Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システム707Jのサウンド

2008年01月07日 | ピュアオーディオ

707j23 自宅のSP-707JシステムのメインアンプEL34ppアンプのバランス化を終えて一昨日から馴らし運転を始めています。

空気感が随分と変わりました。更にうるささがなくなり音の粒子が細かくなっている。それでいて情報量はものすごく多くなっている。当然スケール感が更に大きくなり「より自然」な感じになっています。スケール感の違いにより横のBC-Ⅱが聴けなくなりました。(従来は切り替え試聴をしても違和感が有りませんでした)

電源ケーブルの交換は「スケール感」の違いとなって明確に出てきました。BC-Ⅱラインとの違いは電源ケーブルのみです。SCE-43を使っていますのでこちらもSCE-45にしないといけないでしょうね。

707Jシステムの中高音は既に問題ないレベルですが低域はまだくぐもっている。分解能と言うよりヌケが悪いと言う感じです。

寺島氏のJAZZBAR2007を掛けているが非常に気持ちが良い。空間再現の完成度が上がっている。シンバルの余韻など「生」を髣髴とさせる。音色が素晴らしくなっているのが判る。多分UTC A22のトランスの音色が効いている。

とにかく聴いていて苦にならないのでこのままじっと聴き続けるしかない。低音のヌケが完了するまでひたすら鳴らしこむのみです。多分良くなるには1ヶ月以上かかるでしょう。それから何処まで良くなるかが見当も付かない。やってみないと判らない世界です。


アルテック#620A Trail仕様 SPのサウンド

2008年01月07日 | ピュアオーディオ

Stn093  昨年末12月29日に当該SPのSP内配線を全てSCS-33で「Trail仕様」に仕上げて鳴らしておりましたが、10日程経過した現在では素晴らしいソノリティを出しています。特に「定位」の素晴らしさと「音色」、「バランス」、「質感」が別物の次元に高まっています。

女性ボーカルの音はアルテックならではのサウンドで声に艶が乗って聞惚れてしまいます。(SPケーブルにSCS-34を使用)

シンバルの音もヌケがよく音数が多くて「綺羅星の如く」飛び散って行きます。打音はもちろんの事打音の後の「ジジジジーン」と言う余韻の音まで生演奏を彷彿とさせます。

このSPにはVT-62ppアンプが合いますね。VT-62の艶の乗った高域とアルテックのドライバーの響きが絶妙に絡み合います。

620Aはシステムがシンプルでイージーで良いですから非常に扱いやすいです。自宅に707Jシステムがなければ即自宅に設置したいSPです。このSPは3ウェイだ4ウェイだマルチだと色々やってきた人が最後にたどり着くSPの一つではないだろうかと思います。

お客様のご要望で東京に嫁に出す事に致しました。このSPを購入する前からそのお客様に620Aを勧めていましたので「Trail仕様」のSPの実力を味わっていただきます。ベールのないサウンドをお楽しみください。