啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「エビネ」

2012-06-11 08:42:46 | 山野草

友人からのお誘いでFacebookなるものを試してみようと思っているが、何だかうまく行かない。今、諦めかけており中断している。本でも読まないと対応できそうもない。対応できていないのが最大の理由だが“友達を承認する”ことなど何だか馴染まないような気もしてきた。

「エビネ」はラン科エビネ属の多年草。雨の降っている時に撮った写真なので、トキの島の女神山(標高400Mほど)の山頂付近に咲いていたもののだと思う。丘陵地帯から中低山の広葉樹林などに自生しており、花期は4-5月。葉脈のはっきりとしたラン科らしい濃い緑の葉から花茎を伸ばし、その先に唇形のちょっとと変わった形の花をつける。

花の色は白っぽいものから薄いピンクまである。唇形の3枚花びらのうち左右の2枚が広い。花茎は30-50センチ伸びると書かれているが、写真の個体は小さく20センチほどだった。茎根の部分が海老に似ているということで、名がついているという。

美しい花ではないが、ランであるゆえに盗掘され株が減っており、絶滅危惧種に指定されている。