岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

3月19日 2月議会閉会 &  DV離婚と「子どもにとっての最善」

2009-03-19 | おにき日記

 2月議会が終わりました。政令市移行にともなって設置される予定であった区民会議(仮称)の準備費用60万円。区民会議の設置目的、議会との関係など、区民会議のあり方が問われ、検討不足ということで、60万円が減額修正された予算案が可決されました。減額修正は7年4ヶ月ぶりとのことです。
 私は区民会議は必要だと思っています。私が一番はじめに勉強をしたのが川崎市の区民会議。区民会議のあり方を検討し、2005年に制定された自治基本条例に規定されました。試行期間を経て、制度素案をパブリックコメントにかけ、2006年から正式にスタートしました。専門部会が設けられ、区における地域社会の課題を把握し、参加と協働により、その解決を図るための方針及び方策について調査審議するのが区民会議の役割です。
 他の政令市もみてみましたが、検討過程を大切にすることが必要です。岡山らしい区民会議を作っていかなければなりませんね。
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 また、来年度からスタート予定の学校給食の生ごみ処理機モデル事業。区に1校ずつ生ごみ処理機を導入して堆肥化を行い、学校の花壇や農家の方に使っていただくというものですが、付帯決議のついた可決凍結となりました。
 付帯決議の内容は、①市内の全小・中学校の給食残渣をどうするのかという視点に立った検討、②生ごみ処理機の機種検討も含め、様々な手法について費用対効果を勘案した研究、③堆肥の運搬、利用、保管ルートなど資源循環システムを確立するための研究。
 教育委員会・環境局・経済局(農業)の連携で行われる事業ですが、資源循環型社会への取り組みにあたっては、このように局をわたる連携が必要で、その一歩として私は期待をしているものです。それにしても検討不足は否めません。
 一つの議会で、減額修正と可決凍結。どちらも検討不足とのことですが、政令市移行を急ピッチで進めていることが、一因ではないでしょうか。
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 夜に、「子どもにとっての最善」ということで、DV問題に熱心に取り組んでおられる中村多美子弁護士(大分県)の話を聞きました。両親が離婚、とりわけDVが絡む場合、どういう親権・監護のあり方が望まれるのか。国際的な制度も含めて課題を聞かせていただきました。今、直面している知人の子どものことを思い浮かべながら……でしたが、DV加害者・父と子どもとの関係。なかなか整理が難しいです。


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