啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

一番ありふれた野草「ヒメジョオン」

2012-11-03 08:30:20 | 山野草

“侵略的外来種ワースト100と言うのがあるらしい。「自分のものは俺のもの。他人のものも俺の物」というのか、中華人民共和国的な方向は植物の世界にもあるようだ。無論、領土問題だけではない。特許や人権・・・何でもお構いなし。良く見ると可愛い花なのだが、何処に行っても目立ち過ぎる厄介者・・・そんな花がヒメジョオン。もともとは観賞用に持ち込まれたのだが、江戸時代には雑草として広く侵略を始めている。

「ヒメジョオン」はキク科ムカシヨモギ属の1年草。道端、土手、草むらなど日本中の何処に行っても見かける。鮎川の堤防沿いでやけに凛としている感じがして思わずシャッターを押した。花期は「初夏から秋」ということだが霜が降りる頃まで咲いている。

キク科らしい花の構造をしている。花の中央の黄色く見える部分は管状花で、外側の花ビラに見える白い部分は舌状花。舌状、管状の小さな花がいっぱい集まってできている。

ついでに、侵略的外来種に関するネット情報をいまひとつ。“1個体当たり47000以上の種を生産する。人間の雄が放出する1回あたりの「種」の数より少ないが、その密度??はどちらが高いのだろうか??!!人の種の寿命がどれくらいあるのかは知らないが、ヒメジョオンの種の寿命は35年のロングラン。驚異的な繁殖力があるのだそうだ。

原産は北アメリカのようだが“驚異的な繁殖力で、嫌がられてもしつこくはびこるのは、人口がメチャメチャ多いどこかの国に似ていませんか・・・
コメント
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