテロリストの要請に一切耳を貸すことなく、死亡者386人負傷者700名を出して、犯人を殺害した事件である。
上記の事件は余りにも不可思議である。自殺したとされる人物は全て銃で死亡している。ウクライナ侵略が始まって、EU食への天然ガスの供給が紋愛になっていることが背景にあると考えるのが自然である。21世紀にはこのような、前世紀の事件など起きないと思っていたがプーチンならやるだろうと思える。
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なんと羨ましい両首相の判断でNATOは東進する

2022-04-29 | プーチン
なんと羨ましいことか。スウェーデンとフィンランドの首相、両国の最高権力者のツーショットである。黒ずんだ服を着た老人が、無表情のメモを読み上げることしかしない首相を見慣れた者にとって、NATO加盟に共同歩調を検討するお二人の姿は羨ましいぃ-、限りである。

フィンランドのマリン首相は13日、ストックホルムでスウェーデンのアンデション首相と共同記者会見し「北大西洋条約機構(NATO)に加盟しなければ安全の保証が得られない」と述べ、加盟への意欲を表明した。フィンランド国会には、NATO加盟によって「フィンランドとロシア国境の緊張が高まる」恐れがあるとする報告書が出されている。 
アンデション氏も早急に判断する意向を示している。両首相はロシアのウクライナ侵攻で、両国の安全保障環境などについて協議した。
プーチンはウクライナのNATO加入を阻止するのが目的の一つと述べている。北風と太陽ではあるまいが、人心を全く考慮しないまるで19世紀のような判断をプーチンはしている。帝政時代から幾度もロシアに侵略を受けて、成り行きで第二次次世界大戦の敗戦国になったフィンランドは、大国ロシアの脅威に怯えて75年過ごしてきた。今こそロシアから距離を置く絶好の機会である。36才の若いマリ首相はNATO加入に踏み切った。スウェーデンも国内世論の高まりを背景に、政治的中立を放棄しNATO加盟賛成に傾いている。NATO加入は通常は申請から一年はかかるもの絵あるが、両国に関しては迅速に対応することになりそうである。
プーチンの思いとは裏腹に、NATOは更に巨大化し東に延びてしまう。地政学から安全保障を語る愚かさは、敵国を大きくするだけである。ロシアにしろNATOにしたって、軍事均衡による平和が恒久的でないことを知らなければならない。
軍事侵略も思いのままにならず、プーチンは焦りから核使用までほのめかしている。この男が正常な判断を失っていることは否定できない。
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プーチンは戦略も戦術も破たんしていることを知らない

2022-04-18 | プーチン

プーチンはウクライナをロシアに引き寄せようと暴力的に行動を起こした。しかしながら、起きている現象はウクライナをはじめとする近隣諸国の離反であり離脱であって、むしろ敵対ですらある。プーチンの思惑は完全に外れた。北風と太陽そのものといえる。
ウクライナでは、普段はロシア語で話し合っていた人たちも、ロシアを忌み嫌い恐れから、ウクライナ語で会話するようになったということである。
ウクライナではロシアの圧力でNATO加盟賛成者が3割程度であったが、ロシアの侵略で8割が加盟賛成に回っている。
それが最も顕著なのがフィンランドとスウェーデンである。とりわけソビエトにもロシアにも幾度も国境を脅かされ占領された歴史を持つ、フィンランドの36才のサンナ・マリン首相は、積極的にアメリカやNATOと接触している。中立化を放棄しNATO加盟は時間の問題であろう。フィンランドも後を追うであろう。
ベラルーシは2年まえの大統領選挙が不正でなければ、ルカシェンコは大統領になれなかった。ヨーロッパ最後の独裁者と言われるルカシェンコは、プーチンを唯一支持する国外の為政者となっている。そのうちウクライナに参戦するのでないかと思われるほどである。正常に選挙が行われていれば、ベラルーシはNATO加盟はともかくとして、ロシアとは大きく距離を置いていたはずである。
ジョージアはいまだにロシアの圧政の中にある。国内にロシアの自治区があって、その国境(?)を強制的拡大しているし、ジョージア国内の住民にロシアのパスポート配布している。
今回のロシア・ウクライナ戦争でロシア国外に30万人が脱出しているし、国内の若者たちはロシアの蛮行を恥じる若者中心の人たちがいる。
ロシア国内では国営放送しか聞かない、戦前の日本の大本営発表しか知ることができなかった日本国民と同じである。
報道特集でロシア国外に活動拠点を置いている、文学者ウラジーミル・アクーニン氏は、「プーチンはロシアではない。ロシアは間もなく自由を獲得するであろう。幾つかの国家に分裂するかもしれない。」とまで述べている。識者は深刻な今のロシアを認識しているのである。
ロシアは余りにも広大な土地を所有している。民族も多様で、大人しくロシアの侵略に従っている面従腹背の民族も多い。ウラル山脈の向こう側の歴史だけで国家を統一し、ナショナリズムを煽っても、愛国心を鼓舞しも、大ロシアを主張しても、反ネオナチを訴えてもプーチンの声は届きはしない。
帝政時代も、社会主義時代も、プーチン時代も変わることなく、近隣諸国を圧するロシアである。

