小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

麻酔をしないで虫歯を治療する

2008-02-26 10:17:00 | 虫歯

ちょっとここで虫歯の話になります。

          

私は基本的に麻酔をしないで虫歯の治療をします。

        

虫歯の治療で痛い思いをしたことのある方は「麻酔をしないで歯を削るなんて

とんでもない!」と思われることでしょう。

            

しかし、麻酔をしないメリットもたくさんあります。

             

治療の後にしみたり痛みがでない

虫歯の治療が終わったのに、まだ歯に痛みを感じることがあります。

「虫歯が取りきれていないのではないか。」と患者さんに疑われることもあります。

虫歯の治療をきちんとしたのに後で痛みがあるのは、治療の刺激によって歯が

敏感になっってしまっているからです。

具体的には虫歯治療で歯を削ることが歯にダメージを与えてしまいます。

               

麻酔をしないで痛くないように歯を削ると、歯にダメージを与えることもないので

後で痛むことがありません。

             

削り過ぎなくなる

実は虫歯は削っても痛くありません。

どうして虫歯治療で痛い思いをすることがあるかというと、健康な歯の部分も少し

削るからです。健康な歯の部分まで削らないと何年か先に再び虫歯ができてしま

う危険があります。

麻酔をして痛みが感じなくなると、余計に歯を削ってしまう可能性があります。

(歯科医は虫歯の再発を恐れます。治療したところが再発すると評判が悪くなる

からです。)

           

麻酔をしなければ、削りすぎることはありません。

            

以上の理由で可能な限り麻酔をしないで虫歯の治療をします。

            

でも麻酔をしないで、健康な歯の部分まで削ることができるのでしょうか?

              

                 

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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