ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

5月末;八ヶ岳・横岳の花を訪ねて

2020年05月31日 | 山の花

      

 

三日前のこと、八ケ岳・横岳のツクモグサに会いに登った。

今夏、長野県内の山小屋17軒休業(八ヶ岳は6軒)と29日に発表された。

八ヶ岳は自粛が解けるのは6月1日となっているので、私たちは静かに歩かせてもらった。

(いつもの周回コースは10時間、茅野~美濃戸~行者小屋~地蔵尾根~横岳~硫黄岳~赤岳鉱泉~美濃戸)

今回は以下のように2時間短縮できるコースに変更した。同行者はいつものOzakiさん

茅野~夏沢鉱泉~オーレン小屋~夏沢峠~硫黄岳~横岳~硫黄岳~赤岩の頭~オーレン小屋~夏沢鉱泉

5;45 松本出発 高速道に乗る

諏訪IC下り、蓼科高原三井の森

  

 唐沢鉱泉分岐から夏沢鉱泉へ

      

 

  

 この辺りに駐車し、歩きはじめる

 シラナギザワ堰堤

    

夏沢鉱泉・・小屋は開いているが、営業前

   

 

     

 凍った道、チェーンアイゼンを持っているが、様子をみた

 

 ミツバオウレンが現れる・・辞典では花は1つだが、

             ここのはどの花茎も一本の茎に3つの花が着いていている・・

オーレン小屋が近い。この花が小屋の名前の由来かな?

<追記1>ミツバオウレンが辞典とはちがう、3輪の花をつけているが。。と心配していたが、

6月1日,男鹿の山に詳しい方のブログに1つの茎から3つの花が出ていて、それが種になっている写真が載っていました。ので、ここのオウレンもミツバオウレンで間違いないことを確かめることが出来ました。

<追記 2>ミツバオウレンではなく、セリバオウレンかキクバオウレンではないだろうかと。

この時はどの写真も葉が苔に隠れていてわからないのが残念・・

 

      

 

 ↑ 帰り道はここへ下ってくる予定

オウレン小屋 

ここから夏沢峠と天狗岳へのルートあり

 

 群馬県側をみると、荒船山と妙義山かな

↑ 乗鞍岳  ↓ 御嶽山

霧ヶ峰や車山方面 北アルプスがうっすらと

夏沢峠・ヒュッテ夏沢(今期は休業)

↓ 本沢温泉方面を覗く

硫黄岳への1時間の登り

花はコメバツガザクラしか見当たらない・・

 

 

爆裂火口をのぞく

この壁の層・・何回噴火しただろう・・数えることができたのは8層

    

 

硫黄岳頂上 小休止、寒くなり毛糸の帽子を被った 12℃

 横岳~赤岳~中岳~阿弥陀岳

横岳はここから見ると大きな塊りにしか見えませんが、硫黄岳と赤岳の間に南北に長い山、里から見ると良く解かります。ゆっくり稜線を歩くと2時間かかります。今回はこちらから半分だけ、目的の花に出会ったところで引き返しました。

大同心・小同心をみる あのあたりには目的のツクモグサが居るはず・・

 

佐久側の斜面は残雪が多い 

以前、6月だったか、佐久から杣添尾根を横岳に直登したとき、残雪の多さで苦労した

硫黄岳を少し下り 横岳への登り60分

 横岳山頂着 大権現2829m 11:50 昼食

 おにぎりとワカメラーメン卵入り。フキと油揚げ・こうや豆腐の煮もの、ホタテのソテーなど

      

 

ご飯のあと荷物をデポして、空身で花探しに60分

 チョウノスケソウは前年の枯れた葉と今年の小判型の緑の葉

 ↓ ここもコメバツガザクラの蕾

 

これは何の葉かな?

 

 

      

いつものようにオヤマノエンドウとチョウノスケソウとツクモグサをスカイビューで撮りたかった・・

おっ!ありましたよ!見つけましたよ!と歓喜の声

 どの花も咲きはじめたばかりなので茎と葉は隠れてます

キンポウゲの仲間でも一番早く咲く花、沢山の繊毛をつけて寒さから身を守っているのかな

そこは離れているのでおおかたがズームで撮った映像になる

蕾さん

   

 

 

ふたりが並んでいてくれました

   

 

 冠をのぞかしてね

 

ここはいつも風に悩まされるところ、今日はその風がおとなしく有り難かった

沢山咲いているように見えますが、同じ花を方向を変えて撮ってます

いつもの最盛期の何分の1ほど。

沢山の花に会いたい方はもう1週間ほどお待ちください。

 

 

横岳山頂からの下りは梯子や鎖場などちょっと怖い場所

いつも咲いているキバナシャクナゲはまだ蕾

 硫黄岳に登り返す

  