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「決めつけの言葉」を乱発するプーチンの御託

2022-04-16 | プーチン

プーチンの主張にウクライナのゲレンスキー政権は「ネオナチ」であるというのがその理由である。はて?ネオナチはそんなに悪者か。
ネオ(新しい)ナチズムとは、ヒトラーが率いた政党の思想ナチズムを、戦後になって継承しようとする思想のことである。極右翼とも民族主義者ともいわれる。ネオナチと言ったとたんそれ以上の展開はない。ネオナチという言葉は決めつけた言葉であって、”悪”そのものというわけである。
私のように、誰もが身近である田舎では、何かあると”キョーサントー”と名指しする。私の友人で単なる野鳥が好きなだけの男がいたが、彼などは”アカ”と言われたという。いずれも、キョーサントーを卑語として用いて、いるのである。思考停止の単なるレッテルでしかない。
近頃では似た言葉に、”反日”という言葉がある。日本という国家に背いているということだと思われるが、愛国心のない私など反日そのものである。右翼や左翼も仲間内での会話では、卑称になるだろう。
プーチンが”ネオナチ”という言葉を所かまわず使っている。「ゲレンスキーはネオナチでロシア人を1万4千人殺害している」というのであるが、コメディアンで就任2年目のユダヤ系の大統領が、そんなことできるわけないと思うのであるが、ロシア人は納得しプーチンを支援する。ネオナチは魔法の言葉である。
スターリンの圧政から解放してくれたのが、ヒトラーであるとウクライナの人達はヒトラーを称える。ドイツに協力したステパーン・バンデーラを祖国の英雄と尊敬しているが、それはソ連崩壊後のことである。プーチンはネオナチと決めつけの言葉で、ウクライナ侵略の根拠にする。
ネオナチであることが40万の兵を他国の領土に進める根拠になるのか。他国の人の命を奪う理由になるのか。
プーチンの側近がウクライナの国名も国民も、存在してはならないと新聞に投稿している。ロシアの純潔がなくなるということらしいが、民族や国家が存在するのはその逆である。人々が平和で幸せに暮らしてこそ、国家や民族の意味があるというものである。
西側の報道はすべてフェイクであると言い続ける人たちもいる。ロシアは連戦連勝で、軍事施設しか攻撃していない、民間人は誰一人として殺害していないと、他国の領土に武力侵攻を侵略するロシアの正当性を称える人がいるのである。おそらくロシア国内ではもっと強力にプーチンを称賛しているのであろ。戦時中の日本の大本営発表のように。
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戦争犯罪以前の略奪レイプ、そもそもロシアは戦争でないと言いっているが

