今年も、「京山」地区の皆さんと一緒に御津大野の皆さんとの交流&ホタル観賞に行きました。京山公民館をベースにしたESD活動の一つです。
今年は、ふもとでチカチカするヒメボタルの上をフワフワと輝くゲンジボタルの様子をみて、不思議な感覚。
交流会では、大野のお米や野菜&猪肉、そして大野の皆さんの想いがいっぱいの、おにぎりと猪汁をいただきました。ホント、美味しかった。
京山に暮らす私たちの飲料水の源流の一つは、この大野辺り。写真は「源流の碑」の前での顔合わせです。
地元の皆さんは、長年、近くにできようとしている産業廃棄物処分場に反対していらっしゃいます。京山の私たちはどうつながっているのか。ESDとは他人事ではなく自分事としてとらえていくこと…。そのためには、顔と顔が見える、足を運ぶことが、大切。
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「まるで鬼木デー」というメールを朝もらって、一日が始まりました。山陽新聞岡山市民版に、昨日、私が議会質問をしたこと2つが掲載されていたからです。一つは、「太陽光発電60カ所に導入。8年計画で整備へ」。もう一つは、「災害時の要援護者支援策ガイド作成を検討」というものです。今日一日で、幾人もの人に言われました(^^)。
さて、大野を訪れたことを書いた流れで、議会質問のことにふれますと、「中山間地域の空き屋活用について」取り上げました。岡山市では県制度を利用し、御津地域の空き家情報については把握しておられます。
浜松市と静岡市では、中山間地域の暮らしを維持し、活性化していくために、「中山間地域空き屋バンク」とあわせて、家財道具の搬出処分・屋内外清掃・空き屋の改修に補助金を出しています。
岡山市でも、例えば、東日本大震災にまつわって、豊かな自然を求め、建部・御津へ移住してこられる人は少なくありません。ところが「空き家」ではあっても、すぐに住むことができるような状態ばかりではありません。家財道具の搬出処分や屋内外清掃が必要な場合が多いのが実情です。私が知っている地域では、地元の皆さんのご熱心なボランティアにより、温かな受入状況が作られています。
両政令市のように補助金制度を設けてはいかがというのが質問の趣旨です。
岡山市では「過疎地域自立促進計画」を平成22年度~平成27年度にかけて策定しており(過疎地域とは建部町)、そこには、「集落の活性化を図るためには、コミュニティ活動の活発化を促進し、地域での相互支援体制の充実に努める」「集落の空き屋情報を集約し、住宅情報として提供していく必要がある」と書いてあり、私の提案はこの計画に沿ったものであると思います。市はこのことは認めつつ、「研究」をしていくという答弁です。
浜松市も静岡市も、平成22年からの計画で「中山間地域総合振興計画」を作っています。浜松市では、「森林の恩恵は上流の中山間地域のみならず、下流の都市部にも広く及んでいることから、中山間地域をいかに維持・再生していくかということは、都市部にとっても重要な課題です」、静岡市では、「中山間地域の存在意義を共有する」と位置づけています。
この点、岡山市の位置づけはどうでしょう。大野の交流会で皆さんのご発言を聞きながら、両市の計画はESDだなぁと思ったのです。
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ブログ、長くなってしまって、すみません。今日は、嬉しいプレゼントをいただきました。バナナケーキ。カードもラッピングもオシャレですよね。もちろん、ケーキもGOODでした。
こちらこそ、いつもありがとう。