啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ショウジョウバカマ」

2012-06-19 09:26:25 | 山野草

台風が近付いている。雨が降らないうちに、トウモロコシなど少し養生しておいた方が良いかもしれない。夏前に台風が本州に接近するのは最近の傾向のようだが、竜巻や台風、大雪など何だか異常な気がするのは私だけか。24日には高崎ハイキングに入会して初めて参加する山行が予定されているが、今のところ天気は良さそう。天気予報が当たるといいが・・・。

「ショウジョウバカマ」はユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。残雪が残る早春に、少し湿った場所で咲き出すというイメージがあるが、アヤメ平では今がピークで赤紫の花を開いていた。

ロゼット状の細長い葉の中心から10-20センチの花茎を伸ばし、先端に線香花火が開いた時のような変わった形をした花を付ける。花色は赤紫が多く、濃淡には差があるようだ。低山では3-4月、高層湿原などでは6-7月。

和名では「猩々袴」と書く。猩々は中国の伝説上の動物だそうだ。赤い顔をした人間のような姿で、酒を好むのだそう。オランウータンを想像すればよいと書いてあった。顔の赤いオランウータンとどう結びつくのか良く判らないか、葉の形容を袴に見立てて名が付いているという。

燧ケ岳を池塘に映しこむ好展望の富士見田代では雪が残る中から角のような新芽がニョキニョキ出始めていたが、コバイケイソウ(ユリ科シュロソウ属の多年草)も新芽の季節。富士見峠から3キロほど鳩待方面に歩いた横田代では水芭蕉の白と対照的に緑が新鮮な立派な株がスクスクと育っていた。

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