2022-04-10 | プーチン

ロシア軍が敗退した、キーウィ北部郊外の町々の悲惨な被害が明らかになりつつある。ブチャに限らず周辺の町には多くの死体を埋めたところが見つかりつつある。ロシア軍が埋めた死体はほとんどが銃殺である。その多くが一般市民である。殺害者人数はこれからどれほど増えるのであろうか。
女性への性暴力も起きている。レイプは戦闘意欲をなくすのに有効であると言い放つ。一般家庭に入り込んで多くの宝石など金目の物を略奪している。現金も奪っている。これ等は国家の命運を背負った兵士の行為ではなく、単なる物取りであり、レイプ犯でしかない。
報道特集では敗退した兵士が、ウクライナの一般住宅から略奪した商品を、ベラルーシから自宅に送るさまが撮られてる。ロシアは俳優が演技するフェイクニュースと言っている。しかし数時間に及ぶ、兵士たちが故郷に送るさまは異様で演技とは思えない。送るものもウクライナの家庭で使われていた日常品である。
戦争とは無関係なそれ以前の犯罪である。戦争犯罪以前のショボイ大義のない犯行である。国家や民族自立を語るには恥じる行為といえる。
告発したベラルーシの人物は宅配業者の職員で、兵士たちの名前や送り先までわかっているので、公表しているとのことである。
ロシア擁護派の人たちは、一体どのような言訳を用意しているのであるか。日本語の堪能な駐日ロシア大使ガルージンは、それらはすべてウクライナによる捏造されたものであると断じた。金平キャスターは、「これは我々の取材による事実ですよ」と声を荒げると、「それはあなたのいうことです。私たちロシアの真実は違います」と平然と言う放つ。「民間人は一人も殺していない。軍事施設以外は何処も攻撃していない。」とは、本気の言葉とは思えない。
ロシア通の佐藤優氏は、「ロシア人は約束しても、約束はしたが約束を守るとまでは言っていない」と反論される、と説明する。
戦争犯罪と言われるものは、一般市民へのほぼ無差別殺戮を指しているようであるが、どうも納得できない。戦争そのものが犯罪であるが、略奪やレイプは犯罪でないのか。真っ黒に焼かれたり崩壊した、建物や施設は誰が保障するのか弁償するのか。それらも犯罪であると思われるが。それともプーチンは戦争でないから戦争犯罪でないとでもいうのか。
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プーチンは身を引くに時である

2022-04-06 | プーチン

政治は必ず腐敗する。とりわけ長期政権になればなるほど、取り巻きに金を配り利権を欲しいままに与える。そして更に強権となって私腹を肥やし、国民を圧迫する。ロシアではこの取り巻きはオルガルヒとよばれる。
プーチンは22年政権の座にいて、国威発揚や経済成長にこの反社会的存在も含めたオルガルヒ存分に、プーチンは利用した。
米司法省によると、プーチンの取り巻きのオルガルヒのビクトル・ベクセリベルク氏の豪華ヨットが4日、スペインのマヨルカ島で押収された。 ヨットは全長約78メートル、9000万ドル(約110億円)の「タンゴ」号である。(上図)
また、3月24日にトルコのボルドム港に同じくオルガルヒの一人、ロマン・アブラモビッチ氏の所有する超大型豪華クルーズ船が寄稿している。欧米のロシアへの経済制裁と距離を置くトルコに置いて、差し押さえを逃れるためと思われる。現地のウクライナ人などが抗議をしている。
ラブロフ外相は日本にあい金をかくまっている。ロシア人の元女優であるが、青山の高級住宅地に匿っているともことである。(下図)
1400億円ともいわれるプーチン宮殿は(下図)、ナワヌルイ氏が暴露すると即座に毒殺を試みたがこれに失敗すると、治療のためドイツから帰国すると即座にに逮捕してしまう。逮捕後も次々と罪名を加えて現在懲役16年にもなっている。チェチェン平定に全力で制圧したプーチンの不正を告発していたアンナ・ステパーノヴナ・ポリトコフスカヤ女史は、自宅のエレベーターを降りたところを殺害されている。その日はプーチンの誕生日である。
こうした首脳が見下した国家、ロシアが作った仮の国だと攻め入って、半月で首都を落とせるとする未熟な進言で、プーチンは戦況は打開できず行き場を失っている。独裁者の顔色を伺う進言者を何人侍らしても、不利な情報など出ては来ない。
例え武力制圧して行政をプーチンが掌握したところで、ウクライナ国民はあらゆる方法で抵抗するだろうし、社会不安はより移送深刻になるだろう。
ブチャで大量虐殺が行われているのは、ロシアは戦闘に勝つことができないと思った証である。レイプや略奪や破壊行為も同じ理由である。
更に、ブチャの北西部の町ボロディアンカでは、ブチャ以上の大量虐殺破壊が起きているのでないかと言われている。
独裁権力が行きつく果てが予測できる。あらゆる面で、プーチンは引き時である。それを判断する能力や機能すら、ロシアにはない。まるで日本軍のようである。

