Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オールルシファーのサウンド 四日後

2008年01月12日 | ピュアオーディオ

自宅のメインシステムのサウンドが明らかに良くなって来た。いつものJazzBar2007をかけて音が出た瞬間に昨日までとは音の出方が違う。

中音の厚み、音の深さ、アタックの強さ、音数、音の広がりが昨日の比ではない。SW ON直後の状態なのでまだアンプは温まっていない。それでも3曲目くらいからは低音のこもりも大幅に少なくなっている。(昨日は8曲目くらいかかった)

「シルキーで漂うように香る音」 目指しているサウンドに一歩近づいている。響き方は音叉の様だと思っていただければよい。

この状態ならば十分に聴ける状態になってきたと判断できる。交換前のサウンドよりはるかに上を行く。マッキンのC40を事務所のWE310Aプリと入れ替えたいがスペースの関係で入らないのがつらい。横幅は問題ないのだが高さがネックなのだ。

ルシファー化前はBC-Ⅱのシステムの方を良く聴いていたのだが完全に眠ってしまった。KMQ8(6RA8pp)Trail仕様パワーアンプを持ってこないと対抗できません。


銀箱用パワーアンプのTrail仕様化

2008年01月12日 | ピュアオーディオ

アルテック銀箱(604-8G)がなかなか上手く鳴ってくれるので気を良くして専用アンプを準備しています。

El34pp_chen1 EL34ppステレオアンプ(吉永オーディオ製)で20年以上前に作られたアンプです。喫茶店でジムランを鳴らしていたんだそうですが縁あって私の所に来ました。

最初音出しをしたときはノイズがひどくて使い物になりませんでした。また端子類の配置が使い辛くて配置変更やXLR端子の増設とバランス配線を準備した段階で再度吉永さんに送付して「ノイズゼロ」にしていただきました。

先日自宅メインのバランス化と一緒にこちらもバランス配線をしてXLR接続が出来るようになりました。

今回は内部配線をすべてTrail仕様に変更です。後3日ほどで全ての配線交換を完了します。球も現在はトライオードの中国球を使っていますが、配線が間違いなく正常であることを確認後に「オールドムラード」に交換予定です。その前に松下やロシアムラード他のEL34を差し替えて音質の確認をして見ます。

見違えるような情報量のアップと見通しの良いキレ、ヌケ、ノビとシルキーな音色が出てくれると予想しています。大事な所にオイルコンを使っていますのでこの音色が決めてでしょうと思っています。


WE310Aプリアンプ(Trail仕様)のサウンド

2008年01月12日 | ピュアオーディオ

We310apuri1_2 昨日紹介しましたWE310A×2のプリアンプ(Trail仕様)のサウンドをご紹介します。

昨日12AU7×2のマランツタイプのプリ(Trail仕様)からWE310Aプリに変更した途端、今まで聴こえていなかったものが沢山聴こえてくるようになりました。昨日はこの試聴をするはずだったのですがお客様が見えられたので延期しました。本日ゆっくりとサウンドを確認しました。

We310apuri2 装置はCDP SD-9500 →プリWE310A →パワー MC2500 →銀箱です。ケーブルはSCR-15とSPケーブルにSCS-34をいんちき接続。

そのサウンドはショックです。オリンパスシステムや自宅システムを一気に抜き去ったサウンドです。

We310apuri3 現状では各システム共にプリアンプやチャンデバがネックと思って色々試行錯誤をして来ましたが、これほどまでに「表現力」が違うとあっけに取られます。

まず「鮮度感」、素晴らしいの一言。情報量とスケール感が大きくなっていまWe310apuri4 す。音色もシルキーさも併せ持ちながらシャープにキチッと出してきます。MC2500はもう古い機器なので処分を考えていましたが、今まではこのアンプの実力を使いこなしていなかったんだと思い知らされました。

