岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

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9月10日-1 「国際化時代に外国人調停員の必要性を考える~ 異文化を理解した調停のために」 に参加

2019-09-10 | おにき日記



 「国際化時代に外国人調停員の必要性を考える ~ 異文化を理解した調停のために ~ 」(岡山弁護士会主催)に参加をしました。
 外国人は調停員になれないという規定がないにもかかわらず、外国人は全国で一人も任命されてきませんでした。写真のなか2人が在日コリアン弁護士のゲストスピーカーで 、左から梁英子さん、韓雅之さんです。
 このことを私は知らなかったし、2004年に神戸家庭裁判所が任命上申を拒否して以来、全国で外国籍調停員採用に向けての粘り強い取り組みが行われていることも知りませんでした。
 最高裁は「当然の法理」として拒否しているとのことですが、言葉・制度・文化が異なる当事者にとって、外国人調停員がいる方が、しっかりと納得できる調停になるだろう、調整も進むだろう。そのことの方が当然のことと思います。
 国連の人種差別撤廃委員会も3度にわたって日本政府に是正を勧告しています。日本はまだまだ多文化が気持ちよく共生できる社会でない。日本弁護士連合会の意見書です。

◎ 日本弁護士連合会 「外国籍調停委員・司法委員の採用を求める意見書」
https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/090318_6.pdf?fbclid=IwAR2Dxvx4VPDyvUvRy_YZ48AaJrK5DbDOG40rJ8jurKrEXReijePLVKu4QSA

 私は幾度もフィリピン人女性たちと調停をともにしてきましたが、通訳も含めて、言葉と制度や文化の違いのなかで、まず調停の内容を理解するという当事者サイドの努力が必要でした。考えてみれば、当然のこととして司法サイドが制度を整えてくれたらいいのですよね。
 フィリピン人友人たちも参加をしてよかった。友達たちをもっと連れてきたらよかったと。まず多くの方にこのことを知ってほしい。私ももっとお声をかければよかったと。




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