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戦後のロシアは経済的に最悪になるであろう。

2022-03-31 | プーチン

今日西側の世界は一斉にロシアの戦費に解いて報じている。余りにも幅がありすぎて良く判らないが、日本円換算で一日の戦費が2千億円から2兆2千億円までの幅がある。日本は高い方の数字がお気に入りのようであるが、仮に1兆円/日だとしても、ロシアの年間税収の36兆円をすでに上回ることになる。更に一月以上続くようだとこれだけでも相当の財政負担になるはずである。国債のはロシアを苦しめるであろう。
しかしそれ以上に深刻になると思われるのが、経済制裁(Sanction)である。
上の表は、国ごとの経済制裁の金額である。黄色い部分は2月22日以降の科せられたものである。ロシアへの制裁がいかに大きいかがわかる。
ウクライナ侵略の決着ははどうなるかは不明であるが、戦後に受けるだダメージは計り知れないだろう。20年ほどはロシア経済は日の目を見ることがないだろう。
プーチンに最も忠実な側近で大統領補佐官を務めた、エリビラ・ナビウリナ中央銀行総裁 が辞意を表明した。プーチンはこれを拒否し第三期目の中央銀行総裁に指名している。天然ガスなどの支払いをルーブルにすると決めたのも彼女の進言と思われる。
その他幾人かの要人や側近に辞任の動きもあるようであるが、ロシアはプーチンを咎めることができない。現在のプーチンの支持率は85%もあるということである。戦時下に指導者への指示が高くなるのは良くあることである。報道の抑制は偏向がロシア国民を支持へと向けているのであろう。太平洋戦争中の大本営発表に国民が歓喜したことお彷彿とされる。
そのことが尚更、戦後のロシアの疲弊を深刻さを招くであろう。プーチンはバカな戦争を仕掛けたものである。
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爆撃で真っ黒に破壊された建物を見ていると何でこんなことをするのか、しかも同じ民族に隣人を

2022-03-29 | プーチン

プーチンを擁護する人たちがいる。ウクライナのネオナチによって、ロシア系住民が殺害された。ウクライナはEUやNATOに加入する。これはロシア内とって容認できない。ということであるが、それが他国に侵入し殺害する理由になるのか。
そして、停戦協議にはまずもってウクライナの降伏を要求している。不平等条約ちうのはあるが、不平等交渉など意味がるのであろうか。
ロシアはこれまでさんざん隣国に兵を送り、成功したり失敗を繰り返す。ソビエト連邦連邦が全世界の社会主義国インターナショナルを掲げて、近隣の国家をとりこんでいる。
チェチェン共和国の独立運動はソ連時代からあり、ソ連崩壊後の独立宣言をプーチンは力でねじ伏せて、親ロシア政権を樹立させている。バルト三国は団結もあってソ連崩壊とともに独立したが、ジョージアはゴルバチョフの後継と目されていたシュワルナゼ外相が請われて大統領にない独立した。そのジョージアにもソ連は何度も潰しにかかってきた。現在はロシア紙廃刊州が二つも残っている。
チェチェンの首都グロズヌイは手って気的な空爆で廃墟にした。今回のウクライナ侵略でロシアは、ウクライナの40%の鉄製生産の都市マウロポリを攻撃しているとは思えない。グロズヌイを彷彿とさせる空爆で廃墟を狙っているように見える。道路を遮断し市民を残したまま、学校でも病院でもショッピングモールでもお構いなしに、破壊つくしにかかっている。グロズヌイやシリアのアレッポのようにマウロポリを破壊つくそうとしているかに見える。
何でこんなことをするのか。佐藤優の言うように、侵略がロシア人の特性かもしれない。真っ黒になった建物うあ市街を見ると、何でこんなことをするのかやるせなく思う。
隣国であり類族の民族である地域や国家を侵略し、破壊するより違いや自主性を認め合えば、もっと平和に楽に何よりも国民が幸せで裕に暮らせる。ロシア人の特性はそうしたことに気が付かないのであるか。


