啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

高層湿原「田代山」とオサバグサの「帝釈山」

2012-06-25 08:52:13 | 低山歩き

数年前に訪ねた会津駒ケ岳と桧枝岐村。“もう一度来たい”と思った理由が広い頂上湿原がある「田代山」(1971M)とこれに連なる「帝釈山」(2060M)を歩いてみたいということ。4月に加入させていただいた高崎ハイキングサークルの6月の企画に組まれており、初めて参加した。単独でも行きたい山と思っていた。車で行けば登山口まで5時間近くかかり費用も含め大変な負担。Goodな企画に飛びついた。

25人のグループに入っての山歩きは初めて。人との関係調整には苦労しないタイプだが、正直なところ山で出会う大人数のグループには戸惑ってしまうことが多い。狭い登山道や木道、写真や休憩スポット、岩や急な坂道など占有してしまう。田代山山頂の標識のある場所で、後から来た4人組が写真の順番が来るのを待ちきれず“先に撮らせていただけあせんか!!”と煙たがられた。

だたし、高崎ハイキングサークルの皆さんは大ベテランがリード役。大人数となると周りに迷惑をかけることがあるのは事実だが、対応にはかなり気を使っている。「登りの人2人、行きまーす」「道をあけてくださーい」などかなり気を使い、声を掛けている。少人数での山歩きの経験も豊富だけに、その辺は十分に気配りしている。手前味噌ではない。グループ側の大変さも理解できた。

行程は桧枝岐村から馬坂峠(1798M)の登山口へ。今年初めての超2000Mとなる帝釈山へ小一時間ほど。白く小さく可愛らしい“オサバグサ”は例年より1週間遅く今がピーク。オサバグサ祭りのPRに観光協会(役場の人?)の若者も爽やか。ただ、山頂は写真を撮るのも大変なほど大混雑。


大展望を惜しみながら急坂を下る。オサバグサの群生を楽しみながら上り返すこと1時間半弱で田代山湿原。昼食の予定地は先客で一杯。先を目指す。湿原はタテヤマリンドウ、チングルマ、ワタスゲなど尾瀬のアヤメ平と似てる。山頂らしきスポットはなく湿原の一角に標識(トップの写真の近く)、一方通行で1本の木道が2本になった場所で昼食。

すぐ近くの会津駒ケ岳、尾瀬の燧ケ岳、日光の山々、遠く越後の山や吾妻連峰など雄大な展望を楽しんだ。下りは岩交じりの急坂で小田代を経て猿倉登山口(1390M)まで2時間弱。全行程は昼食を含め6時間ほど。湯の花温泉の源泉で汗を流した。
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