 ケルンを入れて南八ツを撮りましょう

 動きの速い雲の隙間から赤岳・中岳・阿弥陀に陽が当たります

 

私は、いつものこのアングルがいいな~赤岳と中岳を背景に。 

             その奥に南アルプスが少しだけ見えます  

 

ここから赤岩の頭へ向けて下る

 

 ↓ 途中黒い雲から小雪が舞い下りてきたたシーン 気温7℃

 

赤岩の頭付近には大きな雪渓が残っている。

ここは赤岩の頭、ここから赤岳鉱泉へのルートがあるが、今回はここからオーレン小屋へ下る

 

その道はどっさりの腐った雪、先行者の靴跡があったが、同じようにそこへ踏み抜いたり、滑ったり

苦労して下った。

15:35 ふっ~やれやれと、オーレン小屋へ下ったのでした。Ozakiさんお疲れさま~

ここから夏沢鉱泉の下、駐車場所まで歩く・・疲れた脚が辛い

 

16:10 駐車場所まで30分

  今日は温泉はパスして、下道でなく高速道で帰ろう

行動時間は約8時間、計画通りに何とか無事歩き終わった。

1年に1回は会いたい花、昨年はなぜか登っていない。

そろそろ日帰りは無理になるかもしれないが、今年の様に泊まれない小屋が増えるとどうなるだろう。

 

今日の歩数;29,000歩 速歩120分 消費カロリー1,060㎉

 

 

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8 コメント

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Unknown (marugao)
2020-06-01 05:40:27
フォローありがとうございます!山の風景に大変癒されました。私も自然豊かな所に行きたいなぁ。ブログ楽しみにしております。
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marugaoさんへ (nemobaba)
2020-06-01 06:46:26
山の花や庭の花など自然の中で暮らしています。
宜しかったらどうぞ!
このところコロナ関係のことを.残しておきたくて毎日更新してますが、収まれば2~3日おきになるかもしれません。
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ツクモグサ咲いてる。 (トドクロちゃんと山登り)
2020-06-01 11:38:25
nemobaba様
こんにちは。

少し早いかなと思いましたがツクモグサ咲きだしていますね、それにしても可愛い花。
もう少し時期を遅らせるとウルップソウも咲きだしますね、その頃行ける状況になると良いですが。

それより美味しそうなお弁当。
大自然のなかで食べるとより美味しくなりますね。
返信する
inakunさんへ (nemobaba)
2020-06-01 13:34:37
はあい!大好きな花に合うことが出来ました。
20年ほど前に山頂下の小屋に泊まった時、新雪が降ったのですが、日当たりのいいところに美しいツクモグサが咲いていたのです。
ですから、5月末には咲き始めているという確信があったのです。でも今年の4月は山では雪が多かったようで予想より花も遅れていました。
29日にはウルップソウの気配は全く無かったです。
私は人手の少ない日を選びました。今年の山へどのくらいに人が行くか、私たちの様に日帰りの登山者だけになると、山小屋の営業が立ち行かなるのではと心配です。
日帰りのお弁当は他の荷物が少ないので、好きなものを料理して持ち込みます。大勢になるともっといろいろなご馳走が集まります。
今年は大勢のパーティでは行かないように言われてますから淋しいです。
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ツクモグサ (マンタン)
2020-06-02 09:33:29
おはようございます。
ツクモグサは初めて拝見しました、と言うか初めてしりました。
貴重な花なのですね、さすがに素晴らしい花です。

八ヶ岳の山並みを懐かしく思い出しました。
ほとんど冬で茅野~美濃戸~行者小屋か赤岳鉱泉を経て、登っていました。
花の時期もいいですね・・・
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マンタンさん、おはようございます。 (nemobaba)
2020-06-02 09:56:20
はあい!貴重な花なのです。
20年ほど前、転勤先の病院の山仲間に教えてもらいました。この時期に横岳の諏訪側にしか咲かない花です。以来毎年のように訪問してます。
白馬岳の山頂部にも咲いているとというのですが、6月の大雪渓を登って探すのはビビッてしまい、いまだに確かめていません。
八ヶ岳はこれからウルップソウやコマクサなど花の時期になります。花の量は北海道の高山ほどではないのですよ。でも一回どうぞ見に来てくださいませ~
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ミツバオウレン? (Unknown)
2020-06-19 13:46:09
ミツバオウレンと記載された花は、多分、オウレン、キクバオウレン、セリバオウレンの方が近いと思います。
https://www.ootk.net/cgi/shiki/shiki.cgi
で確認願います。
それから男鹿…に掲載の花はキクバオウレンでした。
ツクモグサの写真、目の保養になりました。
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コメントいただきました。 (nemobaba)
2020-06-19 13:58:01
ありがとうございました。
キクバオウレンかセリバオウレンと追記します。
葉を撮っていなくて判定が難しくて残念です。
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