「監督さん。私たちにかわって映画を作ってくださってありがとう」。
映画「カタロゥガン！ロラたちに正義を！」をフィリピン人友人たちと一緒に観ました。フィリピンにおける戦時性暴力被害をテーマにした映画です。ロラとはおばあちゃんという意味。
映画が終わって、私の友人が竹見智恵子監督に伝えたメッセージが、はじめに書いた言葉です。そして、監督の周りには、監督を慕う友人たちの輪が…。
私には「知る」べきことがまだまだたくさんありますね。見にきてくれた友人たちに感謝。忘れられない日になりました。
映画はていねいに誠実に撮られていて、アチコチにフィリピンらしさを感じました。例えば、ロラズセンターでロラたちがダンスをしていたり、被害当時のことを歌や絵にあらわしていたり、…。
竹見監督が、被害女性の聞き取りを始めたばかりの時、ロラたちは消え入りそうな存在だったそうです。でも、仲間や支援者とつながって、エンパワーするなかで、victim（犠牲者）からsurvivor（生還者）、そしてactivist（活動家）へと。子どもや孫たちへとバトンタッチできているのも、フィリピンらしいですね。
高齢のロラたちは仲間が天国に召されるなかで、また病気を抱えつつ、「未来のために最後の一息まで闘う」とがんばっておられます。日本政府の真摯な謝罪と補償を求めます。
私が暮らす津島福居の秋祭りもありました。だんじりをひく時には、たくさんの子どもたちで長～い列。今日は朝から猛烈に忙しくて、他にも行きたいお祭りが幾つもあったけど、私の足元だけに…。楽しませていただきました。感謝。
