岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

7月13日 真鍋陽子さん(笠岡市議)が、「岡山市・最先端介護機器貸与モデル事業」の視察に来られたので同行しました

2021-07-13 | おにき日記

 はじめの写真で、真鍋陽子さん(笠岡市議)がにこやかに抱いているのがは、「メンタルコミットロボット パロ」です。
 認知症高齢者の精神的ケアを目的としたアザラシ型介護ロボットで、動物らしい動きや声を出します。AIが搭載されているので、声かけなどへの反応で、その方により順応していくそうです。
 精神的安定、ストレス軽減、徘徊・暴言・暴力など認知症の周辺症状の緩和をもたらしています。私も抱いてみましたが、すっぽりハマる高齢者の気持ちがわかるようでした。 

 この日、真鍋さんが、岡山市・最先端介護機器貸与モデル事業」の視察に来られたので同行しました。 https://www.city.okayama.jp/shisei/0000007207.html @ 医療福祉戦略室(医療政策推進課)
 日本では、介護保険の福祉用具貸与対象は13品目に限定されていて、新しい種類の拡充については、十分なエビデンスによる協議が必要であるために、検討課題です。
 パロのようなロボットは、アメリカ、そしてヨーロッパのなかでは、介護機器として認められている国もあるそうです。
 そこで、岡山市では総合特区制度を活用。介護保険の対象外の製品を、介護保険を適用して在宅の高齢者(要支援・要介護)に、1割の自己負担で貸与しています。
 現在、5製品(これまでに4製品が貸与終了)。貸与による使用実績・実態の報告により効果を検証して、国に福祉用具の種目追加などを要望しています。

 パロの他には、次の4種類
・日常生活支援:パワーアシストグローブ(私が付けています) 空気圧ゴム人工筋をグローブ内に搭載し手指の「握る」「開く」動作を支援します。
・排泄介護:ラップポン 排泄物を自動で個包装し、排泄介護の負担を軽減します。衛生上の効果も高く、臭いの拡散も防止します。
・アクシブ:バネと振り子の動きを利用して、脚の振り出しをアシストします。
・お薬飲んでね:光と音による促し効果で、服薬の時間等を知らせます。薬の飲み忘れ、飲みすぎ防止をします。

 また、合わせて、市内介護事業者への「介護ロボット普及推進事業」についてもお話を聞きました。
 市内介護事業者に、無償で、介護ロボットを貸与(3ヶ月間)することで、介護ロボットの市内事業者への普及や介護ロボット活用による介護職員のスキルアップを図る事業です。
 こちらも、データを集め、国に提言することが視野に入っています。

◎ 岡山市HP 「介護ロボット普及推進事業」
https://www.city.okayama.jp/shisei/0000021341.html


 成果とともに課題もお聞きしました。事業を通して、当事者の生活の質があがり、当事者と介護者の負担感が少なくなるよう、より生かされていってほしいです。
 トップランナーとして事業を進める皆さんの熱意が伝わってきて、嬉しい視察でした。文章が長くなって、ごめんなさい。

◎ 笠岡市議会議員 まなべ陽子のブログ@笠岡 「岡山市 最先端介護機器貸与モデル事業 視察」(2021/7/14)

http://blog.livedoor.jp/manabeyoko/archives/35514429.html?utm_source=blogreaderoa&fbclid=IwAR3zIRfc1m2JKWF_C1FjrLrZ3XhvLYCqhHlqmZ-x5-n9sV4r0l5FPKq3hSg

 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月12日 天国にいる父・鬼木... | トップ | 7月14日 大きな勘違い & 「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

おにき日記」カテゴリの最新記事