Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル交換の落とし穴

2008年01月13日 | ピュアオーディオ

ケーブルを大容量の質の高い物に交換しても直ぐにその性能を堪能できる事はない。

インコネの場合は上流側に大容量のケーブルを使うと下流側で「ふんづまる」のです。また下流側に使うと「圧力のないスカスカの音」になり易い。

全てのケーブルを大容量のケーブルにしても今度は機器が大容量に対応できない。

電源ケーブルを交換した場合、1箇所のみ最上流に使うと即効的に効果を確認できるが、全ての機器の電源ケーブルを交換した場合は機器が大容量に対応できない。

ケーブルをつまみ食い的に一部を入れ替えても直ぐに音質が良くなるとは云えない。

今まで年に3回ほど(3年で10回)ケーブルの総入れ替えをしてきた経験から云うと、少なくとも3ヶ月は「我慢」(辛抱)が必要です。ケーブルを交換しますと必ず「音のバランス」が崩れます。

このバランスの崩れは使い続けるに従い自然と解消され、やがて「活眼」に至ります。この「活眼」まで待てない人が多いです。もっとも高価なケーブルを借りて試聴して2週間くらいでは「片鱗」しか見えません。この「片鱗」を掴む事が大切です。

一般的にシリウスケーブルを使用した場合、繋いで直ぐに「質感と情報量の多さ」が聴き取れます。しかしバランスは崩れていると思います。こんな時は最新の録音の良いソースをかけて試聴したがりますが、古い録音のCDをかけて確認する方が良いです。

自宅で電源ケーブルとインコネを全て交換して「馴らし運転」に入っていますが、最新の録音のCDでは音がふん詰まったような出方をします。古い録音のCDはより音数が増えて最新のCDの様にバランスよく聴けます。ソースに入っている「情報量」が違うんですね。古い録音のCDが従来より良いサウンドで聴ければそのケーブルは「良いケーブル」だと判断できます。あとはひたすら鳴らし込んで「活眼」を待てばいいのです。

私の自宅の場合は「半年後」くらいに元の様に全ての音がヌケ切ったサウンドになるだろうと予測しています。


テレフンケン RB46 システムのサウンド

2008年01月13日 | ピュアオーディオ

Terehunken2 ヨーロッパの大陸側のサウンドを確認したくて テレフンケン RB46 を購入して早4ヶ月。先日(12月30日)にシステム完成の報告を致しましたが、まだその時は使っているケーブルがSCR-11と試作品の電源ケーブル(SCE-41.5)クラスのモノでした。

昨日ケーブル類をすべて「化け物シリーズ」に交換しました。出てきたサウンドは見違えるようです。スケール感が大きくなり、楽々と歌いだしています。オリンパスシステムと切り替え試聴をするとあまりにも「音質格差」が有りましたが今では違和感なく使えるようになりました。

テレフンケンの軽い音の出方に満足しています。中音は非常に厚いです。この中音のおかげか人の声が良いですね。今ではメインに疲れた時(SCE-45のエージング中なので軽くなったとは言えまだ音が少し重く感じます)に重宝しています。

この小さいSPが鳴っているとは信じられないスケール感と質感です。