会派会合。そして、会派で市民会館・市民文化ホールのあり方についての勉強会でした。
今年度中を目途に場所も含めて基本構想をつくる(その前にはパブリックコメントをとる)ということです。9月議会を目途に、施設整備のための条件(規模、機能などソフトもふくめ)を提示し、その上で、手上げをするところがあれば候補地を年末までにあげてもらう。他都市・他施設の視察をおこなっているところで、合築についての選択肢も残しているということです(合併推進債という有利な財源が平成33年度末まで使えるので)。
現岡山市民会館(敷地4548㎡、建物3061㎡)、現市民文化ホール(敷地・福祉文化会館も含めて3568㎡、建物1172㎡)、後楽館中高校天神校舎跡地(4883㎡/高さ制限あり)。
建物で何をするのか、したいのか。理念・目的など元根本の討議抜きに、形だけということにはなりません。岡山市の文化芸術活動推進にあたっての好機でもあります。
今日は、岡山解放研究所関連メンバーで久しぶりの研究会がありました。倉敷市にお住いの赤澤正基さんが、2月に福島県の川内村と富岡町に行かれたときのことを写真とDVDをみせていただきながら話を聞きました。「とにかく現地に行ってみないと福島のことがわからない」という強い想いで訪問をされました。何事にも通じる原点です。そして足を運べない場合にも、こうして信頼できる方の話を聞くことができます。貴重な機会となりました。
宿泊はできないが立ち入りはできる居住制限区域にいかれ、生活をそのまんま置いて避難された様子、津波や地震で壊れたままの家、除染した土をどこにも持っていくことができなくて土嚢がその場に摘まれたままの様子、3年間手がはいっていない荒れた田畑などの写真をみせていただきました。誰一人も人はいなかったそうです。福島原発事故が収束しつつあるという政治家は、現場に行ったことがない人だと。たんたんと写し出される写真。真実の迫力があります。
写真は、配付されていた不織布の防除服ということです。埃除けですね。