Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スチューダーA727 D-クロック化済み

2008年01月20日 | ピュアオーディオ

A730_d スチューダーのA727がデンテックでDクロック搭載を終えて昨日帰って来ました。何を今更古いCDPをとお思いの方もいらっしゃると思いますが、マスタークロックを交換しますと現在の最新の機器と遜色ないポテンシャルを発揮します。既にA730とB226で確認済みです。

A727_d さてマスタークロックを交換したA730とA727の音質の比較をしてみました。概略として元もとの本体価格が倍ほども違いますので歴然とした差が有ります。A727が着たばかりなのでエージングが出来ていない事も考慮に入れる必要が有ります。

スケール感、音の密度、音の切れ、中域の厚みと何処を取ってもA730には勝てませんが、SD-9500と比べるとさすがに1枚も2枚も魅力のあるサウンドがします。馴染ませたらA730の領域に近づくのでは?とも思わせます。A727はこれで充分なポテンシャルを持っていると思います。

試しにA727をトランスポートにしてSD-9500のDACを使い、ライントランスST-5を繋ぐと単体のA730のポテンシャルを軽く越えてしまいます。組み合わせの妙と言いましょうか、足りなかった物が補われて更にその上の音質になります。

スチューダー特有の中音の厚みが有り、音楽を聞かせてくれる点ではA730と遜色有りません。この点がスチューダーにこだわる所です。日本のメーカー製ではこの「音楽を聴かせる」味がまだ不足します。

自宅のシステムとしてはA730を置くスペースがないのでA727+ST-5でトライします。出来れば現用のSD-9500のDAC化もしたいと考えています。