岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

虹色通信 2007.03

2007-03-31 | 虹色通信
おにき のぞみ虹色通信  No.6 2007年3月 

        

  目次

 ■もっと多くの女性議員を! 
 ■のぞみ日誌から
   「ファイティング・マザーの挑戦」

 ■進めよう!議会改革
   岡山市も政務調査費の領収書公開を

 ■待ったなし-地球温暖化対策 
   岡山を環境対策先進都市に

 


■もっと多くの女性議員を!

 「天の半分」は女性、しかし議会には背広姿の男性がほとんどです。全自治体の半分近くで女性議員が一人もいません。議会は、私たちの暮らしや街づくりについて議論する場ですから、社会の構成員比が反映されるのがのぞましいと思います。
 「女性は子どもを産む機械」(柳沢厚労相)という発言には、本当に驚き、憤りました。産む産まないの選択は個人の問題で、少子化問題を女性に責任転嫁するのはおかしなことです。政治がすべきは、仕事と家庭の調和の実現、男女共同参画社会の推進など、安心して子どもを産み育てることのできる社会の実現です。
 生活の場での問題は政治と深く関わりをもっています。子育て、教育、食生活、高齢者介護…現場で暮らしを支えているのは、女性が多いのが現実です。景気は回復したと言われていますが、格差が拡大しています。非正規雇用が全労働者の3割以上をしめ、その8割が女性です。DV被害対策など安心した暮らしに向けて課題は山積みです。政策決定の場に女性の声をもっと反映させることが必要です。

 岡山市でもさんかく条例に基づいて男女共同参画社会へ歩みを進めています。性別にかかわらず、一人ひとりが個性や能力を活かして虹色に輝いていくことのできる社会を実現していきましょう。

  [参考]女性議員の割合
   岡山県議会 56人中5人  8.9%
   岡山市議会 54人中8人  14.8%
   倉敷市議会 46人中3人  6.5%
   全国自治体平均 8.9%


 ■のぞみ日誌から

   「ファイティング・マザーの挑戦」


 私の妹である日本女子ボクシング・フライ級チャンピオンの猪崎かずみを囲む「トーク&JOYボクシング」が、2月4日ウィズセンターでありました。
 二人の娘をもつ妹は、家事と仕事という超多忙なボクサー。「すべきこと、したいことを書くと、自分は本当に何をしたいかがよくわかる」とアドバイス。「大変なことはあるけれど、いつも今が自分にとってベストだと思っている」という前向き姿勢。
 岡山の女子プロボクサーの方も来られていて、元気の出る企画でした。


 ■進めよう!議会改革
   岡山市も政務調査費の領収書公開を


 岡山市議会は2月議会で、政務調査費の収支報告書への領収書添付を義務づけるための条例改正をすることができませんでした。政務調査費の不透明さやおかしな支出が問題となり、大きな注目を集めていただけに残念な結果です。改選後の議会の責任はますます重くなりました。
 行政に対するチェックと政策提案をするのが議会の役割です。しかし行政執行部は膨大な情報と職員を擁しており、議会との「力関係」には大きな差があります。この差を少しでも埋めるには議会事務局を充実させるなど、議会総体としての力をつけねばなりません。その中に政務調査費もあり、資料収集、調査研究などさらに充実させる必要があります。
 しかし透明性の確保はその前提条件です。岡山市議会では、議員一人当たり月に13万5千円の政務調査費が税金から支給されています。その使い道を明らかにするのは議員として当然のことです。透明化を強く求めていきます。


わたしも賛同「なくそう!議員特権キャンペーン」が「議員特権ワースト大賞」を発表
 http://www.no-giintokken2007.net


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■待ったなし-地球温暖化対策 
   岡山を環境対策先進都市に


 暖冬でした、春の景色も変わっています。地球温暖化を実感することの多い日々です。
 2月、世界の研究者でつくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が地球温暖化に関する最新報告を出しました。今世紀末には地球の平均気温は1990年に比べ、最大6.4度上昇する。夏の北極海の海氷は今世紀後半までに消滅し、海面も最大59センチ上昇する、という衝撃的な内容です。
 報告書は地球温暖化の原因について、人間が排出した二酸化炭素などの温室効果ガスがその原因であると明確に打ち出しました。猛暑や熱波などの異常気象を、温暖化の兆候として初めて認めたのも大きな特徴です。
 この危機を回避するためには、温室効果ガス排出量の大幅削減が必要です。京都議定書は、来年=2008年から12年までに90年に比べ先進国全体で5%減らすことを義務づけています。ところが日本は逆に8%も増えてます。
 目標達成は不可能に思えますが、現実にドイツなどは達成しているのですから、日本でも岡山でもできるはずです。
 それには「岡山市環境白書」も指摘するように「地方公共団体がイニシアティブを発揮することが不可欠」です。岡山市を環境対策の先進都市にする意気込みで取り組みましょう。

 おにきのぞみの提案 

●自然エネルギー活用でエネルギーの地産地消
 「晴れの国」と言われる岡山、そして合併によって市域の広がった岡山市、その自然環境を活かし、太陽光・バイオマスなど自然エネルギーを活用し、エネルギーの地産地消・地域循環で、地域の活性化もめざしましょう。

公共交通の充実とコンパクトな街づくり
 エネルギー効率の悪い自動車から鉄道・路面電車など公共交通への転換。吉備線のLRT化を早期に実現しましょう。土地利用政策と交通政策を環境の視点で見直し「環境都市・交通計画」を作りましょう。

● ESDなど環境教育を進める
 環境問題解決には「市民力」が必要。特にこれからの時代を担う若い人たちと一緒に取組みたいですね。

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