Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCA フロントロード +D130×4発のサウンド

2008年01月24日 | ピュアオーディオ

Rca_d1301 先月から進めていた専務宅のRCA Wウーハー フロントロードホーンシステムがほぼ完成の域に達しました。初めての音出しです。

システム構成は

Rca_d13013  CDT:ルボックスB226(マスタークロック交換済み)+DAC:SD-9500+ライントランス:ST-4+プリ:C-280+パワー:MC2600 のラインです。

SPの構成は

ウーハー:D130(16Ωフィックスド)×4発 +ミッド: 375+HL90 +ハイ:175DLH+2405+RT-R3(リボン) ネットワーク:JBL 3131(800Hz)+N8000 です。あとネットワークを500Hzにすることのみ未完です。

Rca_d1305_2 さて出てきたサウンドは「驚愕!!!!!」のサウンドでした。35年オーディオをやってきて聴いた事のない低音です。低音の質感が通常のステレオのサウンドとはまったくの別物。他の全てのシステムが一気に抜き去られてしまいました。

しかも容易には追いつけないサウンドです。オリンパスシステムも707Jシステムも置き去りにしてしまった「別次元」のサウンドです。

オリンパスシステムのウーハーユニットの見直しを決断せざるを得なくなりました。

このサウンドの「何処が?」と云いますと、「中音の375+HL90の質感のサウンド」が全帯域で出ています。低音の分解能が別天地くらい通常のSPのサウンドと違います。我々が今まで聴いた事のある低音は実は「低音の塊」で有ったと認識できます。塊ですので分解されていないのです。

例えばベースが「ボーンボン」と言うサウンドは「塊」の音ですね。D130×4発のサウンドは低音がメロディになって聴こえます。まさに中高音の様にです。圧倒的に軽く、情報量が多く、しかも繊細な低音が出ました。まだ繋いだばかりですのでまだまだ良くなると思います。2週間後くらいにまた聴きに行ってきます。

米国RCA VS WE の音響機器開発競争。特にSPではコーン型中心のRCAに対し、コンプレッションドライバーによるフルレンジ化を図ったWE。それぞれの良い所を集めたアルテックのA2・A4システムに集約されます。

当該のウーハーBOXは70年前のRCA純正の箱です。コーン型SPで原音再生に挑んだ米国RCAのオルソン博士が劇場で公開再生した時に使われたのと同じ型の箱です。素人が見ても良く出来た箱だと思います。

これにWEの系譜のD130を組合せたのですから良いサウンドが出てもおかしくないと思いますが、出てきたサウンドを聴いて70年前の「音質レベル」の高さを感じます。


A727の音質その後

2008年01月24日 | ピュアオーディオ

昨夜A727のDクロック化後の音質がレベルダウンしていると書きましたが、その後2時間ほど聴き続けていたら随分と音の伸びが出てきました。

「この質感は欲しい!!」と言う最低線は出てきました。ケーブルや機器が少しづつ馴染んでいるのでしょう。やはり即断するのは早計ですね。

しかし、現状ではSD-9500単体に負けています。707Jシステムがオリンパスシステムのようなサウンドになってきました。スチューダーのサウンドですね。これはこれで悪くはないんですが自宅では「耽美な世界」を作りたいと考えていますので、高音にはシルキーさを求めます。この求めるサウンドからすればチョッと外れていますが、エージングでどれくらい高域が延びてくれるかにかかっています。SD-9500をDACに使えるように工夫を考えています。使えれば確実に2ランク以上音質が上がります。