岡山市立岡山後楽館中学校を視察しました。横田さんと一緒です。
後楽館は中高一貫教育校として16年目、南方小学校跡地に移転してから3年目になります。中学校は1学年2クラス80人です。写真は中高共有の図書館（貸出冊数が多いということ）と簡易間仕切りのある生徒会室。ときには間仕切りをとって一緒に話し合いをするそうです。校舎が新しい上に、廊下も教室もゆったりと面積がとられています。
授業も見学しました。落ち着いて、前向きで、生徒同士の支え合いもあります。英語・数学は二つ（標準、発展）にわけての授業で、生徒たちが自分で選びます。学級担任二人制というのはきめ細やかになるので、いいですね。
制服がないので、クラス全体が多様で明るく感じます。「社会のルールとマナー」が校則というのが学校スタート時からの校風。子どもたちはプライドをもって通っているということですよ。
総合的な学習の時間（シティキャンパス）での各自の活動のまとめも廊下に展示してありました。視点が多彩で楽しいし、内容も素晴らしいですね。明日が発表会ということでした。
入学時に不登校枠のある学校です。移転をするときに、高校が定時制がなくなりました。来年度は移転して4年目なので何人かの生徒はいるとのこと。学習と自己実現とをあわせて行う校風が大好きだったという友人の子どもたちを何人も知っています。定時制がなくなることに私は反対だったのですが、こうした校風はこれからも大切にしてほしいです。
幾つかまだ知りたいことがあるので、また、うかがいたいです。