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プーチンのウクライナ侵攻はゼレンスキーのせいだという方々に

2022-03-28 | プーチン

それでもプーチンのウクライナ侵略は正しくて、ゼレンスキーがネオナチだから仕方ないと言い張る人たちがいる。そしてロシアは連戦連勝しているとまで言い張る。
西側からのニュースはそれなりに自己主張のフィルターがあるのは承知の上である。ロシア側からの報道にはそれ以上のフィルターがかかっていることも承知している。
ウクライナの非戦闘員は国外に脱出して400万人にもなるが、ポーランドやルーマニアなどがほとんどであると報じられると途端に、ベラルーシやロシアに10万人、20万人と国連に報告するようになった。が、西側はこれを拉致と言い出す。出国者は身だしなみが整ってパスポートを取り上げて過分な接待を受けているのでどうかと思う。悲壮感もなくひしめき合ってもいない。
この侵略戦争は、ゼレンスキーがロシア系住民1万5千人を殺害したから、彼らを救出する目的を掲げているが、具体的なロシア協力者も救出者もどれほどかもわかっていない。

プーチンは、「日本は誰が原発を落したか教えていない。」とアメリカに従属する日本を批判している。我々はアメリカが落としたことは教えられているが、終戦直後はともかくとして現在の日本人はアメリカに遺恨を持ってはいない。それは日本の平和憲法の存在と経済復興にあると思われる。
プーチンは、やられたらやり返す思想を堅持しているのである。基本が先制攻撃というのも危うい。それこそが反平和の思想に他ならないのである。もしくは武力制圧である。
”相手が悪い、自分は正しい”論法であるが、相手も同じであることを気がついていない。結局は戦争をする理由を双方が模索しているに過ぎない。それに火を点け煽るのが、更なる殺戮、とりわけ核兵器である。核兵器の場合は存在をチラつかせるだけで、相手を被害者同様の場所に追いやることができる。
プーチンは日本がアメリカを恨まなかったり報復しなかったことが理解できない。
プーチンにとって武力制圧こそが、平和への道なのである。その典型が独立を望むチェチェンへの弾圧である。
停戦協議は戦況が大きく左右するため、更にドンパチ打ち合って有利にしようとする。停戦協議は戦況を拡大する。歓迎しなければならない動きであるが矛盾も内包している。
ロシアがどれほどの理由を掲げようが、国境を越えて軍隊を進めてはならない。非戦闘員、無防備な市民を殺害してはならない。ましてや病院やマーケットを攻撃することに何の正当性もない。
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今最も恐ろしいのは追い詰められたプーチンの暴発である

