岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

4月22日 那覇市視察・コミュニティバス

2009-04-25 | おにき日記



 市民ネットの会派視察で、沖縄にいきました。私自身にとってはじめての沖縄で、平和行政を考える上で、ぜひ訪れてみたいところでした。写真は「ひめゆりの塔」の前で。車で少し走るだけでも、米軍基地の存在の強さを実感しましたが、植生が私の大好きなフィリピンに近いこともあり、親しみを感じました。
 バナナとサトウキビ畑には目が自然と向きます。フィリピンと比べるとバナナは総じて低く小さく、サトウキビ畑の面積も小さい。サトウキビは5年ごとの植え替えと聞いて、栽培・管理の仕方もずいぶん違います。視察の模様を、振り返りながら書き足します。
   *        *        *
 一日目は、那覇市役所へコミュニティバスの視察に行きました。沖縄では、戦前はあった鉄道が戦争で破壊され、以後、アメリカ統治下では鉄道は復旧せず、アメリカの車社会が導入されました。那覇市では日本復帰直後(1972年)から軌道系公共交通機関のモノレールが構想されましたが、導入されたのはわずか6年前の2003年となります。その翌年から、交通弱者や観光客の利便性を向上するために、公共交通空白地帯に、モノレール駅と直結する形でコミュニティーバス導入実証実験が3ルートで行なわれ、現在、その中の1ルートのみが、バス会社によって自主運行されています。
 アンケートによると、利用者の3割が高齢者で、外に出る機会が多くなったと喜ばれているようですが、実験で利用者が少なかった2地域は運行が見合わされました。交通弱者への対応は、乗合タクシーなど別の形で考えたいとのことでした。また、車社会を変えていくために、カーフリーデーを通しての意識作りに積極的に取り組んでおられました。中心市街地に車が入って来にくい仕組み作りについてなど、現在策定中の20年後を見据える交通戦略のなかに反映していくために、本気で検討されていました。
 車社会と並んでタクシー社会でもあります。滞在中はいつになくタクシーを多用。比較的安かったです。


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4月25日に、県政・市政報告会を行います

2009-04-22 | おにき日記

 横田さんと一緒に、4月25日(土)に県政・市政報告会を行います。時間は午後2時から、場所は一宮公民館です。
 議員にとっての栄養&元気の源は、人との出会い、多くの皆さんとともに活動することだと思います。厳しい経済状況のなかでの暮らしぶり、政令市に移行して皆さんが感じられていることなど、ともに話し合いたいと思いますので、どうぞ、ご参加くださいますように。


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4月19日 好並隆司さん傘寿のお祝い

2009-04-19 | おにき日記

 今宵は好並隆司さんの傘寿の小さなお祝い会がありました。私は大学時代からお世話になって、もう丸30年。気心が知れた面々が集まり、温かく楽しいひと時でした。好並さんは元岡山大学教員(東洋史)で、今は、私たちの事務所にボランティアとして朝早くから、平日は毎日、来てくださっています。
 私が書くのはおこがましいですが、真実に畏敬の念を強くもっておられ、近くにいて、ときに生き方としての研究者魂の真髄にふれることがありました。だから、多くの方に信頼されているのだと思います。
 子どもの頃は病弱だったと聞いていますが、毎朝ジョギングをされるなど健康面に配慮をされた規則正しい生活をしておられ、&ケロっとした性格が、元気の源でしょうか。
 私が落ち込んでいたら、それすらも、「あんたらしい。あんたはあんたらしくすればいい」とどれだけ励ましてくださったことでしょう。これからも元気でお過ごしくださいますように。
 それにしても、いいお天気でしたね。AMDAであったアスカ健康村フェスティバルに足を運ぶことからはじまって、今日も一日いっぱい。ケーキを食べたのが、一日の終わりでした。


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4月18日 足立力也さん(コスタリカ研究家)と

2009-04-18 | 平和



 アスエコ(環境学習センター)で、コスタリカ・トークライブがありました。トークの一人が、足立力也さん。5年前、はじめて彼の話を聞いたとき、軍隊のない国・コスタリカを支える子どもへの人権教育を知り、感動したものです。
 今日はじめて知ったのは、「子ども選挙」。コスタリカは18歳から選挙権があるのですが、17歳以下の子どもたちも自分で大統領を選び投票を(0歳から選挙権)し、民主主義を実感するために模擬選挙が行なわれているようです。子どもに対する世論調査も行われ、当選した大統領にその結果が届けられる。こうして、平和のベースである民主主義を学んでいくのですね。
 足立さんを囲んで。私が持っているのが「平和をつくる教育」(岩波ブックレット)、横田さんが持っているのが「丸腰国家~軍隊を放棄したコスタリカ60年の平和戦略~」(扶桑社)。「丸腰国家」は3月に発刊したばかり。等身大の「コスタリカ」を書いたとのことです。 

 

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4月16日 加地永都子さんの訃報

2009-04-16 | おにき日記



 ネグロス産(フィリピン)バナナです。バランゴン種で、今回のバナナはみかけがちょっと悪いのですが、上品な甘さと香りで抜群に美味しいです。久しぶりに〈コットン古都夢〉によったら、ちょうど届いていたのでいただきました。一緒にフィリピン人友人といたのですが、食べた彼女は、思わず「美味しい!」と。有機栽培でフェアトレードで届いたものです。
   *        *        *
 帰宅後、メールをあけると、加地永都子さんの訃報が入っていました。
 加地永都子さんは日本ネグロス・キャンペーン委員会の設立前から携わってこられた方で、ずっと事務局を支えてこられました。凛としておられた人で、私が初めてお会いしてから23年になります。翻訳家で長年、アジア関係の活動に携わってこられ、女性からの視点も活動に投げかけてくださっていました。率直にほめてくださる方で、彼女にお会いする度に、元気をいただいたものです。心優しい方で、私のいろんな人生の節目に、東京から突然お電話をくださり、励ましてくださいました。4月13日に亡くなられたとのこと。最後にお会いしたのは一年前になります。
 私は、このネグロス・バナナを通して、遠い地であっても互いの信頼関係が築けること、支え合うことができることを実感したわけですが、その橋渡しをしてくださった方のお一人が加地さんです。本当にありがとうございました。告別式が18日に行なわれます。安らかにお眠りくださいませ。

 

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