啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ウスバサイシン」と「タムシバ」

2012-06-10 08:45:02 | 山野草

梅雨に入ってしまった。天気が悪いと行動が鈍る。7月に2件のちょっと厳しい山行計画がまとまりつつある。その前に、少し足を鍛えておかなければ・・・と思うが、雨が降ると体が動かなくなってしまう。

「ウスバサイシン」はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草。鹿俣山からスキー場の駐車場方面に下る道で、シャクナゲの群生地がある少し下の辺り、標高で14,500メートル辺りのやや湿った場所に咲いていた。花期は3-5月で暗い紫色の花をつける。k妙な形をしているが、花弁に見える部分はガクだという。カンアオイ、フタバアオイなどに姿が良く似ているが、葉が薄いのと、噛むと辛い味がするのでこの名がついているという。

花が地味で目立たない野草。根や茎は“細辛”と呼ばれる生薬で漢方薬に使われる。解熱や鎮痛に効果があるそうだ。

「タムシバ」はモクレン科モクレン属の落葉小高木。山中では良く似たコブシに先駆けて、6弁の白い優雅な花を咲かせる。花には芳香があるという。何回か写真に撮ったことがあるが、香りを意識したことがない。少し日陰の場所だっただけにまだ花が残っていたようだ。

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