2022-03-25 | プーチン

ロシアは思ったように戦果を挙げられないどころか、士気の上がらない兵士たちが、その全く逆のウクライナ兵たちが健闘どころか戦況を好転させている。将軍クラスが5人も狙撃され、またある将軍は生まれ育った土地への攻撃に苛立っている。広大な土地に三方から50万人軍勢を分散させていることで情報が共有できていないようだし、逆にウクライナ側はアメリカから的確な情報を得ている。
よく戦争はスポーツに例えられるが、スポーツと全く異なるのが、敗退を前提にした戦闘をやらないし、敗北を念頭に戦争を展開しないことである。特に独裁者は引き際を知らない。
日本は太平洋戦争で開戦から半年後の、1941年6月のミッドウェイ海戦で敗戦が決まっている。ここでギブアップしなければならなかったが、軍部は誰も引き際を知らない。。
今最も懸念されるのがこうした状況下、敗北したロシアをプーチンが認めないか、暴発することである。稀代の独裁者のプーチンは戦況が不利になると化学兵器を用いたり、更には核兵器を用いることも考えられる。
上図はアメリカの1950年代の原爆実験見学ツアーであるが、アメリカはきのこ雲を面白がって国民に見せた。放射能なんて一月もすればなくなるという学者の無知が背景にある。
現在のプーチンと彼を囲むロシア首脳は、核兵器の恐ろしさに全く無関心である。でなければプーチンは核兵器をチラつかせるような発言をするわけがない。追いつめられ居場所を失くしたプーチンは、暴発しかねない。当時のアメリカ人が核兵器に無理解であったように、核兵器なんてデッカイ爆弾くらいにしか考えていないと思われる。
毒ガスも同じである。皮肉にもスターリンが50年前に作らせた地下壕に、一般国民が逃げ込んでいる。時には兵士もいるかもしれない。多くの毒ガスは空気より重いので地下壕に避難する人間を殺戮するに、極めて好都合な武器である。プーチンは毒ガスを便利な武器としか考えていないのであろう。街を閉鎖して大量に播くことをやりかねない。
プーチンを追い詰める前に逃げ道を作ると良い。逃亡先を作ってやったり、120億円のプーチン宮殿は撤収しませんとか嘘でもいいから敗北を認めやすくしてやると良い
プーチンはゼレンスキー大統領は国外逃亡したとか、核兵器開発をやっているとか、今は生物化学兵器を開発していたとか言いふらしているが、何一つ証拠が出てこない。ブッシュはイラクに攻め入ったのは大量破壊兵器を開発しているとか、スカッドミサイルを持っているとか上げた理由はなに一つ確認されなかった。虚偽の理由が更に撤退を遅らせることになる。ブッシュもプーチンも変わりない。
大国の論理は無謀で身勝手である。
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ゼレンスキーの日本を意識した演説はそれなりの効果があるというものである

2022-03-23 | プーチン

外国の元首が事前の打ち合わせなく、国会議員に向かって生で演説すること疑義がなくはなかった。紛争の一方の当事者に喋らすのは間違っているという、言い出しっぺの鳥越氏の言い分には原則以外に異論はないが、紛争国として対等な関係にあるわけではなく、戦闘はウクライナの地だけで起きているし、民間の死者もウクライナ側に起きている。何よりもロシアは侵略者である。それ以外の表現は出来ない。しかし、この演説が前例にならないとは願う。
何より、ゼレンスキー大統領の演説内容であるが、日本という遠隔地と軍事的協力がないことを十分理解した、流石メディアを意識した温厚なものに仕上げている。
感謝の意とロシアへの更なる経済制裁を何度も重ねる内容であった。終戦後の支援と援助を願っている12分のものであった。これくらいならいいだろう。
驚いたのはNHK以外の民法も一斉に生放送していたことである。ゼレンスキーの熱意に比べて、相も変わらず日本の衆参議長の司会は、古色蒼然としたもので見るに堪えられないものであった。
まるで数世紀前の大名や領主の、武力による領土の拡大陣取り合戦と何ら変わらない、プーチンの前近代的な武力による制圧行動は超巨大国家の元首にはふさわしくはない。従って、プーチンは手段を択ばない危うさが見える。
ゼレンスキーの国会議員に向けた演説は、多くの日本国民に戦争への道が現代も存在することを見せつけてくれたであろう点で、評価されるものと思われる。
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停戦協議など戦況が決める