この組み合わせのサウンドは見てくれとはまったく違う性能です。凄まじい音圧をかけるとかけた分反応してくれます。銀箱はもともと容積が小さいので低音は出にくいと思いますが、先日の620Aを軽く越えています。620Aを繋いでいたら「もうこれで良い!!!」と思ってしまっていたでしょう。

25001 MC2500のSP端子が小さいのでいんちき配線をしていますがこれでもオリンパスが追い抜かれています。如何にアンプ内で「伝送ロス」をしているか思い知らされます。


今日のお客様

2008年01月12日 | ピュアオーディオ

今日は鳥栖市からお客様が見えられました。所用のついでに寄られたとの事でした。知られたのはSS誌という事なので1昨年以前でしょうか。

使われているSPはアルテック#620B箱入り604-8Gとの事でいたので、モニタールームの銀箱(604-8G)のサウンドに興味をお持ちでした。

ストレスなくヌケ切っているサウンドを聴かれて「良く鳴っている」と仰ってくださいました。アルテックのSPの内部配線は私から見れば「貧弱」ですので「化け物ケーブル」に交換しています。銀箱なので620Aに比べ低音が出難いのは事実ですが、通常の620の箱と遜色ない低音を出します。すぐさま外観も綺麗だと言って「620箱用トレール」をご注文いただきました。

次に奥の部屋のオリンパスシステムも聴いていただきました。「音色が多い」と云われましたので耳が良い方だと思います。配線やユニット配置等良くご覧になっていました。

鳥栖には有名なJazz喫茶が有りそこの音もご存知でした。


オールルシファーのサウンド 三日後

2008年01月12日 | ピュアオーディオ

今日は隣のBC-Ⅱ(Trail仕様)+サトリミニアンプのシステムと比較して見ました。こちらはRCAタイプの化け物ケーブル(SCR-15)+SPルシファー(scs-34)の組合わせです。

こちらでJazzBar2007を聴きますと、サウンドが完全にヌケ切っています。以前化け物ケーブル同士で使っていた頃はスケール感と質感の違いぐらいでしたので相互に切り替えた場合、どちらが鳴っているのか一瞬判らなくなる場合もありました。それくらいバランスや音色が似ていました。

今では完全に情報量や質感・音色がちがいますのでJazzBar2007の4曲目のピアノのアルペジオの部分の浮遊感など決定的に違います。BC-2ではクリアーに透明感で聴かせるようですが、メインでは「漂う」様な浮遊感です。

現状では切り替えをすると一聴瞭然にSPの質感の違いが判ります。メインを聴くととてもBC-Ⅱを聴く気になりません。アンプの資質も当然違いますしケーブルのグレードも違いますので当たり前と言えば当たり前です。

現在のエージングの進捗状況ではまだ低音がヌケ切っていません。まだ「ボンつき」の状況ですが確実にこなれてきているようです。少しづつパワーを入れ始めています。ここが我慢のし所でしょうか、この時点を今しばらく我慢すると低音がヌケ切ります。先がどうなるかが予測できるので完了が待ち遠しいですがこればかりは「火を入れてやる」しか手が有りません。

ケーブルでも特に電源ケーブルを総入れ替えするとこの様な「詰まったような」感じになります。3時間も聴いていたらアンプはとっくに温まっていますが以前のバランスに戻るのに時間が掛かります。

本日スチューダーのA727をマスタークロック交換に出しました。いよいよ自宅システムの完成では有りませんがステップが終了します。

自宅ではADPが有りますのでフォノイコが付いているプリアンプが必需品です。リビングでオーディオをしていますので機器の設置には4段のラックしか使えません。と決めています。その関係でプリで1段パワーアンプで2段使います。残るは1段でCDP仕様にせざるを得ません。しかしライントランスST-5が有りますので優秀なDACとノイズカットをしてくれますので不足感は有りません。ちなみにST-5はBC-Ⅱのスタンドの中に入れて場所を確保しています。

リビングですのでケーブル類があまり目に付かないように工夫して超化け物サイズのケーブルを使っています。