そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

プーチンのウクライナ侵攻はゼレンスキーのせいだという方々に

2022-03-28 | プーチン

それでもプーチンのウクライナ侵略は正しくて、ゼレンスキーがネオナチだから仕方ないと言い張る人たちがいる。そしてロシアは連戦連勝しているとまで言い張る。
西側からのニュースはそれなりに自己主張のフィルターがあるのは承知の上である。ロシア側からの報道にはそれ以上のフィルターがかかっていることも承知している。
ウクライナの非戦闘員は国外に脱出して400万人にもなるが、ポーランドやルーマニアなどがほとんどであると報じられると途端に、ベラルーシやロシアに10万人、20万人と国連に報告するようになった。が、西側はこれを拉致と言い出す。出国者は身だしなみが整ってパスポートを取り上げて過分な接待を受けているのでどうかと思う。悲壮感もなくひしめき合ってもいない。
この侵略戦争は、ゼレンスキーがロシア系住民1万5千人を殺害したから、彼らを救出する目的を掲げているが、具体的なロシア協力者も救出者もどれほどかもわかっていない。

プーチンは、「日本は誰が原発を落したか教えていない。」とアメリカに従属する日本を批判している。我々はアメリカが落としたことは教えられているが、終戦直後はともかくとして現在の日本人はアメリカに遺恨を持ってはいない。それは日本の平和憲法の存在と経済復興にあると思われる。
プーチンは、やられたらやり返す思想を堅持しているのである。基本が先制攻撃というのも危うい。それこそが反平和の思想に他ならないのである。もしくは武力制圧である。
”相手が悪い、自分は正しい”論法であるが、相手も同じであることを気がついていない。結局は戦争をする理由を双方が模索しているに過ぎない。それに火を点け煽るのが、更なる殺戮、とりわけ核兵器である。核兵器の場合は存在をチラつかせるだけで、相手を被害者同様の場所に追いやることができる。
プーチンは日本がアメリカを恨まなかったり報復しなかったことが理解できない。
プーチンにとって武力制圧こそが、平和への道なのである。その典型が独立を望むチェチェンへの弾圧である。
停戦協議は戦況が大きく左右するため、更にドンパチ打ち合って有利にしようとする。停戦協議は戦況を拡大する。歓迎しなければならない動きであるが矛盾も内包している。
ロシアがどれほどの理由を掲げようが、国境を越えて軍隊を進めてはならない。非戦闘員、無防備な市民を殺害してはならない。ましてや病院やマーケットを攻撃することに何の正当性もない。

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