2022-03-22 | プーチン
ウクライナの限りない平原はドニエプル川の氾濫原で、肥沃な大地はチェルノゼムと呼ばれる黒土を形成し、小麦の栽培に最適の土壌である。歴史的にこうした肥沃な地帯、食料生産に不自由の少ない地域は争う必要があまりなく、その逆の軍事に長けた地域から間断なく侵略されることが多い。
ウクライナ地区のドニエプル川はこの地を平たんにし、天然の要塞となる遮るものさえほとんどなく戦闘には極めて不利であったことが、更に不利にしている。
ウクライナは青空の下の小麦畑を国旗にしている。穏やかな青と黄色であっても反対色であるから目立つ。
ウクライナはソビエト連邦内にあっても、ベラルーシー(白ロシア)とともに国際連盟に加入していたほどで、自立心は高い地域である。ベラルーシーも対立候補を次々と拘束して27年も政権を担っている、独裁者の大統領への抗議は絶え間ない。ウクライナはロシアにもドイツにも攻め込まれた傷をもっている。
ロシアは将軍クラスの現場指揮官が5人も戦死している。ロシア兵の死者は7千人とも1万人ともいわれている。相変わらずロシアは連戦連勝の進軍をしていると主張する、日本の評論家たちもいるが、どう見てもロシア軍は不利な戦闘を行っている。
チェチェンから恐怖のカデイロフが加わったり、ウクライナが使うぞと生物兵器の使用をプレアナウンスしている。キエフの最大のショッピンググモールの爆破も恐怖の拡散を狙ったものであろう。
日本には平和条約締結の交渉をしないと通告してきた。相変わらず日本のメディアは北方領土の中断と報道しているが正しくはない。北方領土問題はすでに終決しているから、通告などしていない。平和条約の交渉を止めるのというのである。当然だろう。
プーチンは8年間待ったが、ウクライナは何もしなかったというのである。8年前にはプーチンがお気に入りのヤヌコービッチが大統領の座を追われている。これ以降の大統領選では、どの候補者もNATO加入を訴え争点にもなっていない。プーチンの圧力がNATOに向かわせた事さえ理解できていない。
大統領をヤヌコービッチにすげ変えるとウクライナが平定できると、独裁者のプーチンは信じているのか。
プーチンに言い分があるとしても、人を殺すことはないだろう、病院を砲撃することはないだろう、原発を占拠する必要は何処にある、東部の独立を認めたとしても全土を空爆することはないだろう、同じ民族の同胞なら尚更である。
ロシアに撤退理由が見つかるまで、停戦協議は真面目に行われることはない。そのために躍起になって何を使ってくるかという恐ろしさはある。
プーチンに勝利はない。

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それでもプーチンを擁護する人たちがいる

2022-03-20 | プーチン

ウクライナ全土に及ぶ攻撃をしても、それでもロシアの侵略、殺戮を正当化する人たちがいる。報道はほぼ一方的にプーチンの悪行を非難している。世界の何処もロシア軍を歓迎するウクライナ国民を見つけることができない。
ソ連崩壊直後の1994年のブタペスト覚書を声高に出だすところもないし、ミンクス合意だってロシアを擁護していない。
日本にもプーチン支持者が多くいるしネットでも、お前ら知らないの発言も多くある。本ブログにもそうした書き込みがある。国外に避難した人数があり得ない人数だとかいうのもそうである。こうした場合、被害者側の示す数字を優先するのはあって然るべきである。ポーランドやルーマニアのロシア人が、プーチン反対のデモをする。上の画像はスイスであるが、世界中ロシア支持のデモなど起きていない。ロシアでさえ尚更である。
2年前に結婚してロシアに住む友人から不安のメールが来るが、一昨日からそれも遮断されたようである。年金をロシアで受けているが、それもできないでいるし。ロシアが一体何をしているか、事実確認が国内の情報ではできないというのである。
ロシアに言い分があるとしても、人を殺すことはないだろう、病院を砲撃することはないだろう、原発を占拠する必要は何処にある、東部の独立を認めたとしても全土を空爆することはないだろう、同じ民族の同胞なら尚更である。
プーチンの主張は破たんしている。

昨日の報道特集で、金平キャスターが西側報道では初めての、ベラルーシのルカシェンコ大統領へのインタビューが放映された。ロシアのウクライナへの侵略戦争に参戦はしない、プーチンは受け入れ可能な申し入れをしているから、ゼレンスキーが署名すればその日の夕方には戦争は終わると言ったりと、重要なことを引き出している。
2年前にどう見ても負けそうな大統領選に、プーチンさえ羨む80%の支持で当選し27年の独裁政権を維持している。対立候補を逮捕したが代わって立候補した奥さんのチハヤスカヤさんは、身の危険を感じリトアニアに亡命中である。彼女の言葉、「自由と民主主義が独裁者によって奪われた」は正しい。彼女のルカシェンコが大統領になったから、ウクライナ侵略を決断したのでないかという言葉も重い。
身勝手な言い分を並べるルカシェンコであるが一つ正しいことを言った。「ソ連の崩壊が間違っていた。ソ連が崩壊したことで、アメリカ一極となって世界のバランスが崩れた」というのである。アフガンもイラクも今日のウクライナ以上の殺戮が展開された事実は、ルカシェンコの言う通りである。だからといってロシアの侵略は擁護されるとはならないのである。

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