畑のスイカが全滅状態となってしまった。症状は昨年と同じ。枝を張り、小さな実を付ける頃まで成長すると、蔓に斑点ができ枯れてしまったり、蔓に裂け目ができ枯れてしまう。昨年農協の人に聞くと「連作障害」。いくつかの対策を研究した。1、少し場所を移し2、接木した苗を植える・・・など。結局は上手く行かなかった。農作業中の隣の人に聞くと「この辺では、今年はどこの家でもスイカは駄目だよ」と慰めてくれた。
「ヒメシャクナゲ」はツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木。アヤメ平の木道脇で、最初は“何かピンクの蕾をつけた植物がある”程度にじか感じなかった。花の種類が少ないだけに、そのうち「なんだろう」と気になってきた。ズームして見ると葉の形や様子がシャクナゲに似ている。“アッ!!ヒメシャクナゲだった”と思い出した。
茎は地上を這い、先の部分が斜めに立ち上がり、高さは10-30センチになる。葉の形がハクサンシャクナゲに良く似ていると思うが、狭い楕円形で長さは2-3センチ、幅は3-7ミリ。葉の縁が裏側に反っている。花期は6-7月。枝の先にピンク色でツボ形をした可愛い花を2-6個つける。写真の個体はまだ蕾の状態だが、花の先の部分が5つに小さく分裂する。花径は5-6ミリ。
ニッコウキスゲの咲く頃の尾瀬で何回か見たことのある花で、写真も撮った記憶があるがこんなに記憶に残ったのは初めて。花の種類が少なかったからだろう。雪深い尾瀬でこんなに小さな常緑の木が生命を保っている。